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オジサンから見たTikTokの凄さとこの先について

noteを初めてちょうど2年になった。noteから2周年記念のバッチをもらって知りました。Twitterも今月で11年。僕は、1月は何かを始める月らしい。

さて、TikTokも始めたのですが、それは1月ではなく先月の2020年12月です。僕が担当した商品が動画向きな特徴があるのでとりあえずやってみようとアカウントを開設して投稿をはじめました。まだ1ヶ月ちょっとですがまだまだわからないことばかりで日々発見と驚きがあります。そんな中、ちょうどタイミングよく12月16日TikTok for Businessのウェナビーイベントがあったので視聴しました。そこで知った事とこれまで自分が体験したことをここで記録します。

勘違いしていたTikTokの今

TikTokは音楽に合わせて口パクしたり、踊ったりする動画SNSと思っていましたが、今はどんどん変化していました。
2018年・・・ダンス、リップシンク(口パク)
2019年・・・エンタメ、、お笑い、動物、こども
2020年・・・HOW TO、日常(Vlog)、生活情報
と年々投稿の流行も変化している。もちろん、ダンスもリップシンクもまだまだ多いがそでだけではありませんでした。現在、最長1分までの動画時間になっているが、よく1分以内で伝えられているなと感心することが多い。
TikTokはマネタイズを考えると利用年齢層を上げようとしており、TikTok教室というハッシュタグキャンペーンをしたりして年齢層アップの活動を行っているようだ。ちなみに現在では、16-24歳47.7%、25歳以上52.2%と先日のTikTokイベントで話していた。
とは言え、会社の新卒者の女性社員らに「TikTokやっている?」と聞くと「いや、私達の世代じゃないんで・・・」と全員が言っていたのでInstagramに比べるとまだまだ低年齢層が現状なのかなという肌感覚。

みんながクリエイター

自社商品の認知を上げるためとTikTokを知るために始めたが、一番はじめに驚いたことはみんな動画編集が上手い!。そして、それがスマホだけでやっている(たぶん)。TikTokのアプリにはエフェクト(映像加工)があり、それが凄い種類があり、そしてどんどん新しいのが増えている。また、無料の加工アプリもいっぱいあるのでそれを使用して投稿している人も多い。ちょっと前までパソコンじゃないと凝った画像加工ができなかった時代もあったが、もうそんな事をしなくても十分スマホでできるのだ。高価なソフトも技術も不要である。とは言え人気の投稿を見ていると上手に編集しているのだ。
You Tubeの人気投稿者をYouTuberというようにTikTokではクリエイターと呼ぶ。音楽を作る人もいれば、おもしろ動画を作る人も、動画で教えてくれる人もTikTokクリエイターといい、Twitterのように公式マークを付けている。公式マークがなくても多くの人がクリエティブな投稿が多く、どうやって作っているのかと感心するばかりである。みんながクリエイター。昭和時代の僕らは、紙に描いたり、工作をしたりしていたがZ世代と呼ばれる人たちはスマホで映像と音楽を使うクリエイター世代かも知れない。

他のSNSと違う凄さはレコメンド機能

Twitter、Facebook、InstagramとSNSをやっているが、TikTokの特徴でもあり、凄いところはレコメンド機能だ。他のSNSはフォロワー者がメインの発信である。そのためにフォロワーを増やさないといけない。You Tubeを同じで登録者を増やさないとなかなか視聴者は増えない。しかし、TikTokはそのアカウントの好みを独自のアルゴリズムでどんどん配信していく。多くの人はTikTokがレコメンドした動画をどんどん見ていくのだ。15秒、30秒、長くても1分の動画なのでストレスもなくどんどん流し見をする。僕が登録したばかりでフォロワーがない時の投稿でも再生回数は1日で400を超え、同時に行ったInstagramのリール動画の4倍だった。ちなみにInstagramのフォロワーは200ちょっと。
TikTokアプリのホームにあたるポジションは「レコメンド」であり、まずはレコメンドを見るようになっている。だから、TikTokをやっている人は逆にハッシュタグで検索する人は少ない。そういうわけでTik Tokはフォロワーが少なくても独自のアルゴリズム(計算方法)でフォロワー数関係なくレコメンドしてくれる可能性があるのだ。Tik Tok側も言っていたがこれが一番の強みである。

情報過多な時代に無目的の情報発信ができるTikTok

Facebookは友人・知人からの情報、Twitterはフォロワー中心の情報がどんどん流れていく、Instagramは同じ関心事、世界観で繋がり、ハッシュタグ文化という各種SNSから入る情報は特徴があります。僕は、友人がFacebookでオススメした本を購入する事は結構あるし、Twitterから入る「今」の情報を知ろうとするし、Instagramのハッシュタグで検索してランチをするお店を決めることが多い。これまで、グーグルやSNSで検索するという目的を持つ能動的な情報を収集してきたが、TikTokは検索するのではく、あくまでもTikTokがレコメンドした投稿を見る機会が多いので、受動的がメインのSNSである。それでも、興味ない投稿ならサッとスクロールすればいいし、広告のストレスもないのでずっと見てられるのである。まったく繋がっていない知らない投稿者なのに。こんな情報過多な時代に無目的に見るのがTikTokである。うちの女子社員でTikTokを見ている人がいるのだが、「見だすと2-3時間見ちゃうので寝不足になるからヤバい」と言っていたが、それぐらい見る側を飽きさせないレコメンド機能と思われる。

見る側も投稿する側も続くように仕掛けるTikTok

また、TikTokの良いところは、いろんなエフェクト(画像加工)を増やしてコレを使って投稿してみたいと思わせたり、ハッシュタグキャンペーンを仕掛けて投稿ネタを提供している。これまでのSNSはやっていくうちに「投稿するネタがない」とやめていくというパターンだが、ネタ不足や動画投稿というハードルを感じさせないように仕掛けている。もちろん、視聴だけのアカウント者も結構いますが動画SNSの中では一番ハードルが低い。

2021年EC連携を強化するTikTok

12月で視聴したイベントで2021年はECを強化すると話していた。現在は購入になる動線はない。TikTokの広告はあるが、クリエイターたちの投稿のような内容が多いのであまり広告だと気づかない。また、You Tubeのように広告を視聴する制限もないのでストレスはないのが特徴。そこでTikTokの特徴であるレコメンド機能で多くの人に配信は可能であるのであとはそこから直結した購入動線があれば企業側は嬉しいのだ。

先日投稿したヤツが再生回数3万8千回を超えた。いいねも800を超えた。ちなみにフォロワーは38である。ちなみにこれまでは再生回数200-600台であり、いいねも10もない。いろいろ実験的に投稿しているが、なぜこの投稿だけそうなったのかは良くわかっていない。選曲だったり、人気のハッシュタグだったり、投稿時間だったりと考えられることはあるが、同じように次にやってもそうならない。まあ、そう簡単にわかるならみんなやっているよね。笑

2021年はSNSから直購入のフェーズ?!

SNSの普及でUGC(SNSからの口コミ)によって認知から購入になっていたのが、SNSから直接購入に時代になってきた。SNSの投稿で知った商品やサービスを知り、それを検索して購入するのではなく、SNSで知り、欲しいと思ったらその場で購入する。TikTokも独自のレコメンド機能で無目的の人に配信し、購入に繋げられたら・・・それは凄いことである。Amazonで商品を販売していますが、Amazonの場合、検索に表示されなければ商品は無いのと同じ(存在しない)のである。という事でオジサンは50歳を超えてTikTokをはじめました。



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