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猫にまつわる辞められないこと。


愛猫を迎えてもうすぐ丸っと4年。
生後2ヵ月で我が家にやってきた愛猫は、今月めでたく4歳を迎えた。

そんな可愛い猫との生活で、辞められない事がたくさんある。

まず、収集癖。
おもちゃだのおやつだの、ついつい買い漁ってしまう。
おやつは健康面を考えてセーブするが、おもちゃはお店やネットで見る度に「これで遊んでる姿、絶対可愛いよなあ…」なんて妄想して購入してしまう。

しかし、お猫様にお気に召してもらえるものは一握りで、大抵のものは3秒くらいで飽きられてしまう。
私の遊び方テクニックが足りていない可能性もあるが、それにしても早すぎないかと毎回切ない気持ちになってしまう。

4年もこんな事を続けていれば流石に学習しそうなものだが、猫の事となると万年ハッピー下僕は、この衝動買いが辞められない。
そうして今日もよく分からないおもちゃばかりが増えていくのだ。

もうひとつの、収集癖。
それは、猫から出るものを集めてしまう事。

まず、ひげ。
落ちているものを見かけたらすかさず拾い、小さめのチャック付き袋へ。

同様に、子猫の時に抜けた乳歯。
猫も人間と同様に特定の歯だけ乳歯なので、生後数ヶ月で永久歯へ生え変わるのだ。
とても小さいので、抜けた際にそのまま猫が飲み込んでしまう事も多いそうだが、私は運よく床に落ちているものを発見する事ができた。

これもチャック付きの袋へ保管し、お財布に入れている。

…という話をすると大体の人にドン引きされてしまうのだが、ちょっと待て。
この世で一番可愛い生き物の乳歯が落ちていたら、拾って保存してしまうのが普通なのではないだろうか。

もうこの際どんなに私が気持ち悪くても構わない。
とにかく猫から落ちたものは保存する習性にあるのだ。


収集癖の他に、吸収癖もある。
とにかく吸いたくて吸いたくてたまらないのだ。

過去のnoteにも描いたことがあるが、なんでも、猫は本当にいい香りなのだ。
ポップコーンのような、干したてのお布団のような、温かくて癒される匂い。

猫に拒否されない程度に、すうっとお腹に顔を埋める。
ふわふわで柔らかくて、温かくていい匂い。
これ程までの癒しがかつてあっただろうか。
これをするだけで元気になるし、パワーが湧いてくる。

どれだけ吸っても飽きないので、きっと私は永遠に続けてしまうだろう。

猫にまつわる辞められないこと。
最後は、「猫と一緒にいること」

一度下僕になってしまったが最後、もう、猫からは離れられないのだ。
猫の可愛さ、優しさ、猫からの愛情、猫と過ごす幸せを知ってしまった今、何があってもこの子と一緒に居ると誓ったし、何があっても離れる事は無い。

こんなにも人間をのめり込ませてしまう猫は、すごい生き物だ。
ひげや乳歯を集めさせ、毛を吸わせ、たちまち人間を虜にさせる猫。
もう勝ち目はない。ひれ伏せて、一生下僕として生きていく事しか出来ないのである。

という訳で、猫と暮らすと辞められなくなる事が多数出てくるので、これから猫をお迎えする人は心の準備をしてほしい。
併せて、猫と共に幸せになる心の準備も。

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