寛解まで目指す日記_4

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■10日目

身体的な副作用は9.9割消失した!体調不良がない!生きやすい!すごい!
精神面ではあいかわらず、夜中のハイテンションが持続するので、そろそろ眠剤の力を借りようと思う。(でも寝坊しそうだな…いやだな…。まずは土日からかな)
あとは、「抗うつ剤を飲んでいるから体調マシ」が数日続いた。これはとてもいいことだが、次第に、「抗うつ剤を飲んでいるから体調がよくなければならない」という強迫観念にかられるようになった。ほほえみ鬱の加速。体は眠いけど深夜ははしゃぐようになった。
自分の弱い心は置き去りに、元気なフリがもっと上手になった。
これは副作用?わからない。

以下は症状と関係ないこと。
最近、暑くて寝苦しいからだと思うが、久しぶりに現実的な夢を見て混乱していた。
わたしが、めんどくささのあまり結婚式の披露宴をブッチした夢だった。
起きてしばらく心臓がバクバクしていて、新郎君に謝らなきゃ~と勝手に鬱になっていた。
だがしかし、よくよく考えるとその同僚の結婚式は去年していた。
状況を整理するために文章化したら気づいた。
危なかった。これが別の男性の結婚式だったら現実のことだと永遠に不安になっていたと思う。

実は家族にうつ病と診断されたこと、そもそも精神科にかかったことを話していない。家族もすぐにメンタルがへにょへにょになるタイプなので、いらない心配をかけたくない。このまま話さずに治ればいいと思う。

最近、泣いていた仕事を、少しずつ取り組み始めてる。辛くて辛くて、手につけられなかった仕事に、虚無顔で手を付ける(1時間、2時間、午前だけ、、、今は4時間がMAX。それ以上は多分衝動的に暴れそうになるので、残り4時間は別の業務をしたりする。)
泣かずに向き合えつつあるのは進歩だと思うが、向き合ったあとはものすごい疲労感に襲われる。
1つ1つこなそう。大丈夫。


■評価面談

タイミングよく(悪く?)上期の評価面談があった。まつげの女医さんが、初診でも書いてくれると言ってくれた診断書を、断ってしまっていたので、病気のカミングアウトはしなかった。
(昭和ステレオタイプの上司なので、理解を得られないのは過去の面談や、過去の休職者対応を見れば歴然だった。
私も、休職ないし退職処理の段階ではないと相談できないと判断した。)

ただ、業務内容の変更希望については、3年前からずっと言い続けている。
「この仕事は自分にとって難しい」は相変わらず記載することにした。口答で、「気分が落ち込みがちになる、人員を増やすか業務内容を変えてほしい」と付け加えた。

相変わらず受け入れられないようで、いろいろ説教された。

鬱になった主要因の仕事、「私には難しいです」って書いただけなのに
「難しいって書いちゃうところがダメ」
「チャレンジングって思って」
「ポジティブに!俺はそうやって乗り切った」
…とか、しこたま言われたんだけど。そんなん3年間も持続しねーわ。
そう思えたら鬱になってねーーーーーーわ。
…と思って途中から目が死んでた。さーて、部下の意見を聞かないこの面談に意味はない。とっとと私の知らないところで評価をつけてくれ。もうどうでもいい。
この上司には多分、未来永劫わかってもらえないんだろう。
上司っていうか、この日本社会、っていうか。
逃げ道なんてどこにもない。

しまいには「こういうこと書かれるとあなた自身のキャリアだのビジョンだのに差し障る」とやんわり削除を求められた。(私は上司にキャリアプランなんて一度も!たったの一度も話したことがないのに!)
ええいめんどくさい、このまま出したろか。
一番キャリアプランに差し障りがあるのはこの成果の出ない納期のないクソミソな仕事だろうがー!と思った。
わたしは、この会社で出世する意欲はないんだと改めて思った。
勝手にレールを敷かないで欲しい。でもこんな厄介な愚痴デカモンスター部下でごめん、上司。

対面の面談は、中間板挟み上司の立場を垣間見れてしまうから嫌いだ。
上司の考えや気持ちは、たいてい私の気持ちと正反対なので、私の感情や私の正義とごちゃごちゃになっていつも悲しい気持ちになる。徒労感で泣いてしまう。
でも、今回は抗うつ剤のおかげだと思う。
目が潤んだが、もう泣かなかった。
社会人にあるまじきことだが、私は私の気持ちを優先させたい。

つづく。

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