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私が生きて活動する理由


「どうしてそんなに頑張るの?」

と言われることがある。


本来本職は自営業ネイリストであるはずの私が、

(まあ多分難病持ちにはそれだけでも頑張っているほうなのかもしれないが)

多分それ以外の色々な活動を行うことに対してである。


一言で言うと、めちゃくちゃかっこよくなってしまうが、

誰 か の 希 望 に な り た い か ら

である。

かっこよすぎて申し訳ない。


頑張る理由というか、私が生きている理由そのものが、

それしかない。


毒親の両親の元に生まれ、

両親の希望通りにしなければ全てを否定され、

両親の宗教のせいで極貧生活を送り神社の奥に一家で住み、

「知的障害の兄の面倒を一生見てくれ」

と言われながら育ち、

学校ではいじめに遭い、

思春期に一生治らない難病も発症し、

難病にかかった理由も親戚一同から宗教を信仰しないせいにされ、

自分も他人も信じられず、

性格が歪みに歪み、

いわゆる「メンヘラ」のスーパー版、

「ハイパーメンヘラ」的なものに進化し、

常に「死にたいな」という気持ちを親友にして生きてきた。


昔死ななかった理由は、

「死ぬ勇気がなかったから」

でしかなかった。

いつ死んだって何の後悔もなかったけれど、

ただ、死ぬのがめちゃくちゃ怖かった。


けれど「死なない理由」は、

社会人になって少しずつ変わっていった。


たまたま生まれが不幸で、

たまたま育ちに恵まれなかった人が、

絶望して自分から死んでしまうような世界なんて救いがなさすぎる、

と思うようになった。


私が死にたい時、

いつも私を助けてくれたのは、

音楽や本や映画だった。


「明けない夜はない」

なんて単純でそれっぽい安っぽい言葉なんかではなく、

人間の、嫌らしくて汚くて醜いところを、

「これでもか!!」と描写されているのを見たり、

つらい気持ちを代弁してくれているような作品に触れることで救われてきた。

現に私の夜は未だに明けていないのだ。


それでも、夜は明けなくても、

私はいま何とか生きている。


何もかも全てを乗り越えたわけではないし、

相変わらずハイパーメンヘラではあるが、

何とか不器用ながらも生きながらえている。


私がかつて色々な作品に救われたように、

いま「死にたい」と願う誰かの希望になってほしいと思い、

そのために私は生き、いろいろな活動を行っている。


私は「面白い」と言われるのが一番好きなので、

「面白いと思われたい!!!!」

というのが承認欲求のメインになっている。


面白ければ、

死にたい人に寄り添う以外にも、

別に死にたい人でなくても、

エンタメとして楽しめるからである。


最近は、

「メディアに出ていると『すごい人』ということになる」

ということに気付き、

「めっちゃメディアに出てえ・・・・・・」

と思うようになった。

生まれも育ちも恵まれていなくてハイパーメンヘラでも、

「すごい人になれる」

ということはきっと誰かの希望になれるはずだからである。

もっともっと若い頃に気付いていれば、

きっと何かしらの形で芸能界を目指していただろうと思う。

(顔面的に厳しいのは知っています!)


でもそれは今からでは遅すぎるので、

ちまちま活動を続けていき、

誰かの希望になったり、

誰かのクスッとになったりしたらいいと思い、

私は発信活動を続ける。


願わくば、

誰かの「死にたい」の救いになれることを願って。
















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