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183 一口に「データ活用」と言うものの

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
顧客データを活用して見込み客をスコアリングしたぞという紹介記事がありました。

なんだか懐かしい話になってしまいましたが、各ブラウザでのサードパーティークッキーの制限により、ターゲティング広告など従来の手法による集客が叶わなくなってからというもの、どうやって生活者にリーチするのだというお話がありましたが、使えるものからちゃんと活用していこうということで、自社に蓄積されている顧客データを分析して商機を逃さないようにする取り組みがここ最近日の目を見出しているようです。

このような成功事例の記事を目にすると、上手くいっている部分を切り抜いてトントン拍子で成果につながっているように映るのであれなのですが、
社内に蓄積されているデータが分析に使えるよう整理されているのか、
新たに取得できる/使えるデータはどんなものがあるのか、それをどう活用するのかという泥臭い検討と作業が現場にはあったんだろうと感じます。

「顧客の行動履歴やアンケートの回答結果を活用して売上伸ばすぞ!」という、一見当たり前のように聞こえるような取り組みであっても、いざやってみると作業の膨大さやややこしさに骨が折れて結局頓挫するといったケースも裏側には相当数あるかと思います。

顧客データと一口に言っても取得するチャネルは様々で、蓄積される場所や管理している部署もバラバラなケースがまだまだ多いので、このような取り組みは部署横断で全社的に取り組む必要があるかなと思います。

そうなると主導する方がどれだけそれをまとめられるかによるところがあるので、経営層の方々が主体的に取り組まれるのが理想ですが、業務に忙殺されている方が多いのか、そういったチームにお会いする機会は割と少ない感覚です。

各社の事例などを参考にやることとそれによるメリット自体は大まかに見えているものの、それを進める推進力たるリーダーの存在有無というのが、結局のところデータ活用においては大きいのではないかと思います。


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