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【感想】対話と人と読書~絵本de考えるカフェ7.20開催~

大分県鉄輪の志水健一さんが主催する「対話と人と読書~絵本de考えるカフェ7.20~」に参加してきました。
 志水さんは、対話を大切にしたオンライン哲学カフェ・こども哲学の時間・読書会さらに、不登校の子供たちの居場所づくり「別府フリースクールうかりゆハウス(こちらも大分県の鉄輪にあります)」などの活動を行っている方です。
 前回の「スープとあめだま」が面白かったので、2回目も参加してきました。今回の「~絵本de考えるカフェ7.20~」の題材は、谷川俊太郎の「生きる」でした。

【絵本】生きる   詩 谷川俊太郎  絵 岡本よしろう

 今回の絵本は、谷川俊太郎さんが詩、岡本よしろうさんが絵を描いている「生きる」でした。
この絵本は、「生きているということ、いま生きているということ」とはどういうことか、どのような時に生きていることを感じるのかを考えさせられる一冊です。のどの渇き、木漏れ日のまぶしさ、だけでなく、兵士が傷ついていると知った時、人を愛するとき、など色んな場面で私たちは「生きているということ、いま生きているということ」を感じているんだなと、改めて思いました。

 今回も私は、オンラインで参加させて頂いたのですが、鉄輪のフリースクールでも5名の方が参加しており、「大人になると生きるが減っていき、生活するが増えていく」といった話や「大人になると五感を使って葉っぱを触ったり、走ったりすることが減っているのが詩を理解するヒントになりそう」、といった会話が印象的でした。最後には改めてみんなで詩の朗読を。その場には、他者の意見を受け入れる温かみがあり、みんなの意見に優しく、かつ一生懸命に耳を傾ける姿があり、やはり素敵だなと感じました。

今後も毎月開催されるということですので、次回も参加してnoteに感想を載せていきたいなと思います。

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