【ADHD×子育て】ぽんこつパパの頑張らない育児
今回は育児について。
先週からのほぼ1週間、息子が風邪をひいて保育園を休んでいました。
熱があったので、
コロナ・インフルエンザの検査を受けましたが、
幸いどちらも「陰性」でした。
保育園へお子さん預けているお持ちの方はお分かりだと思いますが、
保育園からの「呼び出し」って結構あったりしませんか?
子供の体温が高い、
もしくは咳や鼻水が出ていると
電話がかかってきて(当然の対応かもしれませんが)……。
私はほぼ在宅しているので、
割とすぐに対応できるのですが、
出社している方などは電車などで戻らなければならないなど、
大変なんだろうな、と想像されます。
子供を持つまでは、
子供を持った後の生活をなかなかイメージできていなかったりします。
だいたい人のイメージって偏りがあるんですよね。
いいことばっかりか、
悪いことばっかりか(笑)
子供を持つ前の自分からしたら
今の自分の生活は想像できていなかった。
もちろん、私個人としては、
子供を持って幸せを感じています。
大変なことは大変です。
子育ては「一大事業」ですからね(笑)
それでも、
子供の笑顔は何よりの励みになります。
とくに私は今、独立して自分の道を切り拓こうとしている段階。
正直、うまくいかないことも多いです。
そんな時に家族の存在は大きな支えになってくれます。
ありがたいです。
おそらく
私は自分一人のためにはそこまで頑張れない人間なのかも。
そう思うようになりました。
実際、結婚するまでの私はひどい遊び人だったので……(苦笑)
私の話はさておき、本題へ入りましょう。
発達障害の親が子育てをする上で
どういったことに不便を感じ、それに対処しているのか?
私(ADHDである父親)が現時点で感じていることを
簡単にではありますが、ご紹介したいと思います!
ADHDである私の子育て
私は以前、「『子育』とは『自分育て』」という記事で、
「時間」「視点」、「人間との向き合い方」に対する概念が変わったことに触れました。
子供と向き合うことは「自分自身」と向き合うことだな〜
と私も日々しみじみと考えることがあります。
発達障害(ADHD×ASDの混合型)の私が、
子育てをする中でADHDの特性により不便を感じたことを主に3つ打ち明けます。
・忘れ物が多い
・子供に長く注意していられない
・イラっとした感情を抑えられない
ADHDを抱えてらっしゃる方は身に覚えがあるかも?
次に私なりの対処法についてもご紹介していきますね!
忘れ物が多い
そのまんまです(笑)
私の息子(1歳)は保育園へ通っており、
父親である私が主に送迎を担当しています。
子供がいない時も忘れ物が多い私でしたが、
保育園へ持参する靴や洋服、オムツを忘れてしまうことが何度かありました。
時には子供のイベントや行事を忘れてしまうことも……
何度も確認したはずなのに……
と、つい自分を責めそうになりますが、
では、どう対処したらいいのか?
と考えた末に、出る前に持ち物を確認するだけではなく、
事前にまとめた荷物を玄関のドア前に置いておくようにしました。
ドアのところに置いているので
絶対に気づけるようになりました。
私の場合は、
「絶対に持っていくもの!」と頭でわかっているだけでは忘れてしまいます。
ただでさえ出発前は子供の身支度で大慌て……
つい、ぽっかり頭から抜け落ちちゃうようです(笑)
ADHDのライフハックに関する記事にも書いていますので、ぜひ参照ください。
発達障害を抱える人にとって重要なのは、
「気を付ける」ことよりも、
特性に合った環境や仕組みづくりこそが何より重要です。
当事者である私はそう考えています。
そして、仕組みを習慣化させることで、
見落としを減らしていくのです。
ただ、イレギュラーな事態になった際(子供は大人が思いもしない事態をよく引き起こします)には、
ついADHDの特性が露出してしまうんですよね。。
そこはもう、しょうがないや!と諦めています(笑)
子供に長く注意を向けていられない
ADHDの特性として注意力散漫が挙げられます。
私はADHDでも不注意優勢型(ADD)の特性が強く、
また「思考の多動」が頻繁に起こります。
子供が歩き始めるようになり行動範囲が広がると、
それだけ子供にとって危険なこともたくさん出てきます。
こちらがいくら注意しても
子供は「好奇心」を覚えた対象には一直線です!(笑)
イラっとした感情を抑えられない
うちの息子は世にいわれるイヤイヤ期に突入しています。
「食べてくれない」
「やめてくれない」
「聞いてくれない」
「〇〇してくれない」ことの連続で、親でもさすがに爆発しそうになることはありますよね。
「ああ、ここは忍耐だ、忍耐」と思いながらも、怒りの風船は膨らんでいく。
ガシャーーーん!(何かが割れる音)
うちの息子は最近モノを投げる癖がついてしまい、
手にしたモノ(食べ物も)を床に落としたり、
棚にあるモノを出しては床に投げたりします。
何度「いけないよ」と言っても聞いてくれませんし、
取り上げると、泣いてしまいます。
まあ、あるあるなシチュエーションだと思うのですが、
何度も繰り返されると
さすがにこちらもイライラ……
後述しますが、
私は息子の頭を叩いてしまったことがあります。
これを読んだ方の中にも
子供に手をあげてしまった経験のある方もおられるかもしれません。
私自身が親に叩かれた経験があり、
フラッシュバックしてしまいました。
「しつけ」に「暴力」が含まれていた時代でした。
息子に手を上げてしまった後は、
罪悪感に苛まれました。
これは絶対に自分の代で断ち切らないいけない。
私はそう思いました。
怒りをコントロールするにはどうしたらいいのか?
アンガーマネジメントについても学んでいる最中です。
体系化できればまた皆さんに共有できればと思っております。
結果から言うと、息子に手を上げることはなくなりました。
もう二度と息子のあの泣き姿は見たくありませんから。。。
【解決法】頑張りすぎないと決めた
子育ての中でも「躾(しつけ)」というのは簡単ではないですよね。
「あれもこれもしちゃいけないの?」
そう思っていた自分の子供時代に親に言われていたことを、
今度は自分が子供に対して言っているのです。
そんなもんだと思えば、それまでですが、
自分が言われて嫌だった気持ちが
私の中にはどこかに今も残っていて、
それを子供に押し付けているような気がしていました。
最低限、社会で共存する上で大事なことは身につけてほしいですが、
訳のわからない常識に囚われてほしくはない。
それが私の意見です。
ただ、それはあくまで私の意見であり、
教育することによって、
私の意見はいつしかまた子供の「常識」になってしまうだろう。
こんなことを考えていると、
何もかもが難しく思えてきます。
かといって、「考えなくていい」とは思いません。
考え続けることが大事なのかな?って今では思います。
子供のことばかりで頭を満たしてしまうと、
子供に「遊びの隙間」を与えていない自分にある時気づきました。
というのも、
「あれもダメ、これもダメ」と言ってばかりの親に自分がなっていたからです。
もちろん、子供を心配する親心の表れなのはわかっています。
ですが、
私は自分の子供の「冒険心」を縛っているのではないか?
と考えるようになったんですよね。
確かに子供が危険な目に遭わないように
注意してあげることは大事です。
子供が危ない!ということが予測される際には
もちろん、「これはやめておこうね」と言って危険を避けさせることも必要でしょう。
ですが、あまり口出ししないで、
見守ることを大事にするようにしています。
子供は「親に見守られているんだ」と思えることで安心して挑戦できます。
私は子供にいろいろなことにチャレンジしてほしいですし、
だからこそ「好奇心」と「探究心」、それに「冒険心」を大事にしてほしいですね。
だから、最近は汚そうが、散らかそうが、
すぐには口出ししないように努めています。
汚すのも、散らかすのも、子供の「仕事」であり「作品」。
そう思うことにしています(笑)
ついつい口を酸っぱく言いたくなりますが、
子供が楽しそうにしているのをできるだけ邪魔しないように私はしています。
子供は親が思っている以上に〇〇している
子供は親が思っている以上に、
親のことをよく見ています。
親の姿勢ですよね。
お父さん、お母さん、
今楽しいのかな?
苦しいのかな?
悲しいのかな?
……
私たち親が思っている以上に
子供は親を見ているんだな〜と最近感じます。
親が楽しそうにしていると、
子供も楽しそうに笑ってくれます。
悲しそうにしていると、
子供もなんだか泣けてきちゃうようです。
なので、
私は子供に何か口で言うよりも、
その姿で語れるようになれたら、と思っています。
別にカッコつける必要はないんですよ、きっと。
無理することはない。
親だって苦しい時もあるし、悲しい時もある。
でも、「懸命に生きている」姿を子供は見ています。
「生き様」でしょうかね。
子供は見ていないようで見ているんです。
そのことを忘れないでいたいですね。
子供にこう生きてほしい!っていう気持ちがあるなら、
まず自分が生きたい!という生き方をしなきゃ。
私は親としてそう思いました。
そして、現在こうして自分の思いを綴ることから始めました。
できることからでいいんです。
子供一緒に親としても、人間としても
成長させてもらっている。
それでいいんじゃないかな。
私はそう思って子供と接していますね。
皆さんはいかがお考えでしょうか?
抱え込みすぎないで、
たまにはガス抜きしましょう?
でないといくら丈夫な心も爆発してしまいます。
親としてきちんとしなきゃ!って思うことも大事ですが、
それに縛られてばかりはつらいでしょう。
いくら丈夫な心もガス抜きしてやらないと、いつかは破裂してしまう。
適度にガス抜きしましょう!
ガス抜きするには、いろんな方法があるでしょうが、
大好きなこと、やりたかったことをやる時間を
少しずつ持つこともおすすめです。
ぜひトライしてみましょう!
そのトライする姿をまた子供は見てくれますから、きっと^_^
最後に
子育てについてあれこれ述べてきましたが、
私には一つだけ自戒していることがあります。
それは、
手をあげることは絶対にしないということです。
前述しました通り、
私は子供が言うことを聞かずに頭に来て、
息子の頭をペンと叩いてしまったことがあります。
ギャンギャン泣いている息子を見て、
本当に心が痛みました。涙が出るほどに
本当に悪いことをしたと息子に謝りました。
「しつけ」とは叩くことでは決してありません。
私自身、幼少期に父に叩かれたことがあり、
その記憶が蘇ったりして苦しみました。。。
もう二度としないと心に決めました。
これまで発達障害の当事者として、
私個人の子供との向き合い方について語ってきました。
もちろん、育児の方針は家庭でそれぞれ違うことは承知の上です。
あくまで私個人のスタンスですので、
「ああ、こんな人もいるんだ〜」くらいに軽く受け止めてくださいね(笑)
本当に最後に
発達障害を抱えていらっしゃる親御さんに伝えたいことがあります。
できない自分を責めないで。
子供に危険が及ばない範囲であれば、もう、いいんです。
しょうがないや!で(笑)
親が笑っていないと、お子さんも笑顔にできません。
「ああ、パパまたやっちゃったよ……ごめんな〜」
と、何かやらかしてしまった際に言うと、
息子は何もなかったように笑ってくれてる?気がします(笑)
親子の笑いのネタにするくらいに済ませられるなら、
それでいいじゃないか〜!
私はもうポジティブに自分のADHDをとらえられるようになりました。
子育てをしていると
それこそ日々いろいろあると思いますが、
今しかない子育て期間を楽しみましょう!
何か苦しいことがあれば、
ぜひ分かち合いましょう!
今回も最後までお読みくださいまして、ありがとうございましたm(__)m
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