記述とは何ぞや?
前回の記事に書いたように初めて習う不登法の山は高く、問題を解いてもなかなか正解に結びつきませんでした。が、択一はできるかできないかは別として対処法はなんとなくわかります。
・根本的に理解していない➡講義やテキストで理解する
・きちんと暗記していない➡覚えるしかない
・テキストの内容と問題が結びつかない➡問題演習を繰り返して慣れる
などです。
対して記述は本当に困りました。
とにかくどうすればいいのかわからず、ずーっとフワフワとしていたことを覚えています。
・何がわからないかわからない➡どうする?
・どう対処すればいいのかわからない➡どうする?
・とりあえずひな形を覚えてみる➡……うん。
・問題で問われると覚えたひな形が引っぱり出せない➡どうする?
・思いきって過去問を解いてみる➡………はぁ?ナニコレ???
・そもそも記述とは何ぞや……➡?????
最後はもう混乱しすぎて、もはや哲学的な話になってきました。
記述の解き方がなんとなくわかってきたかなーと思ったのは、山村講師の「記述式答案構成力養成答練」を受講して、繰り返し答練の問題を解いていた頃、つまり直前期です。
それまでは見よう見まねでなんとなく問題を解いては解答を確認し(後から考えてみればたまたま)あっていた、ということを繰り返していました。しかしこんなやり方では当然ですが初めて見る問題に対処はできません。
答練を通じて、先回りして論点をあらかじめ予測しておくということを訓練して覚えていきました。
この辺はまた別途記事にしたいと思います。
ところで、私は面倒くさがりなので、受験勉強中の勉強時間の記録はしていませんでしたが、記述に関しては当初全くやり方がわからなくて気持ちが折れかかったので、モチベーションを維持するために練習で書いた紙をすべて残しておくことにしました。
A4サイズのカゴを机の下の足元に置いておき、記述で書いた紙をそこにぽいぽい投げ入れていきました。時間をいちいち記録するのは面倒ですが、これならゴミ箱に捨てるのと同じ要領なので楽です。
ひな形練習も、答案構成も、問題演習の解答も。とにかく記述の勉強に関わった紙はすべてここに積んでいきました。
実物の写真がこちらです。
他の受験生の方と比べてこの量が多かったか少なかったかはわかりません。ただカゴが埋まっていく様子は目に見えて分かりやすいので、自己満足とモチベーション維持のためにやっていました。
入門生の皆さんは、やはり記述は取っつきにくくネックになっているのではないでしょうか。
記述に関しては今後もいくつか記事にしていきますので、司法書士試験受験生が通る道、と思ってご覧いただければと思います。
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