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「人生ぶちかませ!」
さて、前回の【俺の生き様】でこう書きました。生活に旗を立て、生活費を算出し、要らないものは削ぎ落とし、リスクヘッジをする。言ってしまえば、もう準備は整っています。
今回は、こんな事を書きました!
・「引き戻される」のは古巣が安全だと思い込んでいる。
・ 旅から帰ってくる前に寄り道せよ。
・「過去の産物」は捨てよ。
・「新しい居場所」と「意識」が揃うと人生はちゃんと変わる。
少なくとも日本一周までした人間なら、理論的には既に変わっているはずなのです。ですが、人はそう簡単には変われません。なぜなら、「過去から呪い」を振り切れないからです。
過去からの呪いとは言い換えると、習慣や思い込み、常識や信条といったものです。「今ある生活全て」といっても過言ではありません。要するに「今ある生活は過去の自分が作ったもので、その存在がある限り過去の自分に戻ろうとしてしまう」のです。
僕がよく話すのが、「日本一周中の旅人の話」
よくネットなどで、各地に行って変われた!という人が帰ってきて、元の日常に戻る様を指さして、
そう簡単に変わるわけない!変わったと勘違いしているだけ!自分探しなんてしょ ーもない!みたいな揶揄されていることがあります。でも、僕自身、しっかりと出会った身からすると思うんです。「実はちゃんと変わっていた」と。
ではなぜ、元の日々に戻ったのか?
それは、「変われなかった」のではなく
「引き戻された」のかなと。
人間というより生き物の性質として、「楽をしたがる」というものがあります。もちろん、そのおかげで道具ができ、文字が生まれて、文明が発達してきたわけなのでとても大切な事ですが、弊害もありました。「新しいことに挑戦したくない」ということ。
旅で変わった旅人は確かに、「俺は変わった!新しい自分になった!」と確信したでしょう。新しい経験をして、選択肢も増えたのです。変わったことは間違いありません。そして決意したはずです。「帰ったら、変わった自分で成功してやる!」と。
ですが、帰って待っていたものは、過去の自分が作った何も変わらない部屋。
洋服。漫画、ゲーム、人間関係、会社や学校。ある意味で、そこは見慣れた光景。どう振る舞えばこの空間で上手く生きていけるか良くわかる環境。
それに対し、心ひとつ変わったとて、何も変わっていない現実。一つ一つ先も見えないのに、これまでの生活を振り切って新しいことを始めないといけない。
正直、心が折れてしまいますよね。何から手を付けていいのかもわからない。スーパー面倒くさい。だから、「引き戻され」てしまったのです。
そうは言っても生き物としては当然です。今は辛いけれど「生活」はできている。それなのにわざわざ先の見えない不確かな未来に挑んで失敗したらどうする?一昔前まで、それは確かに死にも直結する大変なものでした。
違う県にいけば未知のトラブルに巻き込まれるかもしれない。会社を起こせば、失敗して借金を抱えて首を括るかもしれない。仕事を辞めたら、年功序列のレールから外れて食っていけなくなるかもしれない。
偉人は確かに持て囃されるけれど、ぶっちゃけ動かないで先人が作った文化に乗っかっておく方が賢い。そんな生き方でした。ですが、時代は変わります。
ここ十数年ですが確実に変わりました。
インターネットのインフラも整い、人間関係や売買、職場までオンラインでほとんど済んでしまうようになってきました。今や Amazon、 Googleを始めとする GAFAから、 minneや note、 Voicyまで、あらゆるプラットフォームが誕生し、個人でも企業に匹敵するほどの影響力を持つことすら珍しくなくなっています。
今や自分が会社そのものになることも可能ですし、検索すると地球の裏側のことまで知ることができます。交通機関を使えば大抵の場所には辿り着きますし、
その気になれば暮らす県すら選べます。
リスクが圧倒的に排除されてきたのです。同じように「不安で不安でそれでも生きていかないといけなかった先人たち」が、これでもかというほど情報を提供してくれています。
社会保障も医療保険も年々改善されています。今の日本では、もはやたとえ何かで失敗したとしても「食えなくなって野垂れ死ぬ」ということのほうが難しいくらいなんです。
それならば、「動くのは危険だ」という外的要因はほとんど排除されていて、あとは自分の「漠然とした不安」を払拭するだけなのかなと。
むしろ「引き戻される」方が、自身の可能性や生活、人生の大半を縛られて、最悪身も心も潰されることもあります。この時代では「引き戻される」ことは、もはや最適解ではなくなってきているわけです。では、意識が変わった後の僕たちが引き戻されないためにはどうするべきでしょうか?
では、帰ってきた旅人は何をするべきだったのでしょうか?それは「そのままどっか行く」です。
は?と思うかもしれませんが、「そのままどっか行く」は文字通り「そのままどっか行く」です。旅人はすぐ実家に帰ってきてはいけません。
(今は帰ってますが、実はこれまで10年くらい点々としてます)
帰って来る前にどこかで寄り道に寄り道を重ねて、自分の軸や生活スタイルを確立するべきだったのです。古巣しかないから引き戻される。
それなら、古巣以外に巣を持てるように他の場所で一度巣を作ってきたらいい。一昔前なら難しかったかもしれません。
でも、「現代」ならできます。
先で紹介したように、世の中には衣食住の確保の仕方はいくらでもあって、人一人養うくらいなら探せば見つかるものです。あっちへふらふらこっちへふらふらしながら、自分と価値観の合う仲間や居場所を探したり、その価値観でも暮らしていける手がかりを一つ一つ見つけて、
「自分だけの生き方」を組み立ててみましょう。
たった一年ほどでいいので、「変わった今の自分」を基準に暮らしてみてください。色んな場所や価値観を見つけて、帰れる巣をたくさん作っていく。
そうすると、古巣に帰ったとしても、堂々と自分の言葉で話せるはずです。過去の世界に囚われなくとも生きていけると自信を持って暮らせるはずです。
もちろん、事情があってどうして外に出れない、帰らないといけない人や、子供や妻、夫がいる…という場合は、自分一人で飛び回ることはできないかもしれません。そんなときは、なるべく「過去の自分」に関係のあるものを一気に捨ててみてほしい。
それはモノだったり、人間関係だったり、見栄だったり、思い込みだったり。基本的に部屋にあるものでザワザワするモノは捨ててしまいましょう。
苦手な人には「 LINE消えちゃった ☆」としらばっくれて、会わなくても構いません。
とにかく「過去との接点」を減らしていきます。そして、「今の自分」に合うモノ、情報、コミュニティ、趣味、などを新しく選んでみる。
すごく面倒くさいことですが、変わった直後のエネルギーを存分に使えば、ある程度は替えられるはずです。大切なのは「躊躇しないこと」です。特に、僕も運用してる Twitterや SNSのコミュニティは優秀なのでおすすめですね。タグなどを使えば大抵のことなら類友がたくさんできます。
その人たちのコミュニティに目を凝らすと、「その道の第一人者」や「自分が目指している生き方を既に手に入れている人」も見つかるはずです。
(情報商材界やネットワークビジネス界には大いに慎重になってください。)
(ときには、 HSPや ADHDなど自分では気が付かなかった気質や原因が見つかることもあり、今後の人生の大きなヒントとなる情報にも出会えることがありますよ。)
そうして、「意識と居場所」が徐々に重なっていくと、行動が変わってきます。行動が変わってくると生き方も変わってきます。
ある県のライダーは長年、夫婦関係で悩んでいました。その環境が世界の全てだと思っていたと仰っていました。
それでも SNSという居場所を見つけて、
気持ちを発信すると次々と仲間が見つかり、
転職も成功させました。
今では職場と SNSを居場所の一つとして、イラストやデザイン、エッセイなどを通して依頼をいただくこともあるようです。夫婦関係から飛び出して、外に居場所を作ることで、夫婦関係もまた改善したという成長に僕も驚かされました。「過去の自分」から離れて、「意識と居場所」を変えると、人生はちゃんと動く!というお話でした(^^)
ここまでのまとめ!
・「引き戻される」のは古巣が安全だと思い込んでいるから。
・旅から帰ってくる前に寄り道せよ。
・「過去の産物」は捨てよ。
・「新しい居場所」と「意識」が揃うと人生はちゃんと変わる。
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