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仙台最後の屋台。

おばんです。
仙台で写真を撮っているイタリーさとうです。
今日もローカルな話し失礼します。



仙台駅からすぐ、青葉通りで不定期営業している屋台「大分軒」
大分出身の親父さん(85歳)と奥さんが店に立って営業しています。
ここでは20種類以上のおでんと支那そばが味わえます。
濃すぎず、薄すぎず、素朴な味わいの中にも奥深さがあるシンプルな味が身に染みます。
瓶ビールか熱燗と合わせて食べると最高ですよ。

かつては仙台に100店舗以上存在したと言われる屋台も、時代を経て現役で営業している屋台はここ一軒のみ。
屋台営業については、仙台では新規の出店も代替わりでの営業もできないみたいで、親父さんが店をたためば仙台から屋台がなくなります。

ちなみにこの屋台は、親父さんがバイクで牽引して運んできます。
とんでもなく活力溢れる親父さんです。笑

聞けば、本来は昨年度で店を閉めることを考えていたそうです。
しかし、7月頭では営業していたのでもう少し続けてくれるんだと思います。
基本的に過ごしやすい季節にしか屋台は営業していないので、次は秋になってからかもしれないですね。

仙台から屋台がなくなるまでにしっかりとこの目に焼き付け、おでんを味わい、親父さんの人に触れられたことはずいぶんと幸福な体験だと思う。
この体験と記録が何になるかはわからないけど、ひとつひとつ今目の前にある景色を記録していきたい。


もし青葉通りで赤提灯を見かけたら、迷わず入るべきですよ。
仙台最後の屋台。
いつか営業を終えたあとに、行かなかった後悔を取り返すチャンスはないですから。


Twitter:@italysato

#写真 #日記 #コラム #毎日更新 #仙台

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