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仕事は質より早さ

先輩や上司から仕事を指示されたとします。その仕事に対して、一番何を心がけるべきでしょうか?

私は、スピードだと考えます。
100%の出来で10日後に提出するより、10%の出来でも、その日のうちに報告する方が、結果的に出来のよい仕事ができます。理由は、下記3つの通りです。

受けている指示を理解しきれない
自分が考えていることを、他人に100%理解してもらうことは無理です。長年付き添った夫婦ですら、お互いが考えていることは100%分かりません。まして、上司や先輩など付き合いが短い人の考えなんて分かりません。そのため、上司や先輩が期待している仕事の内容と、自分が認識している仕事の内容で、異なっている可能性が大いにあります。

指示している側が、自分で欲しいものを理解していない
仕事を指示している上司や先輩が、何を期待しているか明確に分かっていないまま指示を出している場合もあります。例えば、赤い服が欲しいと思っていても、お店でいろんな服を見ていくうちに自分の欲しいものが明確になるケース(やっぱり赤じゃなくてオレンジの服が欲しかった)があるかと思います。仕事も一緒で、上司自身が欲しい資料を理解しておらず、部下が作った実物の資料を見ると、自分の欲しいものが明確になり「あーだー、こーだー」と指摘が入ります。

欲しいものが変わる
上司がプレゼン資料の作成をお願いしてきたと思ったら、お客様の都合でプレゼンがなくなった。もしくは、競合の動きを察知して、競合を意識したプレゼンに変えたい。など、仕事は様々な外部影響で変わります。そのため、欲しいものが変わっていないかを確認するためにも、早めの確認が必要です。

これらの理由により、受けた仕事は一発で終わりません。必ず修正が入る前提で仕事は取り掛かるべきです。そのため、なるべく早く軌道修正するためにも、仕事は質より早さを優先させるべきだと考えます。

ちなみに、若い人で、不出来なものを上司や先輩に持っていくと、自分のことを仕事が出来ないやつだと思われるのが嫌で、完成度を高めてから報告しようとする人がいますが、逆に仕事が出来る人ほど、早い内に起動修正が出来るように未完成のままでも早めに持ってきます。


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