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大学祭での経験が、いまに生きる。

11月上旬は、大学祭シーズン。

毎年この時期になると、大学祭を思い出す。


母校の大学祭も2年ぶりに、完全予約制で開催されたそうだ。

毎年恒例の一大イベントが元通り、とはいかなくとも戻ってきてくれて嬉しい。


大学祭というと、屋台を出店したり、何か出し物をしたりといった思い出がある人は多いのではないだろうか。


だが私には、そんなキラキラした思い出は、ない(笑)


私は放送部に所属しており、学祭期間中は屋台を回る暇もないくらい、忙しかった。


放送部が何故忙しいのか。

私は学祭期間中、公開ラジオのようなものを作っていた。
そこで主に裏方として、番組を作る責任者であるディレクターの立場を務めた。

時には学祭ライブ前のアーティストを呼ぶ企画や来場者を招いて放送部員と即興セッションで歌ってもらう企画をしたり。また、寄せられたリクエスト曲に応えたりと色んなことをした。

これらの企画を成功に導く為、仲間と協力し準備も数ヶ月前から行うなど、忙しく活動していたのだ。


勿論、かねてからラジオが好きで、ラジオ番組が作りたくて放送部に入部したのだが、それは楽しいことばかりではなかった。
むしろ、しんどい事の方が多かった。
当時は何故こんなハードな部に入ったのか、と何度も後悔したくらい忙しい日々を過ごしていた気がする。


だが今思えば屋台をやったり、ステージに立ったりした人には負けないくらい、良い思い出だ。

お客さんが立ち止まって見て聴いてくれる嬉しさは忘れられないし、リクエスト曲に応えたり、好きな音楽を大学中に響き渡らせたり。本当に楽しかったし、今ならもっと良い企画が作れる自信もある。

そんな企画を先輩や同期、後輩などと行う機会なんて、もう早々ないだろう。忘れ難い思い出だ。


そして今noteで企画を考え、毎日文章を書き続けられているのは、この頃の経験があったからではないかと最近になって思う。

アナウンサーや音響もおらず、発信する手段は変わったが、今も自分が思っていることをnoteで発信している。
あの頃から、今のように考えて書くことが好きだったんだなと気づいた。


大学祭での思い出は人とは違い、屋台を楽しむ余裕もなく、しんどかった。
けれども放送部で素敵な仲間に出会えたこと、そして大学祭での経験は私にとってかけがえのない思い出であり、今に繋がっている。


あの頃は大変だっだが、人生には無駄な経験は1ミリもないんだなと今になって気付かされた。


また来年も、あの頃を思い出すだろうな。

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