0時3分のマクドナルド

コーヒーが飲み終わらない。
かれこれ2時間以上、コーヒーと闘っている。

先日、自分がカフェオレが飲めるようになっていたことに気が付いた。そして調子をこいてコーヒーを頼んだらこの様だ。助けてほしい。
あれ、そう言えば、どこでどうしてカフェオレが飲めるようになったことに気が付いたのだろう。記念すべき日だったのに、もう思い出せない。直ぐに忘れてしまうから日記を書きたいのに、日記を書くことも忘れてしまうんだよね。

大学生になってから、気が付いたら食べられるようになったものがとても増えて嬉しい。椎茸、こんにゃく、生魚、キウイ、、、。気が付いたら食べられるものが増えていて、なんだか大人になっている。大人には気付いたらなってる。すごくそれを感じる。食べられるものが増えたら大人って考えが子供かも知れないけど。

0時3分のマクドナルドで、私は、大人になってることを感じてる。

大人になった私はフロアを見渡す。端に座る男の子たちは大学1回生みたい。その中のあの子は来月には新しくできた彼女と一緒に来ているかも。

私にも彼のような頃があったはずなのに、今は彼がそんな頃を生きている。生きる時期がシフトしているみたいだ。人生の次の行程に私たちは進む。きっと私は次に、コーヒーを軽々と飲みながら友達と話す、あのお姉さんみたいになっているんだ。

大学1回生の彼は呑気に今を生きているけれど、私はそんなことを考えてる。

0時3分のマクドナルド。色々な人と気持ちと人生が吸い寄せられては入れ替わり立ち代り、マクドナルドは忙しそうだけど、同じ人生が繰り返されてて、案外退屈してるかもな。マクドナルドは予想する、お前は次、あの席の女みたいになってるぞ。

さて、マックの予想は当たるのかしら。

乞うご期待。