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銀鮭の塩焼き定食を食べながら考えたこと

昔から日本人は、「お客さまは神様です」という言葉を刷り込まれてきた。
その解釈を履き違える人もいたりするものだから、そのせいでカスハラなんて社会問題も起きている。

食べもの屋さんでもサービスは無料タダ、といった風潮が根強く残っている印象があるけれど、それならいわゆる大衆チェーン店はどんどんセルフ化、自動化した方がいい気がする。
サービスは無料と思い込んでいる人はそういったお店に行けばいいし、付加価値を理解し、その対価を支払える人はホスピリタティにあふれるお店へ行けばいい。
こんな風に考えると、外食のお店は放っておいてもそのうち自然と二極化していくのだろう、と思う。

それにしても店内に整然とタブレットが並ぶ光景というのは、ほんの10年ほど前にはあまり目にすることもなかった気がするけれど、これ、1店舗に何台くらいあるんだろう。
おひとりさまのカウンターには当然席数と同じだけ設置されているけれど、あとはテーブルごとに1台だから席数 × タブレット、というわけでもない。
また同じチェーン店でも立地などによって規模も違うだろうから、導入されるタブレットの数もお店によってまちまちなんだろうけれど、それでもかなり多いんだろうなぁ、と想像する。

ちなみにやよい軒さんは「注文専用端末などの導入は一律に行うものではなく、店舗のタイプにあわせる。」とのことなので、必ずしも既存店をシン・やよい軒に替えていくというわけではないらしい。
とはいえ今後チェーン店がセルフ化、自動化へと向かうのは、おそらく間違いないだろう。そして今のところ、そのために必須なのがタブレットであり、お店によっては自動券売機などセルフ決済のできる機器ということになる。

現在、やよい軒さんは全国に360店舗以上ある。また、お寿司の有名チェーン店だけでもスシローさんが630店舗以上、はま寿司さんが590店舗以上、くら寿司さんが540店舗以上あり、他に地方のものも合わせるとかなりの数にのぼる。
CoCo壱さんは、1,200店舗以上も展開されているし、ファミレスや丼もの、焼き肉などのチェーン店も含めると、ものすごい店舗数になる。
また、これらチェーン店の中には海外に展開されているお店もかなりある。

そこで、タブレットを眺めながらふと思う。

既存店の入れ替えや今後の新規出店も含め、これらのお店が導入されるタブレットの数は、一体どれくらいになるんだろう。

こういった機器を製造している会社を調べたことはないけれど、その業績はきっと今後も伸びるだろうな。
というか、なんだかんだいってもやはり、まだまだ半導体バブルは続きそうだなぁ、と銀鮭の塩焼き定食を食べながら何となくそんなことを思った。


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