お金をいただくということ
小商い塾の初回の開催として伊勢崎市にお邪魔しにきました。お一人の方が「1年前にも塾の説明会にきてて、その時は受講料がネックで受講を諦めたんです。でも今回はどうしても受講しようと思って、この塾の費用を捻出するためにどうしようか、今回はすごく考えました。」と伝えてくださいました。
そして。
「まずはタバコを辞めまして、これで月4000円が捻出できることになり」
「クラウドワークスでちょっとした仕事をしてみたら4000円稼げまして、これを毎月やれば、少なくとも8000円が捻出できるな、なんてことを。」
ということを素直に伝えてくださいました。さらに。
「そんなわけで、なんとかやっていけば費用の捻出はできるかもしれないと思ったのですが、やっぱり奥さんには言わないとと思ったんですね。それで、こういう塾で勉強したいから、お金が必要になって、捻出しようとしているんだよって伝えたんですよ。そしたら、いくら必要なのって聞かれて。きっと怪訝な顔をされるんじゃないかって思ったんですけど。」
「そして費用を伝えたら、うん、じゃあ頑張ってね、って出してくれたんです。なんか、もう、ほんとにびっくりしてしまって。」
めっちゃ素敵な話でした。旦那さんが真剣な思いを持って、普段はやらない禁煙なんかをしていたことなど、すでに行動していたことをきっと見てくださってたからなんだろうなと思ったし、そういう気持ちを応援しようとしてくれている人が支えてくれている関係を素敵なことだと感じました。
そんなやりとりが二人にあった中で、この塾の費用を捻出してくれたんだと教えてくれました。いつも思っているんですが、本当にこの小商い塾の仕事をやることは、とても嬉しいことばかりです。
お金を受け取るときに、本当に「この人たちの覚悟に応えたいな、力になりたいな」と思い、身が引き締まります。
どんな気持ちで稼いできてくれた、貯めてきてくれた、そんなお金を自分がいただくのかということ。そしてそれをどんな目的で使うのかということ。
お金はお金ということもありますが、どんな気持ちがこもったお金なのかは僕にとってとても大切なんだなと思います。真剣な気持ちに応えられることは生きていく上でのものすごく嬉しい喜びだなと思います。
願わくばそうした気持ちで商いができるよう、勇気を持って踏み出せるように、ひとりでも勇気づけることができたらいいなと思うばかりです。今後はそんなにたくさんの人の支えをするよりは、自分の暮らしを大切にしながらやっていこうと思っていますが、数少ないご縁の中でこうして出会えたならしっかりと大切にやり取りしていきたいなと思っています。
とてもうれしい。
急に読者の方からサポートもらえてマジで感動しました。競馬で買った時とか、人にやさしくしたいときやされたいとき、自暴自棄な時とか、ときどきサポートください。古民家の企画費用にするか、ぼくがノートで応援する人に支援するようにします。