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確信のないまま決断する
物事を決める際に、XXの情報がないから判断できない。と聞くことがあります。ただ、どんなに情報を集めても、100%正しい判断をすることは出来ません。
例えば、いくつか提案可能な製品があり、受注の可能性が高い製品を提案する(もしくはSierと組みたい)場合、どの製品/Sierの受注確度が高いか分かりません。また、仮に100%の情報を集めたところで(そもそも何をもって100%の情報と定義するかもありますが)、どの製品/Sierが受注するかなんて、神や預言者でもない限り分かりません。
このような場合は、ある程度情報を集めた後は、腹をくくって決断するしかありません。そして決断をしたら決断したらで、周りからこの決断が正しいのか、あれは検討したのか?これは検討しなのか?横やりが入ります。また、不幸な結果になった場合は、あの時の決断を責められます。そのため、決断には責任が伴います。責任を取って辞めるまでは言わないまでも、何故その決断に至ったかを周りに説明し、周りと納得させる責務を負います。
上司に限らず、周りを見ていると、この決断を出来ない人が結構多いです。冒頭にあるように、「XXの情報がないから判断できない。」と即決せずに、XXの情報を求めたりします。この場合、XXの情報が分かったら、今度はYYの情報が欲しくなります。競合他社が提案している製品を知りたい->競合製品が分かったら、価格が知りたい。。など、知りたい情報に限りはありません。このように判断する情報を調べるうちに、タイミングを逃すこともあります。
また、自分で決断できず、上司やチームメンバーに話を聞く人もいます。皆の意見を聞くことは大事ですし、物事を客観的に見るためにも必要です。ただし、上司やチームメンバーの意見が正しいとは限りませんので、最終的には、自分の中で、上司やチームメンバーの言う通りにするか決断する必要があります。物事には正解はないです。ある程度情報を集めたら、自分が正しいと思う道に、腹をくくって進むしかありません。
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