グラデーションな他者
さまざまなバックグラウンドを持つ方々とお話しする機会が増えたからだろうか。人間ってほんとうに多彩なんだなぁと感じている。
属性とか性格とか、一見同じ色にみえる人たちでも、よく見てみると微妙に色が違う。当然だが、正義も倫理も、快・不快もみんな、異なるものだ。
若い頃は、こういったことになかなか気づけなかった。そのせいで自意識に苦しめられた。
きっと、細かな色の違いを見極める力がなかったんだろう。世の中にはそんなに多くの色があることをしらなかったし、いちばん美しいと思う色が、人によって違うことにも気づかなかったな。
自分がどんな色をしているのかも、何色のグラデーションの一部になっているのかもわからないけれど、この社会がカラフルな色で成り立っているということはわかってきた。
きっと、生涯出会わない色もあるし、私には好きになれない色もあるだろうけど。ハッとするほど美しい、目の覚めるような色に出会うこともあるだろう。
不思議だ。人間ってほんとうに不思議だ。
(Day.14)
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