見出し画像

お金持ちのメンタリティから学ぶ

昨日楽しみにしていたこの本が届いた。

そうあの「秒速で億を稼ぐ男」こと与沢翼氏の新刊だ。


実は私は与沢氏が好きではなくどちらかというと嫌っていた。そう、ちょうどこの記事でホリエモンに感じていたような感情でだ。

私は以前はお金を稼いでいる人間はなにかしら後ろめたいことをしているという思考回路になっていた。
その内実も知らずに自分の中で拒否反応を感じていたのだ。
億を稼ぐとか公言している奴はなおさらいけ好かなかったのだろうと思う。

与沢氏が台頭していたのは私がFacebookを始めた2010年前後だったと思う。Facebook界隈にも与沢氏を崇拝するように情報弱者をターゲットにして情報商材を販売する輩が石を投げれば当たるくらいに存在した時代だ。
(ちなみに今情報商材って存在しているのだろうか。最近はめっきり聞かない)

言葉たくみに稼げるぜ!好きなことして生きようぜ!と甘い言葉を投げかけ外車に乗り黒いスーツに身を包んでいかにも金持ってるぜと威勢を張るネオヒルズ族という情報商材屋の元締めという印象がやはり私の彼へのイメージを悪化させたいちばんの原因だったと思う。

その後彼が失敗し全財産を失った時は「まあ当然の報いだろう」くらいに思っていた。多くの人が情報商材屋のカモになり私の知り合いにも被害者はいたくらいなのだ。
悪いことをしていればそれなりの報いはあるのだろう。これが世のならわしだくらいに思っていた。


それから彼をしばらく見ることはなかった。
だがある時Twitter上で彼のツイートを久しぶりに見たのだ。

かつての金持ちを象徴するかのような姿からは見違えるように身体を引き締めて、表情もかつてのネオヒルズ族時代を全く想起させないほどに穏やかで豊かな表情に変わっていたのだ。

彼は経済的にも人生トータルにおいても見事に復活を遂げていたのだ。
そしてどうやら愛する人も現れて人間力も著しく高まっているオーラが漂っていた。
やはり元々稼ぐ力があったのとその使い途を学び稼ぐ理由が明確になったのだろう。

その後彼のことを特集した記事やテレビ番組を観るにつけて彼のことが好きになっていった。これは私がテレビやメディアの取り上げ方を鵜呑みにしているというわけではない。
私自身がこの数年を経てお金に関してのブロックを取り払ってきたことも大いにあると思う。

彼が最近出演していたテレビ番組を見て彼が家族を持ったことを知った。ますます人間的に柔らかさを持っているように感じたと同時にお金への執着というものがほとんどなくなっているように感じた。
月3万5千円もあれば生活ができるとも言っていたから本当に悟りの境地のようなところに行ったのだろうと思う。

新刊をリリースするにあたって掲載された対談記事も非常に読み応えがあった。お金と真剣に向き合うということを強く意識させられる良記事でした。本当の意味でお金持ちになった与沢翼氏からお金についてのメンタリティをしっかりと学べるだろう。


そんな期待を持たせてくれる一冊である。

この記事が参加している募集

スキしてみて

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?