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流星の速度について考察

流れ星を見た
都会のど真ん中です
その日はなんだか少しだけ空が広く見えてて
いつもより静かな夜でした

緑色の太い光が空を切り裂いて
僕の胸に飛び込んだ
その時なぜか涙があふれて
割と少し止まらなくなった
生きている、と

一瞬の時の流れに存在した価値も
先に帰っちゃった友達も
悲しいことを言うよ
僕たちは大人になっていっている

みんな、別々各々の正義に向かって、
交わった糸は綺麗に解けていく
結婚して子供ができて、
それぞれの生活が進んでいく
いつか僕が死んでも、
子供が熱を出して、
僕の葬式には来れないかもしれない

でもそれでも
仕方ないと思えるよ

なぜなら青春を、
愛情と信頼で出来上がったその時期を、
僕たちは共に過ごしたから

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