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戦略的社内ニートは不要な仕事を見極める


こんにちは、イトウです。
先日、MBAホルダーの私が、自ら社内ニートになった話をしました。
今回は「社内ニートになる為の技法」第一弾として、
・不要な仕事を特定する為の質問
・不要かもしれない仕事への対応方法

を紹介していきます。
一人でも多くの人が、「人生を自分のモノに」していただければ幸いです。

■この記事は、こんな人にオススメ
・仕事が忙しくてイライラしている人
・デスクに大量のポストイットが貼られている/todoリストに大量のタスクが眠っている人
・もっと家族や自分のための時間を増やしたい人
・毎日を心身ともに健康に過ごしたい人
・特に、「わが社こそは大企業病にかかっているぞ!」という人


■不要な仕事とは:顧客か企業にとって「価値」がない仕事

■本当に必要な仕事とは、①受け手(顧客)と、②供給者(企業)の双方に価値がある仕事
平たく言えば、「お互いにメリットがある仕事」です。
この時に満たすべき条件は、双方のディシジョンメイカー(決定権者)が「価値がある」「必要だ」と認定している事が条件になります。

■不要な仕事とは、顧客or企業が「価値がない」と思っている仕事
どちらか一方の片思いでは、仕事は成立しません。
顧客が欲しくても儲けにならなければ、企業は製品・サービスを作りません。
反対に、企業が「これは儲かるぞ」と製品を作った所で、顧客が「要らない」と言えば1つも売れないわけです。



■不要な仕事を炙り出す5つの質問

Q1:言い出しっぺは誰ですか?
Q2:今ある手段では何か問題あるんですか?
Q3:いつ、どこで、この案件をやる事が決まったでしたっけ?
Q4:それって偉い人も同じ意見ですか?
(偉い人:営業部長などの部門長クラスではなく、事業部長クラス)
Q5:それって関連部門も同じ意見ですか?

⇒この内のどれかが曖昧な場合、その仕事は「誰かの自己満足」になっている可能性が高いです。
つまり、顧客のためでも会社の為でもありません。

でも、どうして案件が生まれてしまうのでしょうか?
具体的には、どんな案件が該当するのでしょうか?

■パターン1:顧客が実在しない(Q1~Q3)

次のようなプロセスを取ると、「顧客が実在しない」案件が出来上がります。

・顧客からの要望ではなく、社内会議の思い付きで始めている
(≒マーケットインではなくプロダクトアウト、シーズアウト)
・既存の製品、サービスで間に合うが、その検証をしていない

■パターン2:企業内部で合意が取れていない(Q4~Q5)

具体的には、次のようなパターンが挙げられます。


①事業部長が持っている情報レベルでは「必要そう」。
だけど、現場のミドルマネージャーからすれば「必要なさそう」。
(視座の違いor情報格差)

②社内の特定の部門/人が「やりたい」と思っている。
(自己満足の見切り発車)

③事業部長と部門Aは「必要だ」と合意が取れている。
だけど、部門Bとは合意が取れていない。
(調整未了)


ちなみに、この中には「本当に必要な仕事」が混在している可能性があります。要は、認識共有さえすれば価値ある仕事の場合です。

しかし、仮にその可能性があっても、今は話が拗れて物事が進みません。
進まない仕事には着手せず、一旦状況を整理しましょう。

■不要かもしれない仕事への対応方法

Q1~Q3に答えられない場合: 中止しましょう。
Q4~Q5に答えられない場合: 次のフローチャートに従って対応しましょう。

<補足:求められる姿勢>
・仮に上司が曖昧な理由で案件を振ってきたと分かっても、決して相手を否定してはいけません。
・なぜなら、社内ニートが最も大切にすべきなのは上司だからです。
・社内ニートを実現するキーファクターは、「大して仕事をしていないけど、仕事をしてる感を出す」事にあります。
・その為のレバレッジポイントは上司です。
・上司の味方に付き、上司を味方につけ、上司の目標達成を助けている姿勢を見せる事が「仕事してる感」に大きく寄与します。
(後日詳細を説明する予定)

■まとめ

・不要な仕事とは、「顧客と企業のどちらかに価値がない仕事」、「誰かの自己満足になっている仕事」です。
・不要な仕事を特定する5つの質問:下記の通り。
・基本的に、Q1~Q5全てに答えがでるまでは着手しない。

Q1:言い出しっぺは誰ですか?
Q2:今ある手段では何か問題あるんですか?
Q3:いつ、どこで、この案件をやる事が決まったでしたっけ?
Q4:それって偉い人も同じ意見ですか?
(偉い人:営業部長などの部門長クラスではなく、事業部長クラス)
Q5:それって関連部門も同じ意見ですか?


次回は、「自分がやる段階にない仕事」を特定する質問事例を紹介します。


最後まで読んでくださった方、本当にありがとうございました。
この技法を通して、一人でも多くの人が、「人生を自分のモノに」していただければ幸いです。

イトウ

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