耳が聞こえないおじいちゃんとのコミュニケーション
おじいちゃん
耳の聞こえないおじいちゃんとはコミュニケーションを取ることがとても大変でした。
父や母は、おじいちゃんの言っていることが分かっているのですが、僕や兄はわからなかったです。
母も最初おじいちゃんの言っていることが分からなかったみたいです。
母も兄も僕もどうやってコミュニケーションを取っていたか。
至って簡単。
紙に文字を書いて伝えていました。
紙がない時は自分の手に文字を書いていたこともありましたね~。
紙に文字を一回一回書いて伝える。
これが、本当にめんどくさかった。
だから、口元と声の音を聞き分けて聞くようにしてみました。
すると、案外わかるものなんです。
わからないときはわからないんですけどね笑
今考えるといい経験させてもらってたんだなと思います。
父
父方のおじいちゃんだったので、父が一番大変だったそうです。
道東出身なので自然がいっぱいな分どこかに移動するときには、車は必要になります。
当時は農家を営っていたため、山奥に住んでくらしていました。
ですが、おじいちゃんは耳が聞こえなかったので、当時は車が使えなかったそうです。
そのため、父が小中学生の時に登校する時は歩いたり自転車で行ったりしていたそうです。
その距離はなんと、約15km。
子供の頃の父、すごいです。笑
父の実家に行ったことがありますが、車で20分かかります。
この距離を歩いていくなんて信じがたいです。
僕は、今でも嘘だと思っています笑
免許
昔は、耳が聞こえない人は車の免許を取ることが出来なかったそうです。
ですが、僕が生まれたころにはおじいちゃんは車を運転することが出来ていました。
ということは、おじいちゃんは僕が生まれるまでたくさんの人が知恵や知識を振り絞りたくさんの時間をかけ、運転免許証を手にすることが出来た。
そういうことですよね。
おじいちゃん本当に嬉しかったと思います。
よかったね、おじじ。
~ちょっとしたエピソード~
おじいちゃんはMT車に乗っていました。
免許を持っている方はわかると思いますが、耳が聞こえないからアクセルをどれだけ踏んでいるかわからないんですよね。
発進するときはとっっっっってもうるさかったです。
もう、爆音ですよ。笑
小さい頃は皆一緒かなと思いますが、大きい音って怖かったですよね。
だから、おじいちゃんの車に乗るのは本当に怖かったです笑
朝、僕の家におじいちゃんが遊びに来た時はその爆音で起きてましたね。
ある意味いい目覚ましでした。🤣
今だからこそ
バリアフリーが今は当たり前な時代ですが、おじいちゃんが生きていた時代はどんな状況だったのか。
そして、どんな生活を送っていたのか。
昔の時代を全力で生きた、おじいちゃんからもっと昔の話を聞きたかったなぁ。
だからこそ、自分のおじいちゃんやおばあちゃんは大切にしましょうね!
そして、たくさん昔のことを聞いて下さい。
今がどれだけ、楽な時代になったのか。
昔の人はこんなことがあったんだよ。ということを話す人が多いように感じます。
毛嫌いせずたまには昔の話に耳を傾けることで、私たちのことを今までありがとうと感謝の気持ちが出ると思います。
今は若い人が優先されるような時代背景になってきてるように感じます。
ですが、いま僕らがこうして生きていられるのはおじいちゃん、おばあちゃんであり、お父さん、お母さん世代が僕らに繋げてきてくれたのおかげです。
だからこそ、先人たちを敬う気持ちは忘れてはいけません。
尊敬する人、目標にする人は沢山いた方が人生Happyになりませんか?
まぁそんなこんなでぼくのおじいちゃんのお話でした。
※脱線に次ぐ脱線でした笑
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