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リアル人生100年時代を生きる。ものとの戦い。(その3)

こんにちは!

「トコトン・ダイアログ」
対話ファシリテータの長岡まりです。

今日は、
リアル人生100年時代を生きるシリーズの3.
ものとの戦い。について。

人生の残り時間を数えるようになると
身の回りを整理しなければ・・
という気持ちになります。

自分がもしも
今、突然亡くなったら・・
周りが困るだろう・・と思うから。

人がひとり生きて生活していると
必要とそうでないとに関わらず、
多くのものに囲まれています。

例えば
食事の為の道具。
包丁、まな板、ザル、ボウル、鍋、食器・・等々。

食材をいれる冷蔵庫、冷凍庫の中にも
ものは溢れています。

この家の主がいなくなったら・・
このものたちは、
全く必要では無くなるのです。

散歩の途中に多くある
空家を外から眺めると

持ち主が住んでいたそのままの状態。
外の物干しや花壇の鉢。
キッチンの生活用品。

今でもそこで生活しているような
錯覚を覚えるほど
ものが手つかずで残されています。

多くのものが、もう必要ない。
けれど、片付けるには膨大な労力がかかる。
だから、手をつけられず、そのままになる。

これが今の空家の実態ではないでしょうか?

我が家をみると
築43年の一軒家(5LDK)に
ものが溢れています。

日常、使っているものは、ほんの少し。
なのに、
片付けられない。
捨てられない。

母が亡くなった後、
このものをどうするのか?
今から頭を抱えているのですが、
ほとんど手をつけられていません。

何故か?
母が嫌がるからです。

ものを片付けること、捨てることは
自分が亡くなること前提だと
感じるからでしょうか・・。

使っていなくても
このもの達は、自分の人生の印だと
感じているからでしょうか・・。

「私が死んだ後、片付けて」

と言うのです。
そう言われると何も言えなくなります。

48歳の時の離婚
51歳の時の就職
63歳の時の退職
67歳の時の息子達との同居
68歳の母との同居


ここ20年の間に5回
の引っ越しをしてきた私は
その度に、
ものを捨てる経験をしました。

そして

「人生に本当に必要なものは多くはない」

と思っていますし

なるべくシンプルにものを持たずに暮らそう!

と考えています。

けれど、40年以上、同じ家で
引っ越しもせずに暮らしてきた母は
どのくらいのものが家にあるのか?

押し入れやクローゼット、物置や食器棚の
中を全部出したことがないのです。

だから、家にあるものの全体像を全く
把握できていないのです。

私が、引っ越す度にあぜんとした
棚や引き出しに押し込んでいたものを
外に出してみて

「こんなにものがあるなんて!」

と感じた驚き、そして

「もう、ものを安易に買うのは辞めよう!」

と決心したこと。
そんなことなど、考えたこともないのです。

先日も
冬のこたつ下に敷くラグを
「新しいのに買い換えたい!」
と言い出しました。

まだ、綺麗だし、買い換える必要はない
と私には思えるのにです。

あきれて

「新しくものを買うことはしない!。」
「これ以上、ものを増やさない!」

と強く宣言した私をみて
不服そうな顔をしている母がいました。

「ものとの戦い」は、これからも続きそうです。
はぁ・・・。

今日も最後まで読んでいただき
ありがとうございました!

「トコトン・ダイアログ」対話ファシリテーターの長岡まりでした。

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