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岡村靖幸

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岡村靖幸のDATE感想
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【ネタバレあるよ】岡村靖幸2023→2024 WINTER TOUR「元気です」@Zepp DiverCity

【ネタバレあるよ】岡村靖幸2023→2024 WINTER TOUR「元気です」@Zepp DiverCity

岡村靖幸2023→2024 WINTER TOUR「元気です」、
初日のZEPP DiverCityに行ってきました。

そのツアータイトルに何の偽りもなし。

TL上を賑わせているように、「岡村ちゃん、元気でしたよ!」
と、ベランダに立ってみんなに言いふらしたくなる、そんな全開・全快のパフォーマンス。胸を張って「良かった!」と思えましたし、今もライブの興奮を噛み締めながら突然の寒さをしのいでいま

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岡村靖幸ツアー「アパシー」

岡村靖幸ツアー「アパシー」

 
岡村ちゃんの楽曲というのは、青春と官能が表裏一体になった“かさぶた“みたいなもので、無理やり引き剥がそうとすると痛いし、放っておくと成熟して、知らぬ間に消え去っていくような切なさや儚さもある。10代だったデビュー時ならいざしらず、令和になっても、岡村ちゃんがそういったイノセントな世界を保っていられるのは、音楽に対する純粋な信奉、その力を信じている者の強さであり、愛である。

 今回のツアータイ

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岡村靖幸ツアー2022/『美貌の彼方』

岡村靖幸ツアー2022/『美貌の彼方』

LINE CUBE SHIBUYAでの千秋楽を観終えたあと、「美貌の彼方」とは、とてもメッセージ性の強いツアータイトルだったのだなと思わされた。まさに今、私たちは彼方にいる。美貌に気軽に触れられる世界から、という意味において。コミュニケーションに不向きなマスクを付けなければならない、不幸な現実への焦燥感が、このタイトルには溢れている。

普段のライブでは、「モテたい」以外の個人的な感情を楽曲外に漏

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岡村靖幸@人間交差点2019

岡村靖幸@人間交差点2019

岡村ちゃんの得体の知れなさ、みたいなものが垣間見えたのが人間交差点でのパフォーマンスだった。絶賛ツアー中で、約3時間の濃密なDATEを決めているのに、この日に見せた表情はまったく違う。単なる短縮版でも、はじめての方にも優しい、といった“フェス仕様”でもなく、むしろコアな岡村ちゃんがむき出しにされる感じ。ア・チ・チ・チで気合のダンスからスタートするとか素敵そうじゃん。実際、素敵だった。

あれだけの

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岡村靖幸「レッド」ツアー&ミュージックステーションのミニ感想

岡村靖幸「レッド」ツアー&ミュージックステーションのミニ感想

岡村ちゃん、2017年度秋〜冬ツアーとなった『レッド』。
今回はZeppDivercity、中野サンプラザの2ヶ所で。

春ツアーから『レッド』の間には、DAOKOとのコラボシングル「ステップアップLOVE」がリリース。さらに岡村ちゃん単独での新曲「忘らんないよ」も発表されていて、どこで披露されるかに注目していました。

前者は、DAOKOとの掛け合いも素晴らしい、キャッチーで爽快感のあるダンスト

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岡村靖幸ツアー「マキャベリン」

岡村靖幸ツアー「マキャベリン」

岡村靖幸の2018年春ツアー「マキャベリン」、青森、中野、群馬の三ケ所で堪能しました。マキャベリンって一体全体何なのさ、という謎は謎のままでしたが、オープニング、子供の声で「まーきゃーべーりーんー♪」と言わせるぶっ飛んだ演出がピーチフルワールドへようこそ!って感じだったので良しです。

さて、2018年最初で最後(らしい)ツアーとして、4月から6月まで行われたわけですが、ライブショーとしての完成度

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cero「traffic」で岡村ちゃんを見た

cero「traffic」で岡村ちゃんを見た

マウンテンマウンテン~♪

ということで、「山の日」に開催されたcero主催のイベント「traffic」に遊びに行ってきました。ベテラン・新人問わず、ceroが競演してみたい・見てみたいアーティストだけが出演する一日限りのフェスティバルであるこのイベント。今年はDTMP、鴨田潤(イルリメ名義で「チャームポイント」をカバーしているという岡村ちゃん繋がり)、D.A.N.、古川麦トリオ、藤井洋平、岡村靖

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岡村靖幸@WESTgiganticcityland

岡村靖幸@WESTgiganticcityland

夏フェスネタバレです。他が一緒のセットかはわかりませんが。

ギターは純郎〜♪

ということでカムバックしてました。

岡村ちゃん2017、夏のフェス第一弾は大阪。
今年からはじまった2日連続フェスの2日目、一番大きなGIGANTICステージに出演。スタートした当初は薄曇り、やってる途中から強い陽射しにさらされる野外らしい天気のなか、絶好調のパフォーマンス。38℃とも39℃とも言われる灼熱の中でし

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岡村靖幸TOUR『ROMANCE』

岡村靖幸TOUR『ROMANCE』

岡村ちゃんのライブってなんだろうか?

岡村ちゃんのファンはライブのことをもはや当たり前のようにDATEって呼ぶけれど、今回のTOUR『ROMANCE』は、DATEって言葉が持つ意味を問い直すというべきか、初々しさがあり、サプライズがあり、ドキドキもワクワクも感じられるものにしよう、という岡村ちゃんの強い意気込みがあったと言えるでしょう。ベテランになれば大いなるマンネリズムもまた魅力ですが、岡村

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岡村靖幸FALL~WINTER TOUR2016「運命」

いやー、今回はいつも以上に、岡村ちゃんのボーカル力に惚れ直すTOURでしたね。特に豊洲PITでの「イケナイコトカイ」でのスキャット、「ターザンボーイ」のカップリングに収録されているLive Ver.よりも良かったと言えます!つまり生で観たライブではナンバーワンでした。

あの息を呑む迫力の中に溢れ出るエモーション。胸をかきむしりましたね。

ということで、2016年2度目のTOURとなる岡村ちゃん

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【過去日記】むこうみずでいじらしくて/岡村靖幸ライブレポート

※mixiに2013年03月19日に執筆したものを転載。このときが「ビバナミダ」初披露だったのね~というかこの頃はまだmixiに日記を書いていたんだという驚き。

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デヴィッド・ボウイの新作「The Next Day」は、素晴らしいアルバムでした。特に、枯れたボウイの声で歌われるバラードは抜群でした。グッときますねぇ。サウンドに

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岡村靖幸SPRINGTOUR2016「幸福」について

岡村靖幸SPRINGTOUR2016「幸福」について

思い返してみれば、アルバム『幸福』のリリースが朝日新聞の全面カラー広告として発表されたとき、興奮や感動ももちろんあったけれど、感慨深さ、みたいな気持ちがグワッと浮かんで心を満たしていきました。かつて『Me-imi』のリリース発表をリアルタイムで体験したときは“やったー!アルバムや!”という無邪気さがあったのに比べると、じわじわとその喜びが染み渡るような感じだったと言えます。
理由はわりと明白で、自

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岡村靖幸「愛の意味」ツアーレポ

岡村靖幸「愛の意味」ツアーレポ

※以下、セットリストはないですがネタバレしてます。

様々なインタビューを読むと、岡村ちゃんの現在の趣味(?)は「社交」らしい。

自身の社交力のなさを痛感しているらしき岡村ちゃんが、尊敬する先輩や自らを慕う若い世代と積極的に交流しているのは、インスタや対談での人選でも明らか。GINZAでの連載をまとめた単行本「結婚への道」では、結婚に対する憧れや期待、疑問を既婚者に直撃し、「結婚とは?」という人

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岡村靖幸ナイト20151016@ロフトプラスワン

岡村靖幸ナイト20151016@ロフトプラスワン

岡村靖幸ナイト久々の開催。オープニングでDJしました。

でっかい音で岡村ちゃんを聴く……やっぱりいいですね。

「愛の意味」ツアーも楽しみですよ~~~

特に中野サンプラザで観ることができるのは嬉しい。

以下、当日のセットリストをメモ。

〈岡村靖幸ナイト〉●開演前BGM

SWEETMEMORIES/奇妙礼太郎

ダンスホール(尾崎豊)/COCCO

茜色の夕日/フジファブリック

カルアミ

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