EC始める方向け、ビジネスモデル表
EC運用代行サービスを行っておりますが、契約前によく経営者の方にお話する事があります。
せっかくなので、まとめてみました。
EC始める方には、このビジネスモデルを理解した上で行う事をお勧めします。
小売り、問屋さん、ECの違いです。この3種類は似て非なる物。
実際の業務フローはほぼ同じなのですが、規模や時間軸、予算感が全く異なります。
ECは、効果が出るのに2~3カ月かかりますので、集客に関しても同じで時間がかかります。
よく、せかされる経営者の方がいますが、難しいでしょう。もちろん、広告を使えばある程度結果出ますが、それはあくまで一時的なもの。持続性がありません。ECにおける持続性は、固定客がつく事、ファンを作る事になります。一見さんだけでは、事業が続きません。
見てのとおり、集客スピードも資金回収スピードもECは遅いのに、やる意味あるのか?というと、ビジネス的な良さとしては、マーケットの広さと初期費用が小さい事です。
利益率は中~大にしていますが、これは生産性の高さ、人件費、光熱費なども含んだ意味合いになります。
もちろん、1商品あたりの利益率も高めにしないと、実際には赤字になります。
小売り、問屋さん、ECで利益額の計算式は同じですが、それがより明確に出せるのがEC事業です。
参考までに、
利益=月の売上ーカード手数料ー出店手数料ー事務所費用(電気、光熱費)ー人件費ー仕入原価ー送料
です。小売りや問屋さんとは大きく違うのは、減価償却や事務所費用、人件費、倉庫費用などが大きくかからない点です。
逆に、そのあたりもかかるようであれば、相当成功しているECか、失敗しているEC(生産性が低い)になります。