見出し画像

人の温かさ


前回の記事に書かせて頂きました。


ご覧になられてない方は是非読んでみてください。僕の体験談ですが…笑



リハビリが楽しい!!


急性期病院でのリハビリのおかげでほぼ麻痺は回復しましたが指先の巧緻性が低く感じたため、回復期に転院することになりました。



僕の回復期病院に行きたいという意見を親は尊重してくれました。



急性期に比べ身体は元気になったので、一週間に1回家族でお見舞いに来るようになりました。


当時はそれが僕ら家族の日課?になっていました。


毎週来てくれる家族やいとこが、GEOで借りてくれるキングダムを読むことで、僕のこれからの趣味になってしまうのですけど笑

それは置いといて、、笑


回復期とはいえ急性期よりもリハビリ室には高齢者しかおらず、同世代の人はいませんでした。

完全に孤独でしたね。


僕の担当の理学療法士さんではなかったんですけど助けてくれたのはお兄ちゃんみたいな明るい理学療法士さんでした。


漫画が娯楽だったので、読みたい!と仲良くなった理学療法士さんに伝えると


「次の日に持ってきてあげる!」


当然ですが急性期の理学療法士さんにはお世話になりました。

ですが、距離が縮まらずなかなか仲良くはなりませんでした。


それもそうですよね。


一日に僕以外の患者さんを、それも様々な症状がある患者さんをみるため一人一人にかける時間は少ないです。


いかにそこで患者さんと仲良くなれるか。


甘い考えかもしれないけれどそこで、思ってしまいました。


「急性期だと患者一人一人にかける時間は回復期よりも少ないな。」


と。



他にも作業療法士さんや、言語聴覚士さんのリハビリを受けましたがやはり理学療法士がいいな。


そして、なぜか


理学療法士になれたら、いいなぁ。


そう思いました。笑


作業療法士さんは第一印象があまり良くなかったので仲良くなれず、指示されることも真剣には取り組めませんでした。

少し、暗い人だった記憶があります。


あと、言語聴覚士さんとは出身地が一緒というところから仲良くはなったのですが、リハビリ自体がつまんないや。

と思ってしまいました。

その人はおとなしいひとでしたね。



最終的には作業療法士さんや言語聴覚士さんとも仲良くなって、リハビリを積極的に行うことが出来たんですけどね。笑



それと比べたら、僕の担当の理学療法士さんとリハビリをする時間が病院内での僕の楽しい時間でした。


きついリハビリでも耐えることが出来たのは理学療法士さんの励ましやリハビリ内容が僕に合っていたからだと考えます。


病院の敷地の周りを軽くジョギングしたり、パークゴルフをしたり、病院よりも少し離れた公園でキャッチボール、バスケットボールをしましたね。


本当に楽しかったです。



全てのセラピストのリハビリを経験してみた側として、


「第一印象とリハビリ内容は大事」


リハビリの内容に意味がある事はわかっているのですが意欲を引き出すことと第一印象(その人が放つオーラ)って本当に重要だな。


とおもいましたね。



話が飛びますが、退院するころには僕は病棟内のアイドルになっていました。笑


看護師さんや病棟内に居るおじいちゃんおばあちゃんと仲良くなってチヤホヤされ嬉しかったです笑(僕、単純ですね笑)



退院するときにお世話になったセラピストさん方に退院の挨拶をさせて頂いたのですが、理学療法士さんは退院するときに泣いてしまいました。

当然、僕も泣きました。


なんか、その人とリハビリをする。それが僕の日常に代わっていました。


とても変だと思うと思うんですけど、それくらい充実した毎日を送っていました。


帰り際に理学療法士さんは


「元気で頑張ってね、今度一緒にパークゴルフしようね笑」

「退院したら一緒に飲みに行こう!」



この人のリハビリを受けてよかった。


そう思ったのと同時にこの人と一緒に働いてみたいと。


そんな感情が芽生えました。


ただ、理学療法士になんて俺になれるわけがない。無理だ。


そう諦めていましたね。


長々と書かせていただきましたが要するに、、、


理学療法士になりたいもう一つの理由は、


「様々な理学療法士さんに人としての温かさに触れることが出来たことで、その人と一緒の職場で働いてみたい。そして、その人から受けたリハビリをケガや病気を患った患者さんに提供して幸せになってもらいたい。」


これが僕が理学療法士を目指すもう一つの理由になりました。


最後の理由は次回に書かせていただきます。


#理学療法士 #PT #リハビリ #理由 #第一印象 #人の温かさ  


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?