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126 口座開設時の身分証にマイナンバー 日本で初

Insight Tech アイタスクラウド営業担当です。
PayPay銀行の口座開設時にマイナンバーカードが使えるようになった件が先日ニュースになっていましたね。
野村総研のe-NINSHOイーニンショウが利用されているそうです。
意外にも銀行業界では初の取り組みとのこと。

本人確認書類としてこれまで日本で一般的に使われていたのは運転免許証だったかと思いますが、運転免許証の保有率はZ世代から減少傾向にあり、「誰もが持っている身分証」ではなくなりつつあるようです。

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(画像:内閣府HPより抜粋)

電車等のインフラが整備されているエリアにおいては、車が無くても困らないのが正直なところかと思います。維持費等を考えると車を保有することのメリットが薄くなるので、車を買わない→免許も取らないという選択をする方が増えているのかもしれません。

日本の金融アプリでは初回登録時に顔写真付きの身分証(運転免許証orパスポート)を求めるものが多いですが、20~24歳では運転免許証を保有していない方が約27%にのぼるので、若い世代をターゲットにしているサービスではマイナンバーカードを加えた方が良いかもしれませんね。免許証やパスポートのみですと、アプリはインストールしたものの口座開設せずに離脱している可能性があります。

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海外に目を向けると、アメリカをはじめ他の先進国では、口座開設時に必要な身分証としてIDが必須となっているようです。一定の年齢を過ぎると全員に発行されるため、こちらの方が確実ではありますね。

本人確認は厳密に行う必要がありますが、無いものを出せと言われてもユーザーは困ってしまうので、なるべく間口は広く設計しておく必要がありそうです。


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