浦和レッズ対徳島ヴォルティスから見るサッカーの面白さ
2021/4/11、浦和レッズ対徳島ヴォルティスの試合が行われた。。。
この試合はレノファ山口サポーターの僕としても見逃せない一戦だった。。。
な〜んていう固さはとうの昔に牛乳と混ぜてフルーチェくらいの柔らかさにしてあります!
どうもイタチです。
スタートダッシュに完全に失敗しました。
今回は浦和対徳島の分析ということもありまじめに入ろうかと思ったのですが書いてる途中で何も面白くないことに気づいてしまいました。
「この面白くないnote見るくらいだったら秘密のケンミンshow見るわ!」っていう感情がまるでフルーチェのように頭の中で駆け回りました。
ps.秘密のケンミンshowの字面を思い出すために、わざわざ調べました。世界不思議発見でも良かったね。
さて、ここまで全く関係の無い内容でしたが本題に入りたいと思います。
実は僕、フルーチェ食べたことないです!
食べたことない、更には生で見たこともないっていう世界三代珍味くらいのテンションなのに「なんか面白いワード」ってだけで2回も使っちゃってました!(๑˃̵ᴗ˂̵)テヘペロ
たま〜にある「なんか面白いワード」ってあるよね!フルーチェって別に単体で聞くと面白くないんだけど気抜いてるときにふと出て来たら笑っちゃうんですよね!皆さんも「なんか面白いワード」があればコメントなんかで教えてください!
実はここまでは僕の文章に付いてこれるかのテストをしてました。
さあ、ここまで生き残ってくれた方は選ばれし者です。
ここからはようやく、浦和対徳島の分析レポートです!
両チームの基本布陣はこんな感じでした!
赤側の浦和は4-1-4-1、青側の徳島は4-2-3-1でした。
と言ってもこれは単なる初期配置に過ぎません。まず徳島の攻撃時の配置、そして浦和の守備時の配置です。
徳島は右肩上がりでトップ下の渡井選手が左のハーフスペースにズレて5レーンを取る形でした。それに対しての浦和の守備の仕方が少し特徴的でした。
画像を見てもらったらわかる通りインサイドハーフの武田選手が一列前に出て2トップを形成、更に左ウイングの明本選手が一列下がって、5-3-2のような形になっていました。これの狙いとしてもちろん岸本選手がかなり攻撃的な選手なので強度がかなり高い明本選手をマンマーク気味につけて対応したのもありますし、5レーンをしっかり取ってくる相手には5バックでギャップを作らないのが非常に効果的なのでそこの狙いもあったんだと思います。
そして浦和が前からプレスかける時は、
このようにジエゴ選手の所に関根選手が出て行き、2トップがボランチを抑えながらCBに出ていってハメにいってました。
続いて浦和の攻撃時の配置と徳島の守備時の配置です。
浦和はそこまで可変しないのですが、ウイング、サイドバック、インサイドハーフが流動的に動きながら使いたいスペースにポジショニングしていてかなり思考を共有できてるんだなと感じました。(これは徳島にも言えます)
そして徳島は4-4-2で2トップがボランチ抑えながら守備していました。
また、前からプレスかける時は、
このようにCBには2トップ、サイドバックにはウイング、そしてアンカーには鈴木徳真選手が前に出てハメていました。ただ、これによる弊害もあったのでそちらは後ほど説明します。
このようにどちらもビルドアップの形とそれを抑えるプレスの形が準備されていました。
ただ、前半の8分に浦和にアクシデントが起こります。
それは武田選手の負傷です。これにより変わってピッチに入った杉本選手が1トップに入り、元々トップの武藤選手が武田選手がいた所に入りました。
そしてここで早くも徳島がビルドアップ面での修正、もしくは元々対策されてたときのために用意してたのかもしれない形を出してきました。
(この画像からミスで杉本選手と武田選手が変わってます。)
このようにジエゴ選手を高い位置に上げて、そこに鈴木徳真選手を斜めに落として3枚を形成しました。
これにより元々ジエゴ選手を抑える役割の関根選手は、鈴木徳真選手の位置を本来なら抑えなければいけないのですが、自分がマークに付かないといけないジエゴ選手は高い位置にいるのでここに迷いが生じます。
そんな中で徳島が次第にボールを支配できるようになります。12:36からのシーンなんかは浦和の選手がどこに誰がつくのか曖昧になって徳島の最終ラインが余裕持ってるので伊藤の横に縦パス入れられて浦和のピンチになりそうなシーンです。
それなら浦和はこのまま一方的にズルズルいったのかと言われるとそうではありません。給水明けにはもう修正されてました。
このようにしっかり関根を前に出し、更にジエゴの所には西、そして最終ラインが横にスライドしてジョエルには小泉と、しっかりと人を抑えるやり方になってました。
そして先程言った徳島のプレスの弊害が起き出します。
このやり方、一見ハマってるように見えるのですがボランチを1人前に出してる分、残った中盤の周辺がスカスカになってます。そしてトップにはポストプレーが上手い杉本、GKには日本屈指のキックを誇る西川周作。。。
36:45からのシーンは意図的ではないと思われますが岩波が苦し紛れに蹴ったボールが中盤のスカスカのスペースに入ってそこから明本が逆でフリーの西に出せてたら徳島の大ピンチになってたシーンでした。このシーンはもしかするとリカルド監督に何かヒントを与えたシーンなのかもしれません。
そして徳島は後半早々トップの垣田と河田を交代(画像ではミスで垣田のままになってます)、更にCBの鈴木大誠を岩尾に変え、ボランチのジョエルを一列下げました。僕は試合を通してこの意図が分からなかったのですが、
交代した時の気持ちとしては「明本が岸本に引っ張られた時に鈴木大誠が持ち運んだら杉本が付いていってたので明本の手前、画像の赤い丸のスペースでマンパワーで突破できそうなジョエルにして優位に立とうとしたのかな」と思いました。実際にジョエルがそういう立ち位置を頻繁に狙ってしてたわけでは無いのですが、一、二回そこでジョエルが杉本を置き去りにして運ぶシーンがあったのでここを狙ってた可能性もあるな、くらいに思ってます。
ただ、それにより前半よりも徳島の守備の部分が脆くなります。
中盤にジョエルがいたからこそ潰せたみたいなシーンで岩尾だと運動量やフィジカル面でカバーしきれないシーンが増えてしまいます。そして更に浦和もおそらく前半の偶然チャンスになったシーンから、そこのスペースを意図的に狙うようになり、前半だとプレスをハメられて両CBが慌ててたみたいなシーンでもキーパーに戻してから、中盤の広大なスペースにボールを出せば一気に前進できるみたいなシーンが段々増えてきました。
57:00のシーンなんかはまさにそうで藤原が前に出て鈴木徳真も伊藤に出て行きハメきったと思ったら西川に一気にひっくり返されて、また徳島は守備に奔走しなければならないといった感じで。実際にこの浦和のボール保持から得点に繋がるコーナーまでの攻撃にいけてるのでこれが出来たことが勝負を分けたんじゃないかなと思ってます。
ただ失点した後、徳島もまだまだ終わりません。藤原に変えて杉森を投入。単なるフレッシュ交代かなと思っていたら、
このように守備面での修正を行ってきました。今まで藤原は西に付いてジエゴが関根をマークしてましたが、64:02のシーンのように杉森が少し西と関根どちらも見れるような位置にいて、上背のあるジエゴが中盤で競ってボールを跳ね返しました。関根が中に絞ってたので偶然起こったことなのかもしれませんが僕は杉森を上げないようになったので意図して狙ってたと思ってます。
ただ、守備面で改善は出来たのですが71分に徳島にもアクシデント。
かなりこの試合において攻守両方に重要な役割を課せられていた鈴木徳真が負傷し小西と交代します。
なかなか小西が降りたり岩尾が降りたらするんですが得点が入らない徳島、80分には渡井に変えて浜下を投入、右サイドに置き宮代を中央に使いますが、84分には浦和側も柴戸を武藤に変えて投入し、4-2-3-1にシステム変更して更に徳島のプレスをかいくぐります。ここには伊藤を右に落として杉森を釣り出す狙いとかあったのかなとも思いました。
そんなこんなで試合は1-0浦和の勝利でした。
この試合に向けた両チームの準備と試合中の現象への修正が多くてまさに戦術合戦と言える内容、そのなかでもより、細かい所で相手の裏をかいた修正が出来た浦和と、最後の所で攻撃面の効果的な修正が出来なかった徳島という差がついた、ただどちらもキーパーのファインセーブはあって本当にどっちが勝ってもおかしくない試合だったなと思います。
なんといっても試合後のリカルドロドリゲスと甲本コーチが抱き合って甲本コーチが涙したシーンなんかは、去年徳島をよく見ていたというのもあって全く関係ない僕まで泣けてくる、僕にとっては多分、試合内容も最高だし、昇格させてくれた恩師とその教え子の激闘というドラマ性もあり、何年経っても忘れられないシーンになるだろうなと確信しています。
あと、最初は選手の名前はリスペクト込めて、呼び捨てじゃなくて〇〇選手って統一しようと息巻いてたのに途中からめんどくさくなって呼び捨てにしちゃってました。ごめんなさい!
ということで、ここら辺で僕の分析報告は終わらせていただきます。
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最後まで見て頂きありがとうございました!
イタチでした!
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