うつ病にてドロップアウト道中記 #4 我が家の猫。
我が家では猫を一匹飼っている。どん底の状態から数年を経て多少回復し、動物の癒しが欲しいと考えていた頃(正確にいえば、同じ障害者の方に、「猫を飼うのはいいよ。すごく癒されるよ」と言われたのが切掛)、捨て猫の里親の募集を見て我が家へお迎えしました。親の猛反対にあいましたが、最終的には猫を飼うのにかかるお金を私が全額負担するのを条件に許可を得たのです。お迎えした時はまだほんの小さな子猫の時。
「キャワワッ❣️❣️」
初めてのペットに即メロメロ。ペットショップの店員さんや愛猫家のサイトで「猫を飼うにはこうすればいい」を勉強させてもらいました。お外に出すのは危険が一杯という事だったのでお部屋飼い。一緒に遊んで一緒に寝て、トイレの片付けも爪切りもブラッシングもしたりとお世話した甲斐あって、ことあるごとに私の足によじ登っていたので懐いてくれたのだろうと思います。
癒されました。勝手きままというか、自由奔放なところがいいですね。基本一匹でフラフラしてて、時間時間でお気に入りの場所が変わって、伸びしたりボーッとしてたり寝てたり。構って欲しい時は近付いて、満足したら離れていって。本当に好きに生きてる感じがする。猫のそんな生き方を見てると、私も深く考えずにもっと楽に生きてみようと思えました。実際できるかどうかは置いといて、気の持ち用だけでも。
それから数ヶ月が経ち、「多少動けるようになったし意欲も戻ってきた。なら少しくらい働かねば」という気持ちになって、就労継続支援B型事業所に入る事にしました。今までは基本家に居続けていたので猫のお世話もできたのですが、多少なりとも働くとなれば難しくなる。ましてまだまだ子猫。一人きりで部屋に残すのはとても不安。というわけで、家にいることが多い親にお世話してもらうよう交渉。難色を示されましたが渋々引き受けてくれました。
が、実際にお世話するようになってから親の態度が急変。遊び道具やオヤツを買い揃え、子猫に話しかけて一緒にお昼寝添い寝と溺愛ぶり。(あんまり色々買わないで! 私の貯金が減っていく!)
その間、私は働く時間を増やしたり、調子を崩して働く時間を減らしたり、寝込んだりと猫と接する時間が減っていき……ようやく調子が回復の兆しを見せた頃、久しく構ってあげられなかった猫ちゃんに近寄って見れば、私を見た途端に逃げ出す始末。(この状況を見ていた親は大笑いしていた)
大人しく撫でられる時もあるし、撫でてあげればすぐにゴロゴロ喉を鳴らしたり、もっと撫でろとばかりに頭を擦り付けてくるんですけど、いまだに私を見ると素早く逃げていきます……。
チキショウメェェェェェェッ!! でも可愛いだぁぁぁ!!!