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IT&マーケティング界隈の動向まとめ(2022年8月分)

Twitterに投稿していたニュースをもとに、2022/8/1~2022/8/31の1ヶ月程度の期間で起こったIT&マーケティング界隈の動向を振り返ります。


①midjourneyの衝撃

説明不要の画像生成AIであるmidjourney。AIを一気に市民浸透させたため、技術先行で既存社会のモラルや法律が追い付かずに不協和音を奏で続けるフェーズがしばらく続きそう。

自動生成系は画像以外にもすぐに波及しそうで、関連サービスとの掛け合わせで急激な勢いで自動生成AIが進化すると見て注視すべき。


②プライバシーテック協会の誕生

Acompany、EAGLYS、LayerXの3社によって「プライバシーテック協会」が設立された。

プライバシーテックでは、データを暗号化したままで計算できる「秘密計算」や統計データにノイズを与えることで情報の特定を防ぐ「差分プライバシー」といった技術で、データのプライバシーを保護。保護されたデータは、企業間でそのデータを共有するなど、これまでになかったかたちでビジネスや社会での応用が可能となる。

https://signal.diamond.jp/articles/-/1393

とのことで、これらプライバシーテック技術の整理やルールメイキングの検討と提言を行うとのこと。匿名加工情報の企業利活用もそうだが、法令上では形式的にOKとあっても下手に扱うとNGを食らうグレー運用が多い分野のため、実例をもってルールメイキングが行われるのは歓迎したい。


③ShopifyがKlaviyo採用でメール機能強化へ

インフレ影響で業績悪化して従業員を解雇する一方で、成長路線を外部パートナーとの協業強化に求めている模様。

Shopifyはもともと一括メール配信やセグメントメール配信は基本機能でできたが、高度なパーソナライズを行おうとするとShopifyアプリを入れたり外部アプリと無理矢理連携したりと言うことが必要だった。

そのShopifyアプリの1つがKlaviyoだったわけだが、このたびShopifyからKlaviyoに1億円の戦略的出資を行うとのことで、高度なパーソナライズメールを行う際の一番手となった。Shopify Plusプランではそのまま使えるようになり、かつテキストメッセージからの直接購入などアーリー機能が早期解放される等もある模様。


④広がるセキュリティ対策SaaS

クラウドセキュリティSaaSであるCloudbaseがシードラウンドで1.3億円を調達した。

一方で、アプリの脆弱性診断ツールSecurifyをβローンチしたスリーシェイクも、シリーズB2で1億円を調達している。

コロナ禍が続く中でクラウド利用はどんどん伸びていく一方で、セキュリティに詳しいエンジニアをどの会社も潤沢も持てるわけではないので、こういったセキュリティ関連SaaSは今後も伸びていくだろう。


⑤京都から成長する飲食店注文アプリfonfo

日本ではまだまだこれからの世界だが、中国では「飲食店の8割以上が導入」しているという飲食店のモバイルオーダー。

普及さえすれば後から分析機能や管理機能、決済手数料などで収益化が可能な領域とのことで、フリーミアムで京都発でサービス展開を進めるfonfo。インバウンド需要も戻ってきそうな中で、波に乗って成長できるか気になるところ。


⑥気になるプロダクトニュース


⑦気になるナレッジニュース


⑧その他気になるニュース


以上、今月の振り返りでした。

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