フォローしませんか?
シェア
伊藤誠之介
2019年11月5日 16:29
2019年の東京国際映画祭(TIFF)も、個人的にはこの作品で終わり。最後の8本目はイラン映画『ジャスト6.5』。そういえば30年以上やってるこの映画祭で、メインのコンペティションの映画を観るのは、これが初めてかも。 本作をベタなTVタイトル風に説明すれば、「実録イラン麻薬密売捜査線24時」といった感じ。麻薬犯罪の横行するイラン社会で、密売組織の壊滅を目指す部長刑事の捜査を描いている。
2019年11月4日 15:27
2019年の東京国際映画祭(TIFF)で7本目は、『マッハ!』『チョコレート・ファイター』で知られるタイの巨匠、プラッチャヤー・ピンゲーオ監督によるホラー映画『Sisters』。ちなみに本作は、すでに日本での一般劇場公開が決定しているとのこと。 こうしてTIFFなどで東南アジアの映画を観るようになって、古いイメージに囚われていたこちらの想像を凌駕する、その洗練された作品群に驚いていたのだけ
2019年11月2日 00:56
2019年の東京国際映画祭(TIFF)6本目。今年観る予定の中で唯一の邦画は、大林宣彦監督と恭子夫人のドキュメンタリー。本当は、同日に上映された大林監督の最新作『海辺の映画館 キネマの玉手箱』も観たかったんだけど、チケット争奪戦にあっさり敗北しちゃったので、仕方ない。 本作はもともと、WOWOWオリジナルの60分番組として、2019年8月に放送されたもの。自分はこの番組を見るために、アナログ時
2019年11月1日 17:31
2019年の東京国際映画祭(TIFF)5本目は、フィリピンのホラー映画。正直言うと、観るかどうかけっこう迷った作品なんだけど、個人的には大当たり! ホラー映画史に残る快作だと、オレは思います。 舞台は1985年のフィリピン。学校で寮生活を送る青年ルイスのところに、遠く離れた実家にいるはずの、双子の妹が訪ねてくる。ところがちょうどその時、「妹が死んだ」という電話がかかってきて、妹の姿は消えてい
2019年10月31日 19:00
2019年の東京国際映画祭(TIFF)、4本目は『フォックストロット・シックス』。インドネシア製だけど全編英語音声の、近未来SFアクション映画。製作総指揮: マリオ・カサール! なんといっても心躍るのが、映画の一番最初にドドーンと登場する「MARIO KASSAR PRESENTS」の文字。 マリオ・カサールと言えば、カロルコ・ピクチャーズを設立して『ランボー』『ターミネーター2』『氷の
2019年10月31日 12:52
2019年の東京国際映画祭(TIFF)3本目はブリランテ・メンドーサ監督のフィリピン映画『ミンダナオ』。 メンドーサ監督は、この夏に有楽町スバル座で『アルファ、殺しの権利』を観て衝撃を受けたのと、その会場で本を買ったらなぜかメンドーサ監督から直筆のサインを頂くというご縁もあって(笑)、最近気になっている監督で。 メンドーサ監督といえば、麻薬戦争をはじめとするフィリピンの社会問題を真正面から
2019年10月30日 15:58
2019年の東京国際映画祭(TIFF)で、自分にとっては2本目にして最大の山場。『私たちの居場所』という邦題よりも、BNK48のファンであれば『Where We Belong』という英語タイトルのほうがなじみ深いはず。 AKB48の姉妹グループで、タイのバンコクを拠点に活動しているBNK48が、自ら映画制作に乗り出した「BNK48 FILMS」の第1作。2019年1月に開催されたBNK48の
2019年10月30日 01:40
今年も東京国際映画祭(TIFF)が開催されている。 今回試しに、TIFFで観た映画について、noteに感想を書き残すことにした。というのも、2018年のTIFFで観た『BNK48: Girls Don't Cry』や『リスペクト』はとても素晴らしい作品だったのに、1年経っても一般上映どころか日本で再見できる機会すらなくて。ならばせめて、当日会場で観た人間が感想だけでも書き残しておくのは、ある