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itsuki's 図書室 :「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略

最近読んだのはこちらの本です:

ワーママはるさんの『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』。私は最近とても行き詰っておりまして…この本の最初に問いかけられる、「残りの人生も今の積み重ねでいい?」に、自信をもってYES!!と答えられない状態です。(自信満々に答えられる人も多くないでしょうけれど…)

  • 今、36才(もうすぐ37才…)

  • 体力、健康、美容面で明らかに下り坂を転がり落ちていっている。それもすごいスピードで

  • 子どもの入学を子育てのフェーズが明らかに変化してきた。いかに手をかけるか→いかに目をかけるか が大事になってきた。子どもの自主性を育むために、手の離し方も考えないといけないタイミングに。

  • 新卒で入った会社に13年間勤めている。個人で仕事を覚えるよりかはチーム全体を見るようにはなったけれど、基本的にはずっと同じをやっている。そもそも、ほぼ一社としかお付き合いがない会社で、客先に最適化されたプロセス・スキルなので、一般的なスキルとしてはかなり微妙。メンバーも固定化されていて、ぬるま湯感と危機感を同時に感じている

  • しかしながら、私たちは、80才くらいまで、働き続けないといけない

という状況で、あと40年、私は何で飯を食っていきます?と問いかけたときに、本当にどうしようね!!!!!!という焦りがあります。そういう焦燥感を『40代の壁』と名付けているこの本は、そんな私にぴったりな本でした。

40代の壁の解としては、「自分業」を始めてみましょう と書かれていました。

  • お金・つながり・健康の3つの要素を満たす仕事。

  • やりがいが持てる仕事。

  • 自分が裁量権(コントロール権)を持てる仕事。

そして、自分業を始めるために、人生の後半の目的の言語化をして、みんなの正解ではなく自分の正解を見つけること、そのためにキャリアやスキルの棚卸をすること。種を見つけたら、アウトプットし続けながら試行錯誤すること、と書かれていました。自分業の種を見つけられないなら、自分が今までお金と時間を費やしてきたことから考えるとOK、とも。(仕事につなげられれば、出費ではなく経費になる)

私が就職するときに、父親世代の猛烈に働く男性たちから「好きなことは仕事にしない方がいい。好きなことは趣味で留めるのがちょうどいい」と強く言われて、そんなもんかね、と聞いていたのですが、今ならそうは思わなくなってきました。もちろん、好きなことであっても、がんばらなくていいということはないはずだけど、せめて自分がやっていて苦ではないことを仕事にしないと、80才まで自分の力で飯を食っていくのは難しいのではないかなぁ…と。

ちなみに、40代の壁を乗り越える上で…というか何かやりたいことをやる上で、「変化を恐れないこと」が最も大事で難しいと考えています。現状維持が一番楽じゃないですか…。自分と向き合うのって、自分のダメさ加減とも向き合わざるを得ないのでしんどいし。そんなときには、本の最後に書かれた言葉を胸に、ほんの少しでも何か変えられたらなぁと思います。

変化とは、小さな行動から始まります。それがいつしか雪だるまが転がるように大きな力となって、気づいたら「40代の壁」を超えられるのだと思います。試行錯誤した経験は、今後の人生で別の「壁」に出会ったときにも、必ず私たちの力となり、助けてくれるはずです。

というわけで、同年代の方々には男女問わず読んでほしいです。
(いやーそれにしても、40代どうしましょう。今年一年かけてまじめに考えたいと思います)

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