洞爺湖ぐらし#6 優しくて穏やかで温かくて~ラムヤート・チャクバクドーナツ・annancoffee・岡田屋~
洞爺湖で、絶対行きたいと思っていたお店が2つあったのですが、まさかのどちらも土日しか営業していないとのことで…
お休みをやっといただき、行ってきました!
といっても、行きたかった1つのお店はまさかのこの日もお休みだったので…
パン屋さんだけ行くことに。
目覚ましをかけたのにもかかわらず、バスぎりぎりの時間に起きてしまったので急いで準備。
バスに揺られること30分ほど。パン屋さん近くの洞爺水の駅で下車。
実はここ誕生日の日にも来たことがあるんです(パン屋さんはお休みだったので行けていませんが)
オープンの10時までは10分ほどあったので、ちょこっと湖畔をお散歩。
私は、温泉街の正反対から見るこの洞爺湖の景色が大好き。穏やかに波打つ湖を見ていると、とても落ち着くんです。
ゆっくりしていたらあっという間にオープンの時間。急いでお店に向かうとすでにお客さんが来ていました。
わくわくしながら中へ入ると、素朴で美味しそうなパンがずらり。
美味しそう〜!
ご夫婦でやられているようでなんとも素敵な雰囲気。こういうナチュラルな雰囲気のパン屋さんが大好きな私にはたまりません、!
本当は沢山買って帰りたかったけれど、温めるトースターもないし1人なので
1番人気のエジプト塩のパンとたまごパンを購入。
オーナーさんとお会計の間だけ少しお話。他のお客さんにも声をかけていたので、少しでも客さんとの時間を大切にしているようです。
お店を出てふらふらしていると、同じくラムヤートの紙袋を抱えた人達に出会い、なんだか嬉しくなります。
ラムヤートのご主人に、裏にある珈琲屋さんが美味しいときいていたのですが、オープンが12時からとのこと。それまでパンを食べるのを待とうかと思ったのですが、待ちきれず湖畔で食べることに。
と、以前来た時に寄ったドーナツ屋さんがあることを思い出し、またのぞいてみました。
この前来た時にはなかった種類のドーナツも発見!
今回は、気になったラムレーズンのドーナツと紅茶を購入。
さあ、やっと朝ご飯!
まずはラムヤートのパン。紙袋をあけるとパンのいい匂いがぷわあ~と広がりそれだけでなんとも幸せな気持ちに。
おかっぱの女の子のマークが可愛いエジプト塩パンは、程よい塩気とスパイスの香り。小さなナッツもところどころに入っていていいアクセントになっています。もちもちのパンは、もうこれだけで十分美味しい。
軽くトーストしたらもっと美味しいんだろうなあ。
このエジプト塩パン結構な大きさがあるのですが(おそらく一人でバクバク食べるものではない…)
美味しくてどんどん食べてしまいました。たまごパンはさすがに食べられなかったのでお持ち帰り。
しょっぱいものを食べた後は、甘いものが食べたくなる!のでドーナツもいただきます。
ほんのり優しい甘みのドーナツに、洋酒の香り豊かなラムレーズンがよく合う!おしゃれでちょっぴり大人向きなドーナツ。美味しかった…。
美味しい朝ご飯を終えて、湖畔で紅茶を飲みながらゆっくりと読書。きこえるのは湖の静かに波打つ音とカモメたちの声だけ。
自然を感じながら、本の世界にどっぷりと浸かれる時間が最高に幸せでした。洞爺湖でゆっくりした時間を過ごしたいという方には、本を持ってくることをおすすめします。
そんな朝の時間を過ごしていたらあっという間にお昼前。12時半のバスで帰ろうと思っていたので、その前におすすめしてくれた珈琲屋さんに行くことに。
ラムヤートの裏、1分くらいのところにその珈琲屋さんはありました。ちいさーな小屋に”anan coffee"の看板が。12時少し前だったのですが、オープンを待つ小さな列ができていました。
そこにふっとあらわれた背の高い男性。なんとこのお店、17歳の青年が一人ではじめたというお店なんです!
メニューは珈琲のみ。コロナの影響か今はテイクアウトのみでした。
珈琲を注文すると珈琲豆を丁寧にその場で挽いてくれます。その後ゆっくり時間をかけてドリップ。
目の前で見せてくれるのですが、このゆったりとした時間が心地よい。
しばらくすると珈琲がポタポタ
するとふわ~と珈琲のいい香りが!これだけでもう幸せな気持ちになります。
”しっかりめとさっぱりめ、どちらがいいですか?”ときかれたので、しっかりめを注文。さっぱりめだとお湯をたしてくれるのですが、せっかくなので珈琲の濃い味を楽しみたいと思ったんです。
お兄さんが丁寧にいれてくれた珈琲。見た目からしてとても濃そう!
一口飲んでみると…
濃い…!!苦いわけではありませんが、珈琲の旨味がぎゅっと凝縮されたような感じ。ブラック珈琲初心者の私にはまだ早かったかもしれません…。
でも珈琲の香ばしく豊かな香りが鼻に突き抜け、印象が残る感じは好き。上手く言葉にできませんが、今まで飲んだことがない、こだわりがものすごく感じられる珈琲でした。
あの年齢であんな素敵なお店を作っているなんて本当にすごい…。やりたいことが決まっていない私からしたら、17歳で珈琲一本のお店をやろうと決断したお兄さんには尊敬しかありません。
あんな素敵なお店を開いて、毎日いこだわりを持って仕事をしているお兄さんは、とても生き生きとしていて楽しそう。カッコいいなあ。。
何をするにしても年齢なんて関係ないんだろうなあ、と。珈琲を飲みながら、刺激を受け、充実した時間を過ごしました。
さて、バスに乗って温泉街に戻るとあたりは大雨。傘を持っていなかったので、本を読みつつ小雨になるのを待つことに。
この日は雨も降っていたせいか気温も低く、珈琲で温まった身体もすっかり冷えてしまいました。そこで、気になっていた「白いおしるこ」を食べにいくことに。
雨が少しおさまったタイミングを見て、おしるこが食べられる岡田屋さんにダッシュ!
「白いおしるこ」は洞爺湖温泉の名物スイーツの1つです。もちろん温かいおしるこを注文。
運ばれてきた白いおしるこは温かくてホカホカ。口に入れてみると、白あんと牛乳の優しい甘みがマッチして美味しい。小さなモチモチ白玉がいくつも入っているのが嬉しい!
寒い身体にじーんと沁みます。ホッとした気持ちになれる優しいスイーツ!
なんだか予想以上に食べてしまいましたが、改めて丁寧に優しく作られた食べ物は、食べた人までも優しく、温かい気持ちにさせてくれるのだなあと実感。本当にここに来て、色んな景色を見たり、食べ物を食べる度に自分がとても穏やかになっていくのが分かります。
この今の気持ちを大事に、忘れないでいたいなあ、と思うのでした。
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