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HADO WORLD CUP最終予選

 11/18(日)13時からWORLD CUP最終予選が行われる。出場チームは去年W杯3位のTNW B を母体とするREN、同じく2017年W杯出場チームで今年のSPRING CUP、SUMMER CUPにも出場しているエスクペンダブルズを始めとした7チーム。今年度のW杯への出場枠は1つ。どのチームも出場するからにはここを狙っている筈で緊張感のある大会になる事は間違いない。

個人的な展望を述べるなら優勝候補はエクスペンダブルズと華より酒だろうか。
勿論REN、性別迷子といった前年度W杯出場組やマックスファクターといった古参チーム、ネメシス、SODAといった新星にもチャンスはあるだろう。しかし、直近の大会にて結果を出しているのは間違いなくこの2チームであり決勝がこのカードになる事もあり得るのではないだろうか。

ただ、この両チーム共通の不安要素として今シーズンから新メンバーの加入があったことが挙げられる。エクスペンダブルズにはぴよひな選手と紅音選手、華より酒にはカナカナ選手がそれぞれ新加入した。単純に新戦力が加わればすぐに底上げになるかと言えばそうではなく、チーム内での戦術面での擦り合わせも必要になるし人数が増えれば単純に一人頭の練習時間は減る。同じビジョンを共有したメンバー間で競争が生まれる事で初めて底上げに繋がると僕は考えている。

特にエクスペンタブルズは5人体制になり、先発メンバーの固定や戦術の細部を詰めることよりブランクのあるぴよひな選手、初心者の紅音選手の育成に時間を割かれてしまい、結果として既存メンバーを先発に戻してもうまく噛み合わなくなってしまっているのではないだろうか。

その点で言えば華より酒はカナカナ選手が加わったとはいえメンバーの脱退もあり現在3人チームである為必然的に練習からメンバーは固定されている。戦術理解度としても新加入のカナカナ選手を中心に組み立てられていてビジョンの共有ができている様に見える。

そして最終予選最大の敵としてプレッシャーが挙げられる。かくいう自分も去年の最終予選にNOeSISとして出場した。何とかW杯へ行きたい、チャンスはこれで最後という時にかかるプレッシャーは相当のものであった。(ちなみにその後、既にW杯出場を決めていた海外チームの辞退があり、再・最終予選が開かれた笑)

去年の最終予選は2位までW杯出場権が与えられることになっていたものの、出場チームが多く、4グループ各5チームの内各一位通過が準決勝進出というシステムだった。NOeSISは予選グループにて優勝候補とされていた性別迷子、マックスファクターと同じBグループに入ってしまい、一敗でもすればグループ抜けが怪しくなる正に死のグループだった。

「負けられない」というネガティブな感情は身体を硬くするし思考を鈍らせる。大胆な戦術や動きを失い、保守的になる程相手には読まれやすくなってしまう。その点で去年のNOeSISは完全にチャレンジャーの立場であり、負けて元々、W杯行けたらラッキーの姿勢で挑戦した事が幸いしたと思う。結果としてBグループでは3勝1敗で3チームが並んだものの、攻め切ったNOeSISが得失点差で準決勝進出。準決勝にも勝利し、無事W杯出場を決めた。

今日、最終予選に挑む各チームにはかなりのプレッシャーがかかっている。その上でチームメイトを信じられるか、自分を信じられるかが一つのキーポイントになるのではないだろうか。あんまり精神論は好きじゃないのだけれど結局最後は気持ちだったりメンタルの持ち様じゃないかなと僕は考えている。人事を尽くして天命を待つ的な。

どのチームもW杯出場へ向けて練習を積んできている筈、その上で天は誰に微笑むか。
是非その目で確かめて欲しい。

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