見出し画像

貴方は、素敵だ。

11月5日。

この投稿を開いて頂きありがとうございます。百といいます。

ついに、11月に入りましたね。 日が落ちるのが早くなって2021年やり残したことはないかなと考えることもしばしば。。
先日、高校時代の友達とzoomで5時間程話し尽くした夜がありました。

•彼女の話

その子は私の親友でもあり、憧れでもあり、学校の美女でもあり、秀才でした。
出会ったのは高校1年の冬。

自分の意見を曲げることなく、堂々としている彼女を見て、友達になりたいと思いました。遊びに行く時の服装は、私が今まで見た友達の中で1番オシャレ。柄物も濃い色も淡い色も全て着こなす、私のファッションリーダー的存在。
心を開くにつれて、その子も私に心を開いてくれたような気がします。
バスの中で一緒に歌ったり、修学旅行では夜まではしゃいだり。

•初めて知った心の内

その子は、高校時代から見た目や皆んなへの振る舞いの印象とは異なり、自分に自信がない子でした。
私がそのことを知ったのは、高校卒業した後。
大学が別れるからと2人で集まった日のことでした。
高校3年時は、お互いクラスも進路も違うことから会ったときにしか話していませんでした。
そんな彼女が、3年生になってからのを明かしてくれました。

コロナ期間で食事をしなくなり、痩せたこと。
急激に痩せたことが嬉しくなり、どんどん食事をしなくなったこと。
毎日、周りと自分を比べてしまっていたこと。
月経が止まっていたこと。
なんで、こんなに太ってるのかと自分を攻めていたこと。
食べることに罪悪感を覚えたこと。

私は、たまに会う彼女が痩せていたことに気づいていました。
痩せた彼女の顔色が心配ななるほど青ざめていたことに。

廊下ですれ違うたびに、

「痩せすぎじゃない?ちゃんと、食べなよ?
本当に顔色悪いよ?」

と言っていました。

そして、彼女はその度に、

「冗談やろ?え、全然痩せてないよ?大丈夫よ。」

と言っていました。

私は、何度言ってもそう答える彼女に心の内を聞く時間を設けてませんでした。
体型のことだからあんまり言い過ぎるのも良くないかなんて思っていました。

私は、心の内を聞いた時、
どれだけ、苦しんだのか、何もしてやれなかった
と悔しくなったとともに、

「なんでなんで、そんなことしなくても私からした貴方は十分貴方は、素敵で、だから、私も友達になりたいって思ったんだよ。」

この言葉が心の中で留まることはなく、私は口にだしていました。

この言葉を聞いた彼女は、

「泣きそう」


と言いながら、すでに涙を流していました。

お互い頑張ろうね。
そう言って、違う道に進んだ帰り道。


•貴方は素敵だ

貴方は素敵だ

私が友達になった、友達という関係を続けようとした、そのことが私の中では、彼女を魅力的に感じ、仲良くしたい!という想いの表現でした。

私の心の中にあった、彼女に対する、憧れ、かっこいい、素敵だという想いは、私の心の中だけの話で、1つも伝わっていなかった。

彼女は、他の人に言われる、
「痩せたね かわいいね」という言葉を

「冗談だ なんで」
と思っていました。

心の底から。



誰かから本気で

素敵だ

と言われたことはきっと誰しも数多くあることではない。
心のどこかで思っていっても言葉にしないことの方が多い。
ただ、心の底から思っているなら、その想いを言葉にして伝えたら、側にいる誰かの心を軽くできる。
伝わる。

私は、この時、想いを伝えることの大切さを感じた気がします。

貴方は素敵だ。貴方は、必要だ。




側にいるから伝わってるんじゃない。
仲がいいから伝わっているわけではない。
言葉にして、相手を目の前にして、心の底から想っているから伝わる。通じる。





貴方の大切な人に想いを言葉で。






きっと、伝えることのできる貴方は、素敵な人。


私は、そう思います。





それではまた。

百。







「百」をサポートしてくださると嬉しいです。私の正直な気持ちと日々の風景を1人でも多くの誰かに届けたいと思っています。