肝臓にもロングバケーションを

あれほど毎日のように飲み続けていたお酒を飲まなくなって早二週間が過ぎた。

本当に今までの生活からすれば考えもつかないことだ。私は自分の健康に甘えて365日全く肝臓を休ませることなく飲酒を続けていた。
会社に例えればとんでもないブラック企業だ。そして私の肝臓は24時間戦えるようなリゲインのようなヤツだったかもしれないがもしかしたら過労死寸前だったかもしれない。

私は周りには安心してビールを飲むためにランニングをしていると公言するくらいにビール党で同時にビールをどれだけ飲んでも走っているから太らないし病気にならないという自信があった。
しかし先日その自信は過信だったということに気付かされた。

なんだかんだ健康に対して鈍感で運動しているから多少身体に悪いことをしても大丈夫だという免罪符を手にして、身体をいたわることをしてこなかったつけが回ったと感じたのだ。


あれ以来、お酒は一滴も飲んでいない。ちょうど先日友達から梅酵素のドリンクが届きそれを飲むことが今は夜の楽しみになっている。
二週間前の自分とは大きな違いだ。

二週間以前の自分はまるでクセのように風呂に入る前にビールを冷凍庫に入れて風呂上がりに飲み、そして食事と一緒にもう1本、調子が良ければもう1本というくらいに無意識的にお酒に手を伸ばしていたのだ。

しかし、それが今や健康的な酵素を炭酸で割って飲むことに喜びを覚えていてお酒を飲むという習慣がなくなり、お酒がなくても生きていける身体になっているのだ。

別に「飲まない!」と決めて断酒をしているわけではない。家にはビールのストックはあるし飲もうと思えばいつでも飲める。
だから今週末くらいには久しぶりに飲んでもいいかなとは思っている。
量さえわきまえていれば特に健康を害することはないとは思っている。そして久しぶりに飲むほうが美味いに決まっている。


お酒からしばらく離れてみると体調がすこぶる良い。

やはり睡眠の質が上がり、非常に疲れにくくなっているような気がする。
お酒を飲んだ時、特に強いお酒を飲んだり量を多くしてしまった時は、朝方にふと喉がカラカラになって目が覚めたりトイレに行きたくなって目が覚めたりしていた。

それがお酒を飲まなくなったらとんと無くなり、朝目覚める時にはすこぶるすっきりした感じがあるのだ。
今までは飲んでから寝るのが当たり前だったのでこの目覚めの悪さが当たり前だったのだが、飲まなくなって新たに発見したのは睡眠って本当に気持ちがいいということだ。


コロナ禍によって出張の機会も減り飲み会が減ったこともお酒から遠ざかるいい要因となったのだと思う。コロナ…グッジョブ。

常習的にお酒を手にしている方にはぜひこの機会にちょっとでもお酒から離れる行動をとってみることをオススメしたい。
そうやってたまには肝臓にもロングバケーションを与えてあげてもらいたいものだ。そうすればあなたの肝臓は定年が来ても契約更新して働いてくれる頼れるシニア社員のように心強い存在になるかもしれない。

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