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報告のゴールは、”認識”させるまで


おはようございます。

わたしは、毎週木曜日の7時に、不動産営業マンに向けて「ビジネヒントになる記事」を投稿しています。

先週分の投稿が、月曜日までずれ込みました(すみません。)


わたしは、飛び込み営業0回で、3年間で100棟以上の戸建分譲をおこないました。

これは、かなりのハードワークです。

ペースでいうと、土地の売買契約を月に2件〜3件おこない、解体建築チェック、近隣トラブルの対応など、現場の仕事も自分でこなします。

朝は9時に出社して、帰宅は深夜の0時過ぎ、休憩はありません。(飛び込み営業をしないので、外に出て居眠りをすることもできないのです。)

そうなると、どうなるでしょうか?

日常的な会話が必然的に「早口」になり、上司へ報告するときは「手が空いていたらよろしいでしょうか?3点報告があります。」と前置きをしてから、簡潔に、正確に、情報を伝達するようになります。

そうでもしないと、日々の仕事を終えることができません。

報告する意識は高かったと思うのですが、上司も忙しいので、内容が全然伝わっていないことがありました。

上司が忙しくて「あー。うんうん。わかった!」みたいに流し聞きをしている様子でも、わたしからしたら「報告はしたぞ」となるので、その場は報告完了となります。

やっぱり問題が起きると、上司からは「そんなこと聞いてないぞ!」と怒られるのは部下(わたし)です。

「報告したじゃん!上司は忙しいからって、聞き流すのがいけないんだ!なんて理不尽なんだ!」と思っていたのですが…最近、「おや?どうやらこれは、わたしに問題があるのでは?」と感じるようになりました。

報告は、相手に”認識”させないと、報告したことにならないのです。

たとえば

「近隣から『解体の音がうるさい』とクレーム電話がありました。」という同じ報告でも、伝え方やニュアンスや空気感で、相手に伝わる印象は全く異なります。

自動販売機でジュースを買いながら、横にいる上司に「そういえば、近隣から電話があったんすよねー。解体がうるさいらしいので、わたしのほうで対応しておきまーす。あまり怒っている様子はなかったんで」と、雑談みたいに報告するパターン。

この後に、近隣と大きなトラブルになっても、上司からしたら「問題なさそうだったじゃないか。きちんと報告してくれよ」となりますし、なんなら「クレームがあった」という認識すら持っていなくて「報告を受けていないぞ!」と、”言った言わない”を招いてしまいます。

一方

きちんと上司のデスクへ行き、真剣な眼差しで「近隣から騒音のクレーム電話がありました。トラブルを防ごうと思い、わたしが対応します。また問題が起きたら相談させてください。」と報告すれば、なにか起きてもすぐに助石が相談にのってくれるでしょう。

報告は、事実関係をただ言えばいいわけではなくて、相手に正しく認識させるまでがゴールなのです。

仕事をチームでやる以上、円滑にプロジェクトがまわるように、時にはメールやチャットで文章に残して、時にはボイスメッセージで空気感を伝えて、報告する側も工夫をするべきなのです。

報告する側も、相手の様子を伺ったり、いちいちタイミングを見計らうのが面倒なんですけどね…

「なんで報告したのに聞いてないんだよ!」と不満に思っても仕事は進みません。

自責の念をもって「正確に、相手に認識させること」をゴールに報告をおこなえば、お互いに気持ちよく仕事ができるはずです。

わたしも、そのように考えられるようになるまで時間がかかりました。(大人になりました。)

とくに

「クレーム産業」といわれる不動産業界では、報告が特に重要です。

自分を守るためにも、こまめに、正しく、相手に認識させる報告を心がけるといいかもしれません。


PS…

7月中盤

不動産が動いてきました!

今月もたくさん契約をするために全力で働きます!

不動産営業マンのみなさま、週のはじめからお互いに頑張っていきましょう!また来週!

サポートをいただけると記事を書くモチベーションになります! ビジネスのヒントになる記事を、もっと書きますね(^_^)