成果にフォーカスすること
継続企業の定義
先日、ツイッターで「最終的にどうありたいのかを考えておくといい」とツイートしました。
これって、いろんなことが当てはまると思いますが、中でも、少子高齢化問題に加えコロナ問題が長引く中、事業の継続が危ぶまれる会社は多くなってきていると言われています。
事業承継問題でも、もし今存在する事業が社会において本当に必要なものであったとしても、自分が苦労するならともかく、それを子供にも押し付けるのは違うだろう、と思います。
例えば会社を永続的に存在させるといった考え方は、経営理論にあるゴーイングコンサーンと言うワードです。つまり、中小企業の在り方は継続企業と言うことが前提であって、事業継承がなされて半永久的に存在すると考えられているのです。
しかし、実際に後継者がいない場合もあれば事業継承されず終わっていく会社もあるわけで、それは存在意義を果たすために手を施した結果です。
もし、存在意義を強いることなくいつ終わってもいいスタイルであれば、現時点での中小企業の在り方に反することになります。
現状の考え方で行けば企業経営の理論上、ゴーイングコンサーンでなければ都合が悪いようですが、この理論を無視して考えると、会社はいつ始まっていつ終わってもいいと言う事になります。
その上で、今回はあえて逆論を呈すると、将来的に畳む事を前提に事業をしても悪くはないと考えていいワケです。ただし条件はあって、成果にフォーカスしないと事業そのものは継続できないということを合わせてお伝えしたいと思います。
継続企業の逆論
例えば、旬を過ぎたビジネスモデルを復活させるのは本当に難しいです。そんな会社が生き残るには、ビジネスモデルを根本的に変えるとか、もしくは新たな分野に進出する、という方向しかありません。
であれば、作り直しするよりイチから作った方が早いです。会社なんて所詮、箱モノに過ぎないワケですから「永続させないといけない」という理由はないです。なので、継続企業の理論には無理があると言わざるを得ないってことになります。
むしろどんどん潰れていくほうが、自然の理にかなっているでしょう。増え続けるなんてことがあるわけがないですから。究極を言えばすべてのものは始まりがあるはずですので、必ず終わりがあると言うのが現実です。
つまり、続けることが目的化していて会社の事業そのもの中身も何もない場合、継続企業の意味があるのか?ってことです。
企業は継続企業、つまり永続的という前提は、資本主義の理論ですが、そこには矛盾があって、立ち上げた事業が潰れずに永久的に存在するなんてことはあり得ないという事です。
しかし、企業をサポートし経営を支援するのがコンサルタントだっていうその考え方も間違ってはいません。世間的にはそう受けられているし、存在価値はそこにあるとも言えます。
経営支援は是とするのか
社会に於いて、企業活動が存在する以上、どんな形であれ、経営支援又は事業支援となればコンサルティングと称して間違いは無いですが、双方にとって意味のない事はすべきではありません。
言い換えれば、無駄だと判断した場合にはコンサルティングは受けない方がいいし、またしないほうがいいと言う事です。
仮に、継続企業の概念を無視したとしても、資本主義に異論を唱えた場合であっても、言えることは1つで、それは、成果を上げなければ存続意義は果たせないって事です。
もし、資本主義の原則を無視したこれに代わる概念があるのなら、会社はいつ終わってもいいと考えられますのが、この場合、事業そのものの存在意義は何なのか?を改めて定義し直す必要はあります。
弊社は、アドバイス型ビジネスのご支援をさせていただいてます。アドバイス型と言っても多種多様のビジネスが思いつきますが、これからアドバイス型のビジネスを起こすとかアドバイス型に転換しようと考えている方も対象としてます。
で、もしあなたが同じようなビジネスの業態であればよくわかると思いますが、アドバイス型ビジネスの典型は、クライアントに対して知識やノウハウを伝えることにあります。なので、自ずと成果にフォーカスせざるを得ません。
成果にフォーカスする5つの条件
例えば弊社の場合、意味のないことをしても時間の無駄ですので、業務改善を受けるポイントとしては、次の5つことを前提条件としています。
・成果が上がる見込みがあること
・素直に言うことを聞いてくれるか
・課題やワークの締め切りを守る
・素直に聞き入れすぐ行動に移せる
・目標設定が明確で向上心に投資ができる
このような条件が揃っていて、尚且つ成果にフォーカスした時、パフォーマンスは良好だと言えます。
成果にフォーカス出来ていれば、事業が継続して行く意味はあります。なので、成果を出せるクライアントに集中し、もっと成果を出してもらうほうが、クライアント側もコンサルティング側もお互いに幸せになれると考えられます。
究極はどう在りたいのか、です
結局は、いつもいちばん最後に言う言葉につながってきますが、「飽きない人生を満喫しましょう」って事です。「飽きない人生を満喫したい」なら…世間の声ではなく自分の声に従えるか?ということが大切になってきます。
つまり、業務改善を施したところで、そもそも時代が必要とするビジネスモデルなのか?ということを見極める必要があります。
受ける側から言えば、クライアントのビジネスモデルが将来性あるものなのか?ってことと、そのビジネスを経営する社長が素直で伸びしろがあるのか?ってことがいちばん重要なんです。
要するに、クライアントそのものが成果を出せる前提になければコンサルティングをしても意味はないと言うことになるのです。
これからの時代、アドバイス型のビジネスはもっと増えると思います。すでにあなたが誰かに何かを伝えるアドバイス型ビジネスをされているのなら、先見の明があります。
なぜなら、今これだけ情報過多の時代ですので、実際何を信じていいのかわかりません。今後時代が進むにつれて益々パーソナル化も進みます。
そんな中で、クライアントが問題解決を求める場合にも、出来るだけ自分に合ったアドバイスを求めるようになります。だから、時代にあった自分流のスタイルでビジネスをする事こそクライアントの求めるスタイルなのです。
はい、ってわけでぜひぜひ今後も戦略講座、参考にしていただけると嬉しいです。
お知らせ
それと、最後にお知らせが3つあります。
・1つ目は、こちらをクリックしていただくと「あなたのファンを増やし続ける25の方法」PDFを無料で差し上げます。SNSやBLOGなどコンテンツマーケティングには参考になりますので、ぜひダウンロードしていただいてあなたのビジネスにお役立てください。
・2つ目は、マーケティングのこと、集客やセールスなどについて質問を下さい。匿名で聞ける質問箱からお願いします。質問を採用させていただいた方は、noteで紹介します。さらに、連絡先明記の方にはプレゼントを差し上げますので、どしどし質問待ってます。
・3つ目最後に、第1回目のnoteからstand FMというラジオ番組で放送してますのでそちらも聴いていただくとよりリアルになります。アクセスの方法は、PPSに記載しておきますのでこちらから聴いてください。ついでにフォローもお願いします。
それでは、飽きない人生満喫しましょう!じゃまた...さいなら。
おまけ
PS:noteフォロワー限定特別企画
連続投稿特別企画として、山陰経済新聞に連載されたマーケティング記事「わかりやすいマーケティング(合計7記事)」を一気に全部無料で差し上げます。欲しい方はフォームよりお申し込み下さい!
↓
「わかりやすいマーケティング」PDFダウンロード申込
<SNSでシェアして頂いた紹介者のメッセージ>
須山さんのマーケティング理論は実践的で、大変勉強になります。
今回、PDF資料が無料なんて、こんなにサービスしちゃっていいんですか???
<ダウンロードした方からお礼のメッセージ>
須山さん、資料を拝見いたしました。ご提供くださいましてどうもありがとうございました!過去三ヶ月、ソーシャルメディアの勉強を猛烈な勢いで行っておりました。その纏めとして本資料に巡り逢えたような思いでした。基本原則が分かりやすく纏めており、なにより大変読みやすい書き方です(余談ですが、全機器アップルのためMacBookの挿絵が嬉しかったも・・・)
最も興味深かったのは、プライミング効果と価格の組み合わせです。ここまでまだ勉強ができていないので、今後の課題として須山さんのお言葉を念頭に置き体系的に取り組むことができればと考えました。
PPS:音声はstand FMから聴いてください!
↓
マーケティング無料相談
↓ ZOOMで相談できます(所要時間:60分以内) ↓
↓ BLOG ↓
LINE公式ページ
↑
お友だち登録してね!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?