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ストリッパーとして生きるということ

浅草のロック座に行った。人生で初めて、ストリップを観に行った。びっくりするぐらい綺麗で泣いた。本当に綺麗な女性の身体は、やらしさがない。もはや作品だった。生きるアート。ストリップに対して少しでも、やましいものだと思っていた過去の自分が恥ずかしい。

いまだにどこかで、女性は男性に消費されるもの、という意識がある。そんな風に考えてしまう自分が悲しいけど、結局そういうものなのではとずっと思ってきた。男性の機嫌をとることで自分の立ち位置を守ってきた時期がかつての私にあったからかもしれない。

でも、ロック座のステージに立つダンサーたちはそうじゃなかった。顔、身体、肌の色、衣装、振り付け、下着のデザイン。何から何まで一人ひとり違って、みんな素晴らしかった。誰も隠さない。魅せる。魅せることを楽しんでいた。媚びない。そういう彼女たちの姿に圧倒されて、客は拍手を送る。女性の尊厳みたいなものがきちんと保たれている。そういう場所なのだなと思った。未だに男尊女卑がしっかりと存在する日本で、女性という存在があんなにも高尚に扱われるカルチャーが残り続けていることは素晴らしいなと思った。

ストリッパーになりたい。ストリッパーの彼女たちのようなマインドを身に付けたい。私が人から言われた言葉を気にして一喜一憂するのは、腹が立つのは、結局私自身が本当の意味で自分を愛していないから。色々な言い訳をして、自分の一番嫌いなところや隠したいところに蓋をしている。だから、触れて欲しくない部分を非難されたとき、私は揺らぐ。自分を否定されたような気持ちになる。でもそれは結局、私という土台が不安定だからだ。きちんと守って、大事に育てて、自分を日々愛でることをしていれば、そんなノイズは耳に入ってこないはず。自分が可愛くて仕方ない、自分が自分として生まれてよかった、私って最高。そんな風に自惚れてもいいはず。むしろそうやって生きないと、アラサー女子、損じゃないか。

今の自分を全力で愛でる。常に至上最高でいられるように、吸収する。サボらない。女を楽しむ。身も心も美しくなることを諦めない。

自分に言い訳をしない。私は最高!!!!アイアムストリッパー!!!!(のような気持ちで生きる)。

ニュアンスを並べただけのハイテンションポエムになってしまった。とにかくあれです。ストリップって素晴らしい。女に生まれてよかった。女を楽しんでいく。自分も周りも魅了する女になる。ぞ。

おやすみなさい。


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