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産地の未来、工芸の未来。

でかすぎるタイトル。2019年、ここにきてあちこちでこんな議論が起きている。偶然か必然か。今年はこれについて大きく考える1年になるだろう。

・技術者の高齢化、技術継承問題
・経営サイドの事業承継問題
・市場の多様化、to C、EC
・ローカルビジネスのICT活用
・原価高騰


弊社は糸偏産業との関わりしかないが、この辺りの課題はどの産業でも同じだろう。ますます深刻化して、流石にこのままじゃまずいという黄色信号が議題にあげている側面もあるだろうし、根本的な日本のコンテンツの魅力などを見直したポジティブな側面もある。

まさに今、このテーマでのタブロイドの制作に携わっているし
持続可能な地場産業というテーマで、弊社がやっている「産地の学校」に取材のお話を立て続けにいただいている。

完全に今年は大きな分母でこのテーマについて本気で考えはじめ、議論して、実行に移す1年になるだろう。

そんな日本での、工芸、デザイン、教育、地場産業、それらが持続可能な形とは。早速、このあたりをテーマに議論を起こそうとしたイベントが立ち上がった。


Social Fabrics : 持続可能なクラフトとファッションをめぐる日本とイタリアの対話(2/24)


持続可能なクラフトやファッションを考える際、「日本とイタリア」「手工芸と新技術」「個々の組織(企業)と社会(人の繋がりや産地)」、といった領域に目を配るのが、このカンファレンスの特徴。

しかし、僕が代弁するよりも詳細は是非こちらを。ゲスト豪華です。これで一般参加3000円、学生1000円って本気ですかね?プログラムのPDFもリンク先から飛べるので見てみて。「地場産業」「伝統工芸」をテーマに研究してる学生さんと出会うけど、卒論のリサーチにもぴったり。

このカンファレンスは、2/17-24に京都で開催される「Design Week Kyoto 2019」と連携するイベントとのことで、それと合わせて行くのがオススメ。普段見ることのできない工房や工場内が見学できる、貴重なイベント。僕もまだ行ったことがないので、今回はじめて行く。北林さんが企画書描いてる時から知っていたので、なんかウェブサイトもリッチに仕上がっててすごいなぁと思ってる。


そしてそして、2月21日は産地の未来を一緒に考えよう。

同時期に、宮浦が登壇するトークイベントもあるので、そちらも合わせて紹介させてください。テーマは「産地の未来」。「日本の工芸の未来を拓く仕事」の第一線で活躍されていて、最高に尊敬している、「ててて見本市」などを仕掛ける永田宙郷さんと一緒です。

ここからは想像ですが。
「永田さん、下のお名前なんて書きますか?」って聞かれたら、宇宙の"宙"に故郷の"郷"ですって言うんですよ。まさに工芸の未来をつくるために生まれたきたようなお方です。でも永田さんは学術かつ論理思考で行動の1つ1つに説明がつくタイプ。僕は誤字脱字の行き当たりばったりの人間なので、話についていけるか超不安。でも頑張る。僕も最近めっちゃ考えてるテーマだし。

|ゲスト:
宮浦 晋哉(糸編代表、ファッションキュレーター)
永田 宙郷(合同会社ててて協働組合共同代表、プランナー・プロデューサー)

|日時:2019年2月21日(木)18:30〜20:00
※受付は30分前から ※レクチャー後交流会があります。

|場所:京都リサーチパーク 東地区 KISTIC2階 イノベーションルーム
京都市下京区中堂寺南町134番地
>> http://www.krp.co.jp/access/index.html

|参加費:無料(交流会参加費:1,000円)

|申込:必ず、下記リンクの申込フォームよりお申し込みください。
https://business.form-mailer.jp/fms/7730ba8d98809

ご提案

『2/21のクリエイティブテーブルに参加して、2/24も参加するよ』って方に、両イベントの参加費を僕が個人的に負担します。参加費の代わりに今回のイベントの感想をレポートして欲しい。場合によっては10分くらいの意見交換を求めるかも。先着10名。 宮浦まで連絡してください。連絡はツイッターのDMがいいかも。締め切りは2/20迄。明日のフライトで10時間くらい連絡つかなくて、帰国したら時差ボケなので連絡遅くなると思いますが、許してください。

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