「小説は誰に向かって書かれるのだろうか?」
9月30日
荒川区立「荒川ふるさと文化館」で講演。
タイトルは「小説は誰に向かって書かれるのだろうか?」
13時30分からの講演だが、11時45分頃、会場に到着。
マイクは故障中とのこと。生声で。
講演といっても、原稿なしで90分話し通す自信などないので、90分の原稿をきっちりと準備。
パワーポイントのスクリーンを見せながら、原稿を読み上げる講演。
自分の書いた文章を読むのは、当然のようだが、気持ちがすっと乗る。不思議な感覚だった。
noteやX(元Twitter)で活躍している澤木チャレ夫さんやぼんやりRADIOさん,山本英治 AKA ほなね爺さんもきてくれた。うれしい。
アンケートを拝見させていただいたが、好評のようで一安心。
帰り道、妻くんと南千住にあるカフェ・バッハに行って、コーヒーを飲んだ。到着したときは混んでいて、ちょっと待ったのだが、出たときはすいていた。そういうものだ。
〇月〇日
佐々木愛さんの「プルースト効果の実験と結果」読了。
プルースト効果が意味する中身が気になって購入。プルーストといえば、言うまでもなく大長編小説「失われた時を求めて」の作者である。この小説に、紅茶にマドレーヌを入れて味わったとき、味覚や嗅覚から記憶が呼び覚まされる有名なシーンがあり、その心理現象はプルースト効果と名付けられている。
この小説に出てくるプルースト効果とはいったい何だろうか。
その中身は小説を読み始めて、2ページ目に出てくる。なるほど、こういうことだったのかと納得。
この本は短編集で、4つの短編が収められているが、この小説がいちばん面白かった。
蛇足だが、「失われた時を求めて」はかれこれ三十年近くもかかって読んでいる。まだ読み終わっていない。その間に、すでに読んでいる巻を訳者を変えて、別の訳文で読んだりもしている。同時にたくさんの翻訳が出ていて、迷う。困ったものである。
〇月〇日
通販で買うことも多いCDだが、リアルCDショップでは、ディスクユニオンに行くことが多い。中野や吉祥寺に行くこともあるが、池袋、新宿、渋谷が多い。ちなみに、ロック系の古本の品ぞろえは、やはり新宿がいちばん充実していると思う。
さて、池袋ディスクユニオンが入っているビルは、雑居ビルにふさわしい。ディスクユニオンは4階にあり、エレベーターで上がっていくのだが、そのビルに行く客層の恐ろしいくらいの混じり合わなさ驚く。
3階はデニーズ(カップルか、ファミリー層)、5階がスイーツ・パラダイス(女子、ギャル系が多い)。昔は、7階がコミックとらのあなだった(オタクたち)。
ちなみにディスクユニオンは中年以上の男性客ばかり。
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