講師が紹介する “合格後おすすめの１冊” ～北谷馨講師～
スタンフォード式 最高の睡眠
西野 清治(著)/サンマーク出版
受験生の頃は、どうしても勉強時間を確保するために、やむを得ず体を酷使してきた方が多いかと思います。確かに、合格をするために必要なことだったかも知れません。しかし、無理をすることに慣れてしまった皆さんにこそ、しっかりとご自身の健康について今一度考えてみて欲しいと思います。
健康の基本は「食事」と「睡眠」です。特に今は、免疫力を高めるためにもこれらは非常に重要です。食事に関する本やテレビ番組などは多くありますが、「睡眠」について真剣に学んだことがある方は少ないと思います。私もそうでしたが、「７～８時間寝るのが理想」という程度の認識の方が大半でしょう。
しかし、勉強と同じで睡眠も「質」が重要です。どうすれば質の高い睡眠を取ることができるのか、それを知っているかどうかで大きく睡眠効果は異なります。また、睡眠の質・量は、「健康」だけでなく、起きている間のパフォーマンス力にも影響があります。受験生の方に対して申し上げるなら、寝不足になると間違いなく記憶力は低下します。受験生にとってこれほど恐ろしいことはないでしょう。勉強時間確保のために多少睡眠時間を削る必要があったとしても、無理のしすぎは逆効果です。また、時間を削らざるを得ないからこそ「質」を高める方法を知っておくことは重要です。
今回この本を紹介させていただいたもう１つの趣旨として、「合格後は、法律だけでなく色々な分野に興味を持って欲しい」ということがあります。受験生の間は、様々な情報をシャットアウトして勉強に集中していたという方も多いと思います。「中途半端な知識は役に立たない」というのが受験勉強でした。しかし、合格後は色々なことに広くアンテナを張っておき、世の中の動きに敏感に反応できるようになることが大事かと思います。
まずは何をするにしても「コロナにも打ち勝つ身体作り」というのが当面の最重要課題ということで、「おすすめの１冊『スタンフォード式 最高の睡眠』」を挙げさせていただきました。皆さんが2021年を健康に、それぞれの目標を達成できる素晴らしい年にできることをお祈りしています。
北谷 馨
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