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学生時代のセクマイ事情④

カワセミです。

自分は性別での“らしさ”の押しつけが嫌なFtMかX自認です。恋愛対象は今は女性ですが、社会的に「彼氏はこうすべき、彼女はこうすべき、付き合うとはこういうこと!」という意識がなくなるのであれば、男性とも付き合えるんじゃないかなと思ってるくらいです。

さて「セクマイの学校事情」ということで、こういう記事では、学校はあんまり行ってなかったとか、憎んでるとかをよく聞きますが、自分はそんなことはありません。


中学校の時はあんまり楽しくなかったけど、高校は皆勤賞でした。勉強はできなかったけど、めちゃくちゃ楽しかったです。部活もあったし、付き合ってる人がいたから。好きな人に会いに学校に行っていた感じですね。ちなみに共学で、女子と付き合ってました。一部の人には付き合ってるのも言ってました。

相手は周りに知られるのを嫌がってたけど、自分の中では恋愛感情が同性に向くのはあまりにストンときて、一切戸惑いもなかったし、制服とかも当時は困りませんでした。

それよりもっと昔、七五三とか、小学校のランドセルの色とかは相当嫌でした。でもその頃は嫌だっていう言葉を持ち合わせてなかったです。

まとめると、高校の時は自分のことについて真剣に考えてなかった。というか、部活やって恋愛してってなると、それ以外のことに使う脳の容量がありませんでした。


大学も楽しかったです。
大学に入ってから、自分のことをやっとちゃんと考えるようになって、Xジェンダーっていう言葉を知って、いろいろ調べるようになりました。

恋愛対象のことは周りにオープンにしてたし、理解ある友達もそれなりにいたし、行きつけの飲み屋でもカミングアウトしてたので、日常的に困ることは特になかったけど、就活の時に壁を感じました。

就活は男女どっちのスーツを着たらいいか分からないし、でもパンプスは履きたくないし、メイクもしたくない。悩んでたら「一部メンズにしたら」って言われて、就活用のカバンをメンズにして面接に行きました。落ちたけど、そういう格好だったら多少は楽でした。

あと結局一度も大学の進路相談室を使えませんでした。セクマイサークルもないような学校だったし、心理系の学部のアンケートの性別欄が男女しかないような所で、相談室の人が分かるわけないだろうと思ったので。

服ごときで悩みたくないと思って、2、3社興味ある所を見るだけで、結局就活は諦めましたが、でも露頭に迷わずすみました。結局バイトしてた所にそのまま就職できたので。


そんなわけで昔も、なんなら今も、節目節目で困ったことはあるけど、日常的には困ってないし、それなりに楽しいです。

もしかしたら陰では何か言われてるかもしれないけど、直接何か言われることが一度もなかったからだと思います。

だから「大変だったでしょ?」って言われると首を傾げます。でも何も困ってない人みたいに見られても「何も知らない奴に言われたくないな」とも思います。

以上、学校が楽しかったと思ってるセクマイもいる、という話でした。

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