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500社創業の背後にある秘密: 渋沢栄一のチーム作り

『自走するチームの作り方』著者で、チームビルディングコンサルタントの伊藤じんせいです。

部下とのコミュニケーションに困っている上司の方に役立つコラムを日々、投稿しています。

今年の夏から渋沢栄一が新しい一万円札の顔になると報道されました。

この変更は単に紙幣のデザインを新しくする以上の重要な意味を持っていると考えています。

渋沢栄一は、日本の資本主義発展への貢献が評価されて新一万円札に選ばれたとされています。

しかし、私はこれは日本経済の再興への願いを象徴していると見ています。

渋沢栄一は、生涯にわたり500以上の事業創設に携わり、日本経済の発展に貢献しました。

では、なぜ彼が生涯に渡って、このような偉業を成し遂げたのでしょうか?

実は、その答えは、彼のチームビルディングにあります。

彼のチームビルディングについての内容は、今日の組織のリーダーが行っても十分に通用するものです。

今日は、渋沢栄一のチームビルディングの秘訣についてお伝えしたいと思います。

渋沢栄一は異なるバックグラウンドを持つ人々を一つのチームにまとめ上げる卓越したリーダーシップがありました。

彼は、前島密と共に日本の郵便制度を創設し、三井組や小野組とは銀行を立ち上げ、伊藤博文と共に東京女学館を設立するなど、多岐にわたる分野で異なる専門家と協力しました。

彼のチームビルディング成功の秘訣は、主に3つに集約されます。

多様性の受け入れ、共通の目標設定、そして相互理解の促進の3つです。

1)多様性の受け入れ:異なるスキルや視点を持つ人々が集まることで、より革新的なアイデアが生まれると考えました。

2)共通の目標設定:さまざまな背景を持つメンバーが同じ目標を共有することで、チームとしての一体感を醸成しました。

3)相互理解の促進:チーム内での相互理解を重んじ、それが強固な信頼関係の構築に繋がったと信じていました。

これらの手法は、現在のビジネス環境でも有効です。

では、多様性を受け入れ、共通の目標を設定し、相互理解を促進するために、具体的に私達は何からスタートすれば、よいのでしょうか?

私は以下の「話し合い5つのポイント」を意識した話し合いを実施することからスタートすることを提案します。

1)意見・アイディアを肯定(いいね👍):チームメンバーがアイディアを出しやすい環境を作ります。

2)発言に便乗する(だったら〜も):他のメンバーの意見に対して、アイディアをさらに発展させます。

3)可能性思考で(何でもできるとしたら):現実の制約にとらわれず、革新的な提案を促します。

4)質より量を重視する:アイディア生成の初期段階で量を重視し、多くのアイディアから質の高いものを選び出します。

5)たいしたことないアイディアも歓迎:一見、たいしたことがないアイディアでも、価値あるものに変わる可能性があります。

これらのポイントは、チーム内でのオープンなコミュニケーションと多様なアイディアを尊重する基盤となります。

渋沢栄一が異なるバックグラウンドを持つ人々をまとめ、多くの成功を収めたように、これらの原則を活用することで、現代のビジネスリーダーもチームの創造性と協力性を高めることができるでしょう。

渋沢栄一の遺産は、今日のビジネスリーダーにとって貴重な学びを提供します。

彼のチームビルディングの秘訣を理解し実践することで、私たちも革新的な成果を生み出すことができます。

あなたのチームづくりを応援しております!

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著書『自走するチームの作り方』
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