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4年ぶりにパリを訪問してみたら、パリが親切になっていた。

Vol.002
今回のフライトもトリノーパリー東京の順で日本に帰国した。
私にとって2023年初フライトだ。

パリで10時間トランジットをチョイスできるフライトがあったので、その時間を利用して久しぶりにパリを訪問してみることに。コロナ前のパリ訪問から久しく、すでに4年ぶりと言える。

パリの町が親切になっていた。

CDG空港に到着して、電車の駅の構内上に位置するいつもの荷物預かり所へ行く。トランクはもうすでに機内ではあるが、パリでもボトル商品を買うかもしれないと機内持ち込み用のトランクを預ける。そこに機内で読む本だとか着替え、コンピューターなどを入れて、毎度と身軽にパリへ行く算段だ。

荷物を預けて、パリ市内に行く電車の切符を買う時に、淡いブルーのウエアを着た人が多かった。そして彼らは旅行者に親切に声かけをしてくれて、正しくチケットが買えるように英語でも協力してくれた。
とても嬉しかった。

イタリアの駅でチケットを買う時に手伝ってくれる人は、たいてい危ない人だ。
なのでこんなにも安心してチケットを買えるのは嬉しすぎた。

おそらくパリでは2024年に開催されるオリンピックへ向けての準備なのだろう。
なので、カードを受け付けない! お釣りが出てこない! というトラブルに遭っても、なんのことなくスムーズにチケットが買えた。

インフレがすごいことになっていた。

市内に到着したのが15:00。
もうすでにランチタイムは終わっていたので、カフェで遅めのランチをとることにした。新年だったし、意を決してブフブルギニオンを食べに通しでやっているカフェレストラン レ アンティクエーレへ。
GOOGLEでも評価が高かったし、TRIP ADVISERでもブルギニオンでは3位に入ってたので即決とした。
スタッフが外国人にも親切に対応してくれた。普通の対応をしてくれて嬉しかった。でも最後のレジの会計を見てびっくり。


なんと500mlのお水の価格が約7ユーロを超えるという。つまり今のレートにすると約1000円弱。
このお店曰く「当店で最も有名なオーブラクのブルギニオン」という名のブルギニオンは26ユーロ(約3640円)。

完全にイタリアから来たおのぼりさんな状態だったので、甘んずることとした。
新年だし、久しぶりのパリだし。
円安だし、パリだし。
ともあれ水の価格がイタリアの3倍以上だったのは驚いた。

交通機関の不具合は相変わらずパリだった。

パリでの用事も済ませてCDG空港へ向かう電車に乗る。
CDGまでは約1時間くらいで到着できるので、10時間もあれば結構余裕なタイムスケジュールをパリで組める。

用事を終え、サンプラシード駅で地下鉄に乗った。
そしたら地下鉄が突然急停止。
そして次の駅で全員降りるように指示され、全員降りました。その後来た電車に全員で乗り込み、まさに日本のラッシュアワー in パリ。
ただパリなので、スリだけは念入りに気をつけた。

レアール駅での乗り換えでなんとかCDG空港行きのRER電車に乗れば、この電車は終点のターミナル1までは行かないからターミナル2の駅で降りるようにアナウンスで言われる。
そしてまた全員降りる。
ホーム違えど、すんなりとターミナル1行きの電車に乗れたが、これ慣れてない人はパニクルなと思う。実際フランス人ですら、「どこだ!」って騒いでた。
市内の改札にはいっぱい優しい人がいたのに、このターミナル2駅には親切な人いなかった。

これもまたパリ。
親切でないのがパリ。
親切だというパリの方が腑に落ちない。

ここに来ると旅してるなって思うCDG空港の電車の駅。

いいんです。私はイタリアからのおのぼりさんなので。
こういうパリに対して卑屈になるのはまたイタリア人。
いや、フランス人は親切な人いっぱいいる。
現に私もたくさんのフランス人の親切に救われることあるのだ。
全てのフランス人に悪態ついてごめんなさいと言わなければ。

ともあれ、1月19日にパリでは大きなストライキがあったので、その前に入国できて良かったというトランジット滞在であった。

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