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IT&マーケティング界隈の動向まとめ(2022年10月分)

Twitterに投稿していたニュースをもとに、2022/10/1~2022/10/31の1ヶ月程度の期間で起こったIT&マーケティング界隈の動向を振り返ります。

①マスク氏、Twitter買収完了

今月の一大ニュースはイーロン・マスク氏によるTwitter買収の完了だろう。紆余曲折を経てとうとう完了した。これを受けて、Twitterが良くも悪くも自由な議論がなされるプラットフォームとしてさらなる成長すると思われる。


②実名事例が出てきたグリーンウォッシュ

単純に考えるとエコに見えて、トータルで見るとむしろエコではない…というのはエコバッグやレジ袋有料化に見て取れる話だが、なかなか直感に反することから話題に出づらい。

この問題を真っ向からニュース化したのがクローズアップ現代。後半のスターバックス事例は特にリアリティがある。本当にエコなのは何かの議論が市場で沸き立つことを期待したい。


③データ活用で施策の続くSMBCグループ

三井住友カードのVポイントとCCCのTポイントが統合されるとのことで、規模的には日本最大級のポイントカードが誕生することになる。

両者ともポイントカードとしては、独自の経済圏を作っている楽天ポイント、家庭インフラの紐づくdポイントに後れを取っている印象があり。提携を経て独自の価値を出せるだろうか。

また、三井住友カードのキャッシュレスデータを元に提供されるデータ分析サービス群カステラの1シリーズとしてカステラマップスが提供開始された。匿名化データの国内活用事例として微笑ましい。

とはいえ、公式ウェブサイトを見るにやはりクレジットカードがデータソースのメインとなるようで、データで分かることとして

いつ」「どんな人が」「どこで」「どんな業種で」「いくら」決済したかを把握できます。

https://www.smbc-card.com/camp/custella/index.html

とのことで、他の数多のPOSサービスとの違いは「何を」買ったかが分からない点と思われる。逆に「何を」買ったかが分からないことで、匿名性が高くなって個人情報リスクが大きく下がっている点にも注目したい。

ということで、カステラマップスについては「何を」が分からないために、「どこで」、つまり小売店同士の熾烈なエリア競争を可視化する向きで活用されそうである。人によっては10年以上のデータを遡っての分析も可能層で、蓄積データの保有量はクレジットカードならではの模様。


④露出高まるパッケージデザインAI

プラグの提供するパッケージデザインAIのメディア露出が増えている。

従来のパッケージ評価AIに加えて、昨年9月にパッケージ生成AIがリリースされ、その成果が広報に活かせるぐらい出てきたのだろうか。

今年の夏ぐらいから、プラグの動きが活発になっている印象。


⑤サイト高速表示のRepro Booster

タグを入れ込んで機能追加したり分析機能を付加したりするWebサービスは数多あるが、基本的にはタグを入れ込むことで若干挙動が遅くなるもの。

そんな中、逆にサイト表示を高速化するというサービスが登場した。導線を先読みしてユーザー端末に事前ダウンロードする仕組みのため、動的なサイトでも運用できるとのこと。競合が見当たらず、伸びそうなサービス。


⑥AIによる契約審査の違法可能性

いわゆるリーガルテックとしてサービス展開されているA契約審査サービス群について、弁護士が使う場合でなければ違法となる可能性が出てきた。展開次第では市場ごと消滅する可能性がある。

これに対して、リーガルフォースら主要プレイヤーが業界団体である一般社団法人「AI・契約レビューテクノロジー協会(ACORTA(アコルタ):AI and Contract Review Technology Association)」を設置。ロビイングを含めた対応を進めていくとのこと。今後の動向を注視したい。


⑦気になるプロダクトニュース


⑧気になるナレッジニュース


⑨その他気になるニュース


以上、今月の振り返りでした。

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