後悔しないための大学(学部)のすすめ
はじめに
こんにちは。いつきです。
会津大学にて、学部から大学院まで立体音響について研究していました。
前回の大学院前期課程(修士)のまとめ(URL:https://note.com/itsuki_botti/n/n6ddd19b2ee6c)が案外好評だったので、今回は大学についてまとめてみました。
メインの内容として「大学に入学するかしないか」「大学生は遊べるのか?」「大学の授業って実際どうなん?」「就活と大学院について」「大学に行くのが辛い人達へ」の5点についてお話します。
僕の視点で語るので他の人とは違った主張があると思います。なので全て丸呑みせずにあなたが良いと思った部分だけピックアップして有効活用して頂けたら幸いです。
対象読者
受験する人
これから入学する人
大学生活が不安な人
大学生活何すればいいか分からない人
大学生活辛い人
読み方
まずセクションの下に以下のように四角でくくった文章があります。
そこには内容の概要が書かれています。また飛ばし読みやすいように対象読者の詳細も記述しました。是非活用してください。もちろん全部読んでもらってもいいです。自由にお読みください。
ざっくばらんな結論
この記事は大学を後悔なく過ごしたいなら目的と目標をハッキリさせろってお話です。やりたいことはやればいいしやりたくないことはやらなくてもいい。失敗したらそれは次の経験に活かせるし成功したら喜べばいい。とにかく自分で物事を考え行動することが大事。だいたいそんな内容です。
1. 大学に入学するかしないか
絶対に進学しなければいけないという決まりはないので基本進学しなくていいです。
あくまで大学は高校よりも1つの分野に特化した学問を学ぶ場であり強制的に行くようなところではありません。だから私は無理に進学しなくていいと思っています(勉強が嫌いなら尚更大学に進学しない方がいい)。
ただし、1つの分野に特化した学問を学びたいと思ったり自分がやりたい研究があるなら大学に進学したらいいと思います。また、とある大学の〇〇サークルに入って青春したいとか、とある大学のある制度を使って何かしたいとか、勉強以外の具体的な理由があるなら、それでも大学に進学すればいいと思います。
まとめとして、「大学に行って何をやりたいか、学びたいか」がはっきりしているなら大学に進学してみたらいいと思います。
1.1. 「大学入試」を意識しすぎるな
もし来年受験生の方が読んでいたら大学入試を意識しすぎないことをオススメします。
普通科の高校にて「大学受験に合格しろ」と熱く生徒を鼓舞する先生が多いのではないのでしょうか。
私の通っていた高校もそうでした。皆大学に受かるために必死でした。受かった人は喜んでました。受からなかった人は浪人したり無理矢理行きたくない大学に行ったりしてました。
決して「大学受験に合格しろ」という言葉は悪い言葉ではございません。しかしこの言葉には1つ罠があります。
それは大学入学した後のことは一切考えていないということです。
その結果考える優先順位が逆になっている可能性があります。というのも「大学に行って何をしたいか、何を学びたいか」を先に考える必要があるにも関わらず、「大学に受かること」を先に考えていて後のことを考慮していない人が一定数います。
実際、大学に入学してから「想像してた大学生活と全然違っていた」と嘆く人が一定数います。
大学合格するしないは確かに重要ですが、あくまで入試は大学で生活する上で必要な能力が最低限あるかどうかを試験方式で判別するふるいです。合格が大学4年間生活する上で重要かどうかって言われるとそんなに重要ではありません(もちろん人によって考え方が違います)。
なので「 大学でこういうことがしたい!」という大学に行きたい理由、目的を最優先に意識して、その後に入試を意識して最低限必要な能力を身につける行動に移るべきだと僕は思います。
1.2. 大学はいつでも入学していい
たまに高校卒業してすぐに大学入学すべきと言う人がいますが、正直いつでも大学に入学したらいいです。
「いつ入学するか」よりも、「何をやりたいか、学びたいか」が重要だからです。
高校から進学したり1度浪人してから進学したり人によって様々ですが、別に1度働いてから進学していいし、おじいちゃんになってからでもいいんです。
実際に僕も高校卒業してから、売れないバンドマンしながら働いてた時期があります。過ごしていく中で、立体音響や初音ミク、DAWに触れ、コンピュータと音を用いた研究がしたいという夢が出来ました。それで勉強し直して入りました。
大学でやりたい事がないなら、見つかるまで働くなり旅にでたりしたらいい、やりたい事が大学でしか出来ないってなったら行けばいい。
僕はそう思います。
2. 大学生は遊べるか?
基本的に遊べます。遊べると言っている人がいるので遊べます。僕も夏休みとか春休みは沢山遊んでました(授業のある期間や研究に熱中してた期間は追い込みすぎて遊べなかったですが)。
しかし、「遊ぶ」といっても色々あるので注意点を述べておきます。
まず、大学がある位置によっては遊ぶ場所がなかったりします。実際、会津大学はあまり遊ぶ場所がありません。ネズミの仮想環境施設に行ったりショッピングしたりしたいというなら都会の大学に進むことをオススメします。
また、大学によっては授業が沢山あって遊べないってこともあります。友達作ってサークル入って遊ぶことが目的なら行きたい大学にいる学生のスケジュールとかを調べた方がいいでしょう。
最後に、遊ぶ友達が出来る出来ないはあなた次第です。大学はあくまで学ぶ場でしかないです。友達を作りたいならサークル入ったり自分から話しかけたりすることをオススメします。
3. 授業について
3.1. 授業と自主性~自己管理が大事~
大学の授業は高校よりも難易度は高いです。
授業内容は基礎的なものから発展的なものまで様々あります。しかし、どれも高校で学んだ知識が既に身についているという前提で行います。過去に履修した授業の内容を理解している前提で行われたりするものもあります。なので高校よりも内容は難しいです。
しかし、授業内容だけが難易度を上げているわけではありません。大学の授業を難しくしているもう1つの原因は、受講する学生自身に自主性が求められることです。
例えば高校とは違って授業に出席しないと怒られるなんてことはありません。また課題をやらなかったら怒られるなんてこともありません。
言い換えると出席や課題の提出等、自分で管理しなければなりません。出来ないと落単になる可能性があります。
自分で予定を管理するなんて簡単だ!って思ったら大間違い。とてつもなく難しいです。人間はできるだけ楽に生きようとする生き物です。そのため上手く自己管理出来ない人が多くいます。実際、留年する原因のひとつがこの自主的管理が出来ていないことだと言われたりもしています。
なので、大学の授業を受ける上で、生活リズムやスケジュール等を自分で管理する能力を身につけて置くことが結構大事です。
3.2. 単位とGPA~卒業したいなら単位を取れ~
「単位」とは授業のコマ数や履修に必要な時間を表す基準です。履修した授業である一定の基準(成績)を満たせば単位を取得することができます。
大学を卒業する上でこの「単位」が卒業する上で非常に重要になってきます。会津大学では合計で128単位以上取得することが卒業条件として含まれています。また分野によって取得しなければならない単位が別れています。
一方、「Grade Point Average(GPA)」とは学校での成績を0.0~4.0に数値化したものです。学校によって評価の仕方が変わるので計算が違いますが、履修した科目の成績と単位に応じて貰えるGrade Pointを平均します。計算の仕方は学校のWebページを見たりして確認してください。
なお、GPAは卒業する条件には含まれていません。別に高かろうが低かろうが単位を取得出来ていれば卒業出来ます。
3.3. 受講は単位を取る事が目的じゃない
受講する際、みなさんはよく単位を取る事に必死になるでしょう。しかし、なんのために授業受けているのか意識していますか?単位をとるため?それでもいいでしょう。
僕はいくら嫌いな分野の授業でもできるだけ楽しめるように、何を学んでいるのか、目的、目標をマクロに意識しています。
実はそれぞれの授業に目的や目標、スケジュールが設定されています。シラバスに書かれているので読んでみてください。生徒にどういうことを身につけて欲しいかを考えて先生達は授業を行っているわけです(先生による)。
皆さんには今どういう内容を学んでいるのかを少しでもいいので意識して頂きたいです。授業の受ける姿勢、捉え方がだいぶ変わります。
3.4. GPAが高い=頑張ったで賞でしかない
大学生活においてGPAを気にする人が一定数いるかと思います。しかしGPA良かったところで所詮頑張ったで賞のようなもの、数値で表された結果でしかないのです。
なので目標としてGPAを設定するのはありだとは思いますが、目的としてGPAを意識するのは本来の目的とズレている気がします。授業で何を学ぶのか、何を身につけることが出来るのかを目的として意識すべきだと思います。
以下にGPAに関するコラムとしてGPAが高い人は優秀かどうか、就活に有利かについて議論します。波乱が巻き起こりそうな内容ですが読みたい人は読んでください。
3.4.1. GPAが高い人は勉学で優秀?
まずGPA高いからと言って優秀だとは思いません。というか優秀かどうかを判定できません。
例えば、うちの大学では勉強出来るやつに答えだけ聞いてそれを暗記して高い成績を残す人がいたりします。また人間はジャンルよって得意不得意があります。あるジャンルは高い成績で別のジャンルは低い成績って人もいます。優秀かどうかをGPAだけで判断することは難しいです。
3.4.2. GPA高い方が就活に有利?
就活においてGPAなんて単なる数値の1つでしかありません。高いから有利とか一切あるとは思いません。
就活で重要なのは「あなたが今まで何をして何を感じたか」「会社があなたを採用してどのようなメリットがあるのか」を誰にでも分かる言葉で説明することです。
「GPAが高いでしょ?」なんて言っても会社からは「はぁ、そうですか」ってなるだけです。「ほら!CH〇NELの香水いいでしょ!」とか「俺、あの有名人とあったことあるんだよね」っていう内容薄い会話と同じレベルです。「だから何?お前は何を感じたの?」ってなるじゃないですか。
そんなことよりもあなたが大学に行って経験したことや学んだこと、感じたことを聞いてもらう人に分かりやすく説明できることが大事なのですよ。だから別に就活にGPA高いことが有利だとは思いません。あくまでGPAは勉強を頑張った結果として提示できる証拠のひとつでしかないわけです。
3.5. 「授業に出席しない人」 or 「先生の話を聞かない人」が授業の文句を言う資格はない
前からそうですが、よくX(旧Twitter)でバツラー(Xラー)の方達が授業の文句を言ったりするのを見かけました。また修学支援室(自習室的なところ)で授業に出席をしない人たちを見かけました。
はっきり言わせてもらいます。「授業に出席しない人」 or 「先生の話を聞かない人」が授業の文句を言う資格はありません。授業の文句があるなら出席して授業をしっかり聞いて質問もして単位を取得してから文句を言うべきです。
考えてみてください。ご多忙の中でも我々に講義をしてくれている先生達が、なぜ授業に出席しない人達や講義中の話を聞かない人達に文句を言われなければならないのでしょうか?そもそも単位取れないくらいで文句言う人はなぜテストや課題で点数を稼げなかったんだ?ってなりますしね。
私は全ての授業にほぼ毎回出席して(5年間で欠席や遅刻することが数回ありました)授業の話を聞いていました。ほぼほぼ文句はありません。全授業でいろんな知識を教えていただきましたし、妥当な評価をしていただきました。
授業聞いても理解できないところがあったら授業終わりに直接聞きに行ったり、メールで質問したりしてました。少なくとも授業を聞いていれば、大まかな内容くらいは分かるようになりました(細かい部分は自分で詰めてました)。
ごくたまに文句があったら先生に直接連絡してました(後ろの生徒がうるさくて集中できないから注意してくれとか)。
以前、修学支援室にてよくくる子が授業に出席していなかったのでブチギレたことがありました。その子はそれから頑張って出席して、たまに僕に頑張っているところを教えてくれたりもしました。それからXにて頑張った結果を載せてました。その子の気持ちがどう変化したのかどうかは分かりませんが、授業の文句をあまり言わなくなった気がします。
以上のことから授業を真面目に受講すると文句言いたくなる気持ちも変わるかもしれません。文句を言う前に一度授業に出席し、話をしっかり聞いてください。
4. 就活と大学院について
4.1. 大学院か就職かで悩んでいる方へ
大学院か就職かで悩むくらいなら大学院に行く方がいいんじゃないかなと僕は思います。理由は学部で学んだ知識が新鮮な状態で大学院に進むことができるからです。
ただし大学院に行くならいくつか注意点がございます。詳しくは以前僕が書いた「大学院前期課程(修士)のすすめ」を読んでください。
4.2. 同大学の修士にいくか他大学の修士にいくか
大学院にも同じ大学の大学院に行くか他大学の大学院に行くかの2択で進路が分かれています。私はオナーズプログラムB2という3年で学部を卒業し2年で修士を修了するコースを選んだため、必然的に同じ大学院に行くことが決まっていました(それでいいと思ったので)。
しかし、私は同じ大学の大学院に行ってよかったなと思っています。理由は「先生との相性がよかったから」「狂った(いい意味で)立体音響の研究ができたから」「資金面で多くの援助をしてもらえたから」の3点です。
もし私が他大学の大学院を受けるのであれば「先生との相性」「研究内容の相性」「ラボの形態」「費用」の4点を中心に考えます。
研究をする上で先生との相性はとても大事です。相性が悪かったらストレスが溜まるだけです。僕なら直接会ってもらえないか、またはZoom等でオンライン面談して貰えないかメールで聞いてみるかもしれません。
もし上記の面談が実現できたら「研究内容の相性」と「ラボの運営方法」について色々確認すると思います(もちろんあらかじめ調べた上です)。先生との相性が良くても研究内容で合致しなければそもそも研究できません。またラボの運営方法でも色々あります。例えば全体ミーティングが週に数回ある研究室もあれば、全体ではなく先生と個人でミーティングする研究室もあります(私の研究室は後者でした)。
最後にその大学でかかる費用をあらかじめ計算します。年間学費はいくらかかるのか、学会発表やジャーナル執筆等でかかる費用の援助はしてもらえるのか考えます。多額の借金(奨学金)なんてしてられませんからね。
とにかく、T大やK大に行ってたらかっこいいとか、なんとなく研究できそうとかガバガバ思考で私は選びません。しっかり詳細に事前調査をするべきです。大学院入試はその後に考えましょう。
4.3. 就活について
4.3.1. 働くということ
働くということは少なくともその会社に利益をもたらすために行動しないといけないということを自覚しないといけません。いやいやお前がいうなやって言われそうですが元々働いていた身でもあるのである程度意識できていると思っています。
何が言いたいかっていうと会社に与えられた役割を認知することが大事だということです。今どういう仕事をすべきなのか(行動)、何の為にタスクを行なっているのか(目的)、ゴールは何か(目標)を意識して働くことで、会社にとってのあなたの存在価値が見えてくると思います。
4.3.2. インターンは行くべきか
説明会や会社のWebページで会社の仕事ぶりや雰囲気がわかるならわざわざ行かなくていいと僕は思います。
なぜならインターンは実際に仕事を体験したい人が会社の仕事ぶりや雰囲気を知るために参加するものだからです(ある意味キッザニアです)。会社側はそういう目的のもとインターンを行なっているはず(選考込みのインターンは別)です。
たまにインターンを勉強会だと思い込んでいる人がいますがそれは違います。またインターンに参加することで有利に就活が進められるから参加したいっていう人もいますが、会社側が目指す本来の目的と違うような気がします(例外あり)。
インターンに行く暇があるなら学生らしいことをして楽しんだ方が有意義な大学生活を送れるかつ面接の時に話せる材料になるのでいいと思います。だから私は別にインターン行かなくていいと思っている派です。
4.3.3. 就活中に意識してたこと
僕は2回ほど就活..?(高校卒業後と大学院在学中)しているんですが、その中で意識していたことが2つあります。それは「大袈裟に言わないこと」「誰にも自分のことが分かってもらうように話すこと」です。
まず1番目の「大袈裟に言わないこと」についてですが嘘をいうなということです。例えば、Web関連を開発したことがあるかと聞かれた際は正直に「ありません」って言いました。これでいいと僕は思います。できないことをあたかもできるような口調で話すのはあまり良くありません(会社入ってから後悔することになりますしね)。
また2番目に関しては案外みんなできていないのではないかと思います。例えばどんな研究をしていたかと聞かれた際、「私は現存の立体音響と同等の精度を誇るリアルタイムアドホックラウドスピーカーを開発する研究をしていました。」なんて言っても誰も理解できるわけがありません。しかしこんな感じで分かりにくい言葉で説明する人が多い気がします。そうではなくてもっと誰でも分かるように説明すべきです。さっきの質問であれば「立体音響に関する研究をしていました。スピーカーを動かしても立体的な音が作れるかどうか検証しました。」と言えば、少なくとも「立体音響の研究なんだな。」「スピーカー動かしてなんかしてるんだな」くらいは分かるはずです。こんな感じで分かりやすく話すことを意識していました。
就活では相手に伝わる言葉で正直に話すことが大事です。
5. 大学に行くのが辛い人達へ
5.1. なぜ大学に行くのが辛いのかを明確にしよう
もし大学に行くのが辛いと感じるのであればその辛い理由を明確にしていくことが大事です。なぜならは辛いことへの対処法を考えるにはそもそもの元凶を把握する必要があるからです。また理由を明確することによって今の自分を理解することができるので気持ちが楽になる可能性があります。
「辛い理由を具体的に考えろって言われたところでどう考えたらいいのか分からない」なんて仰る人が居そうなのでここで僕なりの手法を教えます。それはYesNo方式で自問自答する手法です。この手法が1番簡単で手っ取り早いです。
例として「自分の想像してた大学生活をおくれていない。」というパターンに当てはめて実演しましょう。よければ活用してください。
人間関係の問題か否か→No
自分の実力に関する問題か否か→Yes
自分の気持ち的な体力による問題が否か→Yes
授業に関する問題か否か→No
研究に関する問題か否か→Yes
この時点で研究について実力と体力の両方で限界がきているということが少なくとも分かるわけです。では研究についてもっと絞っていきましょう。
今の研究は好きか否か→Yes
研究の進捗に関する不安か否か→Yes
卒業に関する不安か否か→Yes
こんな感じでYesNo方式で自問自答して絞っていく方法を僕はおすすめします。もちろん問題の項目は自分で作ってください。私の使ってもいいですがあくまで自分に当てはめたパターンなので。
ちなみに大きな問題というものは細かく小さな問題に分割することで簡単にとくことが出来るのです。これを分割統治法と言います。授業で習ったことはコンピュータ以外にも色んな場面で活用出来たりするのでどんどん使っていきましょう。
5.3. 休学と退学という選択肢
大学に通わない(通いたくない)ほど嫌なのであれば休学するか退学するかを選んだ方がいいかと思います。通わないのに学費を払うのはお金の無駄です。ただし退学よりかは休学にしてじっくり「何をしたいのか」「幸せと感じる時はいつか」を考えて、そこから続行か退学の2つを選ぶのがいいかもしれません。
もちろん、退学という選択肢もあります。しかし最終手段だと思ってください。ゲームのリセットボタンと同じでまた最初からスタートになるわけです。なのでかなりの覚悟が必要です。ただし働く場所もあって特段大学に行く必要の無い方やバンドで生きていくんだと強く夢を持っている方はこの退学を選んでもいいのかもしれません。
5.3. 大学を好きになるには?
人の好き嫌いを変えるなんてほぼ不可能に近いです。ただし好きになるきっかけを作ることは可能だと思っています。無知な上に嫌いと言っている可能性が高いからです。
余談ですが、私は最初会津が嫌いでした。サイゼもねぇ。スタバもねぇ。ラウンドワンもねぇ。スーパーも高ぇ。電車は1時間に1本しか走らねぇ。春夏秋冬ではなく夏夏冬冬。最悪でしたよ。
しかし今は好きです。なぜそうなったかというと「飯」と「酒」という趣味に出会えたからです。会津には「會津バル」や「DaCiro」、「Irish Bar Craic」「蔵の店」など美味しい店が沢山あります。以前の私はそれを知らなかった。嫁(仮)と会津にあるカフェを巡ったりしたり、先輩方に美味しい居酒屋を教えてもらったりしたことによって分かるようになってきました。いつの間にか会津が恋しくなるくらいには好きになってましたね。
このように知らない知識を得ることで、もしかしたら好きになれるかもしれません。だから大学が嫌いなら嫌いな分、沢山いい所を調べてください。そんな感じで何かきっかけを作ることが重要だと僕は思います。
最後に
最後まで読んでいただきありがとうございました。
人生において大学なんてものは必要ないっちゃ必要ないです。しかしそこに楽しみを見つけることによって自分が変われるきっかけになるかもしれません。
決して頑張れとは言いません。ただ目標に向かって楽しんでください。
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