【宿泊施設向け】GoToトラベルQ&A ver,2
2020年7月31日20:00時点の情報です。
第三者機関等や適用OTAが追加され、GoToキャンペーンも大きく動き出しましたので追加の情報を下記に記載させていただきます。
本来のGoToキャンペーンは宿泊施設様の未来を守るための施策ですが、
まだまだ確定していない部分も多くあり、
宿泊施設様にとってもお客様にとっても戸惑ってしまう可能性がございます。
現状をお伝えすることで少しでもお力になれれば幸いです。
目次
①GoToキャンペーンによる、予約推移
②本人確認についての注意点
③第三者機関の現状
④還付金についての簡単な流れ
⑤事前カード決済の注意点
①GoToキャンペーンによる、予約推移
各施設様へヒアリングやエリア数字を見ていると、
「予約」「変更」「キャンセル」を含め、
日々の予約の動きが通常の2倍以上で推移しております。
しかし日々増加し続ける感染者数の影響もあり、その内、半分以上が
予約変更とキャンセルとなっており、増加した売り上げがあまり無いのが現状です。
つまり、元々旅行に行く予定の方がGoToキャンペーンを上限で使用できるプラン(1人40,000円)で予約を取り直し、旅行にいく流れになっております。本来の目的である旅行需要の回復は果たせていない印象です。
例えば、今回、白浜の海開きが中止となった「伊豆・下田エリア」については昨年同日対比、50%程度の売り上げ・予約件数となっており厳しい状況は続きます。
まだまだ、旅行需要は昨年に追いついていないエリアもございますが、
少しずつでも需要回復に向け、お力になれるようitomaとして、
新しい価値を生み出していきたく思っております。
今後のitomaの動きにもご期待いただけましたら、幸いです。
②本人確認についての注意点
現在、宿泊施設様から大変多くご質問を頂くのが、
必須である現地での本人確認です。
チェックイン時に東京都民だと分かった場合の対応は、
「予約販路によって対応が異なります。」
じゃらんの場合:35%割引適用のまま精算。
一休の場合:35%割引適用せず、満額請求。その後一休に報告する。
楽天の場合:現在確認中
(現状のヒアリング状況ですが、一休のみ施設管理画面に本人確認後のフローについて記載がございますが、そのほか正式な回答を出していないOTAもございます。)
また、ステイナビを第三者機関に選択している場合、
代表者の免許証など提示していただき、それを複写して保管の必要ありとの説明文がございます。
つまり、お客様がどの販路で予約をしているのかを把握する必要があり、
対応も異なります。フロントの方への周知が必要でございます。
本来OTAの約款では、「住所や基本情報」が正しいものでなければ、
予約は成立しないものになっておりますが、
残念ながら、現状は一致していなくとも予約が出来てしまいます。
そんなシワ寄せが旅館の現地に。かつ、お客様を目の前にした状態で
対応しなければいけないこと、大変心苦しく思います。
いざその状況になった際に、少しでも現場の混乱が軽減出来るこを願うばかりです。
③第三者機関の現状
2020年7月31日時点で116社にまで増えております。
ちなみに、itoma(エイベックス・ビジネス・ディベロップメント)
も無事に認定されました!
(詳細は週明けにご報告させていただきます。)
今回の第三者機関の登録にて、宿泊施設の皆様が身近に利用されている手間いらず、ねっぱん、楽天の登録が気になる事かと思います。
ですので現状のわかっている部分を下記に記載させて頂きます。
※現時点の情報ですので、今後各社の情報詳細が確認でき次第、記事を更新致します。
【手間いらずを第三者機関に設定した場合】
サイトコントローラーの為、WEBから入ってきます予約情報の管理は可能となっており、オプションをご契約の施設様は電話予約も手入力で対応できる仕様もあるとの事ですので、自社、電話含め適用になることが予想されます。手間いらずご利用の施設様にはうれしい情報かと思います。
【ねっぱんを第三者機関に設定した場合】
自社HPのご予約は対応可能となり、ねっぱん++のイージー会計を導入の施設様は電話予約も対応との事です。
ねっぱん、イージー会計をご利用の施設様にはうれしい情報かと思います。
【楽天を第三者機関に設定した場合】
R-withの機能を使用している宿は、自社HPの予約適用が可能になりますが、現状のR-withの機能のみですと電話予約につきましては適応できないかと思います。
今後電話対応可能になる等の情報がわかり次第お知らせいたします。
上記、3社含め、宿泊施設様に身近な第三者機関が出てきましたので、第三者機関選定の混乱の出口が出てきた気がしております。
・手数料がかかるのか、かからないのか。
・手数料は%なのか。
・固定費用なのか。
・入金タイミングはいつなのか。
・35%を建て替え続けるキャッシュフローは大丈夫なのか
等、経営に直接響く情報でございますので、
各社の正式な情報が出た段階で再度検討するのがよろしいかと思います。
勿論、現在お使いのサイトコントローラーやPMSの会社などが対応になった場合、施設様にとっては心強いかと思います。
費用や仕様などの情報はこれから出てくるかと思いますので、施設様にとって最適な第三者機関をお選びいただければと思っております。
itomaとしましては、
・身近なシステム会社が第三者機関に登録しなかった、または、キャッシュフローが怖くてできないなどの現状課題のある部分にできるだけアプローチしていこうと思っております。
少しでも施設様の課題を解決できるよう進めてまいります。
一度第三者機関を登録した場合、現時点では2度目の申請が出来なくなっております。
いずれ再登録方法の詳細な案内もあるかと思います。
また、第三者機関で宿一覧を提出する仕組みになっている為、第三者機関側からの申請でも変更可能です。
第三者機関を決定いただき、ご連絡するのがよろしいかと思います。
④還付金についての簡単な流れ
こちらもバージョン1で記載させていただきましたが、
問い合わせは未だに多いため、再掲させていただきます。
第三者機関の進捗状況により、異なりますが、
各OTAでのGoToトラベルクーポンの場合は宿泊証明書は不要です。
ーーーーーーー【8月末まで】
①自社・電話予約の場合:
宿泊したお客様がGoToキャンペーン事務局へ申請(宿泊証明書発行)
※8月から第三者機関を適応している場合は、クーポンなどのフローもあります。その場合は、宿泊証明書の発行はなしになります。
②OTAからの予約の場合:
7月30日以降にOTAから入った予約のみ、OTAからGoToキャンペーン事務局へ申請します。(宿泊証明書必要なし)
※事前に入っていた予約、または事業者登録は済んでいるが、OTAではまだGoTo未対応の施設様に関しましては、宿泊証明書の発行にて対応
【9月以降】
①自社・電話予約の場合:
宿→第三者機関(給付枠申請)→GoToキャンペーン事務局
宿→第三者機関(情報登録)・宿→GoToキャンペーン事務局
※第三者機関をどこに設定するかによりフローが異なります。
②OTAからの予約の場合:
OTA→GoToキャンペーン事務局
⑤事前カード決済の注意点
現状、自社HPのオンラインカード決済をNGにしている宿泊施設様もいらっしゃいます。
理由としましては、チェックインの際に本人確認をし、その場で35%オフの手続きが必要だからでございます。
その際、オンラインカード決済になっている場合は、請求金額を管理画面などから修正しに行く必要がございます。
ただ、こういった対応がお手間でない施設様もあるかと思いますので、そういった施設様はNGにする必要はないかと思いますので、
施設様にあったやり方をご検討いただければと思います。
【注意事項】
自社予約の場合、販売金額が申請対象金額の為、お気を付けください。
ステイナビ含め自社予約の場合は、表示金額のまま販売し、予約。
現地にて割引対応を行います。
各OTAで、GoToクーポン使用した場合、値引き後の金額で予約通知が流れます。
上記、お問い合わせが多かったため、念のために記入させて頂きました。
現状、複数施設様へのヒアリングなどにて記載させていただいておりますので、詳細が分かり次第、随時情報は更新していきたいと思っております。
現状をお伝えすることで少しでも施設様のお力になれれば幸いです。
また、毎日情報は更新されておりますので、
週明けにバージョン3の記事も書かせていただきます。
コメントやメール、ツイッターなどでご不明点を教えていただけましたら、回答させていただきますので、何なりとご連絡くださいませ。
(大変ありがたいことに前回の記事から沢山ご質問を頂き、
とっても嬉しかったです。質問くださった皆様、ありがとうございます!)
itomaに掲載している、していない等関係なく業界全体でこの状況を乗り越えていきたいと思い、今までitomaに寄せられた質問をまとめましたので、宿泊施設様の皆様の不安を払拭する一助になれれば幸いでございます。
また、本記事は「複数施設様の現状をヒアリング」し、事務局への確認等を行ない様々な場所に点在している情報をまとめたものになりますのでご了承下さい。
情報は毎日更新されますので、「現時点で」という点もご理解いただけますと幸いでございます。
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