蝉のように
毎日コラム生活58日目。
こんにちは!The.Itackworks棚林です。
まだまだ雨の日は多いけど、最近はだんだんと気温は上がり少しずつなるに近づいているような気配がしてきた。
晴れている日に会社で仕事していると、外から近くの川辺で鳴いている蝉の鳴き声がうっすらと聞こえてくる日々を過ごしている。
先日、仕事から家に帰ると玄関の前で弱り切った蝉が聞こえるか聞こえないかくらいの小さい鳴き声で鳴いているのがいた。命尽きる前の最後の力を振り絞っているような感じだ。
まだ夏も始まっていないのに、あわてて土の中から出てきてしまったばかりに夏を見ずに死んでいくかわいそうな蝉だ。
なぜ瀕死の状態でここまでして鳴くのだろう。
ふと思った。
良きメスと巡り合えなかったことを悔いて泣いているのか、
まだ諦めず自分の存在をアピールしているのか、
はたまた自分が瀕死だという事も分からずいつも通り鳴いているつもりなのだろうか。
虫のことだし考えても仕方ない。本能といわれればそれまでだ。
彼らが鳴く理由は何なのか、鳴いているのか、泣いているのか、僕らにはわからないが、理由は何にしろ、最後の時まで自分の生を全うしようとする姿は美しいと感じた。
人間も見習わなければならない部分である。
僕らも自分達の活動や音楽をアピールしなければいけないという立場だと考えれば、暑い夏の日でも休まず鳴き続ける蝉のように、常に自分を発信し続けていたいものである。
…みたいな感じで、蝉って何を考えて鳴くのだろう?という話を会社で同僚としていたら(同僚とはだいたいこんな感じのくだらない話ばかりしている)、同僚に「そういえば何かで聞いたけど、成虫になった1週間は蝉はドーパミンめちゃめちゃ出てるらしいよ」と教えられた。
…という事は上の死にかけの蝉の感情は
「俺の人生最高だった!キモチイイ~」
が正解ってことか。
なんか聞かなきゃよかったって感じだ。(笑)
以上、棚林でした。
(追記)
セミが気持ちいいって話はどうやら世にも奇妙な物語のネタみたい。
フィクションだった。
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