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Mon. 「ユニクロ:シー」クレア・ワイト・ケラーが語ったユニクロとラグジュアリーの違い(WWD JAPANより) を考察してみる

Hello! エシカルファッションを志し、
現在は主に日本で織・加工されたリネン生地を使用して服や小物を製作しているitoa.n.のイトア(本名)です

本日は月曜なので
Mon. 先週のアパレルニュースから1つをpick up

会社員時代、繊研新聞とWWD JAPANは新卒入社時から定期購読していましたが、繊研新聞は毎日なのでなかなか読みきれず。。。

週刊誌であるWWD JAPANは週1~2ある休日にまとめて読むんでいたのを思い出します笑

今回はそんなWWD JAPANのこちらの記事から!


まず、ユニクロ:シーとは?

イギリスのデザイナー、クレア・ワイト・ケラーによる新ラインです
(ユニクロ公式HPより)

今季、2023秋冬始動みたいですね

クレア・ワイト・ケラーってだれ?

イギリス出身の女性デザイナー
数々の有名メゾンブランドでデザイナーを経験されています
記憶に新しいのはクロエとその後のジバンシィですね

私個人としては、クロエ時代のイメージが強いです

クロエといえば、どちらかというとガーリーでフォークロアな雰囲気が強いブランドのイメージがありまして、クレアのデザインが「ブランドの雰囲気とマッチしているなー」と当時感じていたことを思い出します

クレアのデザインは女性的と言いますか、フェミニンなデザインが得意というイメージです
少女と大人の女性の間みたいな
可愛らしいけど、少女ではない、かといって、成熟した大人の女性までもいかない
無垢と色香のあいだ、妙齢の女性らしさを感じる、みたいな

全然意味がわからないですね笑
気になる方は一度ググってみてください笑


「ユニクロ:シー」クレア・ワイト・ケラーが語ったユニクロとラグジュアリーの違い(WWD JAPANより)から感じたこと・考えたこと

デザイナーとユニクロのコラボの意義

近年はデザイナーコラボが盛んなユニクロさんです
コラボアイテムを購入されたことのある人も多いのではないでしょうか?

記事の中でクレアは「クロエ・ジバンシィ時代は気に入っても買えない人が多かったけど、ユニクロ:シーだと多くの人へ届けられる」と言っています

メゾンブランドの服は気に入っても高くて手が出せいない人が多い
一方、ユニクロの商品は広く一般的に買いやすい価格です

デザイナーの中には「自分のデザインする服をより多くの方へ届けたい」という思いがあっても不思議ではありません
でも実際はそれがむずかしい問題として立ちはだかる
ジレンマですよね

もしその思いを叶えようとデザイナー個人のブランドやメゾンブランドで低価格ラインを作るとブランドのイメージダウンに繋がりかねない

一方、”ユニクロとのコラボ” という名目があればブランドへのイメージダウンのリスクなく試験的に低価格商品へのチャレンジができるわけです

おまけにユニクロ内部ではデザイナーの考え方やデザインへの向き合い方など、一流デザイナーからいろいろなノウハウを吸収できる機会にもなります

ユニクロの商品が年々デザイン性や着心地が上がっているのは、これらのコラボのおかげな部分もあるのではないでしょうか
まさに一石二鳥ですね


ユニクロ:シーの”C” 今季は「Color, City, Community」

ユニクロ:シーの " C " はクレアの C であり
コレクションを表現するコトバのようです

今季は「Color, City, Community」

あえて明確にコレクションイメージをコトバで表現することでお客さまに自分ごととして捉えてもらうことができるようにした」とのこと

一般的にはデザイナーが表現したコト、そのコレクションを通して訴えているコトというのは、感覚的に受け取ることが多いのではないかと思います

それはコレクションを発表する際のインビテーションや会場の場所、空間、演出、音楽など、コレクションに紐付くあらゆるものから受け取るものだと思います

がしかし、私のような一般人はデザイナーの想いやブランドの方向性、時代の流れなどをあまり明確に受け取るのがむずかしいことも多々あります
(そういうことを読み取きたい、感じたい、受け取りたい!と思うのは少々ファッションフリークっぽい?笑)

そのため、より多くの方へ届ける商品としてしっかりコトバで表現するという手法を取られた、ということですね

2023年秋冬のユニクロ:シーのコレクションとコトバから

「女性的な明るくやさしいカラー
都会的で洗練されたシルエット
人とのつながりやコミュニティの中で活きるデザイン」


というイメージを、私は受け取りました

みなさんは実際のコレクションと「Color, City, Community」という3つのコトバをどう受け取りましたか?


個人的に感じたユニクロ:シーの課題は?

記事の中でクレアやユニクロの方が言われていたことですが、”女性らしさ”の表現にはまだまだ課題があるのかな?と感じました

ご本人たちも言われていますが、やはり素材選びに大きく制限がある中で”女性らしい繊細さ”を表現するというのはハードルが高いんだな〜と改めて感じました

素材があって、デザインがあって、シルエットがあって、細部のパーツがって。。。

服一着はほんとうにたくさんの要素から出来上がっているわけですが、素材というのはとても大きな要素です

ユニクロさんは "Life Wear" をコンセプトに掲げていますから、大前提として毎日のように着られる服でないといけない
そうなると繊細な素材は耐久性が低いですから、使用がむずかしいのでしょう

その課題をこれからどういう形で打破していかれるのか、次回以降のコレクションも楽しみですね


ユニクロ:シー、9/15から販売中です!

コレクションは年2回を予定されているようです

今回が秋冬だから、次は春夏でしょうか?
すでに販売開始されていますので気になった方はぜひユニクロでチェックしてみてはいかがでしょうか

ただ、ぜひお洋服は長く着ることを前提にお買い物してみてくださいね♪


いつもご覧いただき
応援いただき
商品をチェックいただき
ありがとうございます!


服を作りはじめて、たくさんのステキな方々との出逢いがあり
それが大きなありがたみ、幸せみだな〜と日々感じております
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします♪

最後までご覧いただきありがとうございました!

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