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合同展示会「ファッションワールド 東京」、「レザーはサステナブル」の主張が目立つ(WWD JAPANより) を考察

Hello! エシカルファッションを志し、
現在は主に日本で織・加工されたリネン生地を使用して服や小物を製作しているitoa.n.のイトアです

本日はアパレルニュースから1つをpick up
今回もWWD JAPANのこちらの記事から!


ニュースの概要 :サステナブルファッションEXPOで見られた取り組み

合同展示会 ファッションワールド 東京(FaW TOKYO)2023 秋 が10月10日から東京ビッグサイトで開幕しました。

目玉の「サステナブルファッションEXPO」では、皮革産業関連企業の増加が目立ちました。
レザーの代替え素材としてサボテンレザーやアップルレザーも見られましたが、今回目立ったのが「サステナブルなレザー」の打ち出し。

”経済産業省の「JAPAN LEATHER SHOWROOM」ブース内では、畜産から出る皮を革製品に使うことで廃棄や焼却を減らすことができ、結果として脱炭素につながる”と打ち出されました。また、”伊藤園と協業し緑茶飲料の製造時に排出される茶殻を染色剤に活用した富田興業の「レッザボタニカ(LEZZA BOTANICA)」”などが紹介されました。

また、繊維や資源の循環は協業先をアパレルに限らず広く多岐にわたる傾向がみられるなど、幅広い取り組みが見られました。


考察 :レザーはサステナブル?

これは非常にむずかしい問題だなーと常々思っています。
レザーやファーがサステナブルの流れの中で”悪者”のように語られることは多いですが、果たしてほんとうにそうなのでしょうか?

では、エコファーや代替えレザーはほんとうにサステナブルなのでしょか?

ニュース内の
”畜産から出る皮を革製品に使うことで廃棄や焼却を減らすことができ、結果として脱炭素につながる”

これだけをみると、確かに廃棄されてしまう皮のリユースに繋がりますからエコですね。
ただ、ではその畜産はどのような環境で育てられたのか?
それは動物愛護に反さないのか?など、問題は他からもでてきます。

では、代替えレザーはそれ自体はエシカルなものに見えますが、製造過程を遡ってもちゃんと一貫してエシカルなのか?

エコファーに至っては、動物愛護の観点で見るとエシカルかもしれませんが、結局のところ、使用されている素材はポリエステルなどの化学繊維がほとんどですから、それはマイクロプラスチックなどの環境汚染に繋がっていないか?

などなど。。

なかなか、「これはサステナブルでエシカルだ!」と言い切れるものがないのが現状ではないでしょうか。

各企業さま、ブランドさまの取り組みを、消費者のわたしたち一人一人が自分たちで確認し、責任を持つことが必要になってくると思います。


いかがでしたでしょうか?
情報収集や、何かの参考になりましたら幸いです!


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